山之介です。
9月21日(月)、「斜里岳」へアタックの日です。
この日も朝4時起床、菓子パン食べて洗顔など身支度終了。
網走市内のホテルから清里町へ約77km移動します。
網走市内の海岸線から朝日が昇ってくるのが見えました。
昨日までの雨は上がって今日は晴天が期待できます。
「小清水原生園」越しに見えた「斜里岳」。
ひたすらまっすぐな国道を直進します。
清里町を過ぎて林道に入ると登山口のある「清岳荘」まではあと8km。
6:00 「清岳荘」の駐車場に到着。かなりの数の車がすでに止まっていました。
出発前に「清岳荘」にお邪魔してバッジを購入。
女将さんに「斜里岳」の「ヒグマ」情報を確認します。
「『斜里岳』にももちろん『ヒグマ』はいますが、今年はまだ出没した話を聞いていません。」
だそうで一安心。
登山届を記入して6:15出発。約5分林の中を歩くと
すぐに林道に出ます。
この林道を鈴を鳴らしながら15分ほど歩くと「斜里岳道立自然公園」。
空はすでに明るく、しかも青空が広がっています。これは期待できますね。
ここが登山口。
沢に沿って歩き出します。
標高は670mにもかかわらず、もう紅葉し始めています。
「斜里岳」の新道は沢登りや渡渉で有名です。一体何回渡渉するんでしょうね?
はい、すぐに1回目の渡渉。
2回目。
沢の端を伝って
3回目の渡渉。スタートしたばかりのこの頃は、自然と6~7人が集団となって歩いていました。
4回目の渡渉。
この女性の方はご夫婦で東京から来られた方なのですが、なぜかこの女性とは山頂までほとんど一緒に歩くことになります。
ご主人は少し遅れて歩いていらっしゃったようでした。
5回目の渡渉。最初はみなさんまだ笑顔があります。
6回目。
7回目の飛び石はほとんど水の中。昨日までの雨の影響で水量はかなり増えているとの事でした。
濡れた岩をへつって
8回目の渡渉。岩は赤くなっていますがコケではありません。鉄分を多く含んでいるからです。
9回目の渡渉を終えると
「仙人洞」に到着。
10回目の渡渉。この頃は山之介が集団の先頭を歩いて渡渉ポイントを決めている状態でした。
岩の陰にひっそりと咲いていた「ダイモンジソウ」。珍しいですね。
11回目はピンクリボンを目印に。
12回目は赤矢印を目印に。
ここからは薄い石の道を少し上ると
7:00 「下二股」に到着。
ここで水分補給してTシャツ、短パン姿に変更。
5分休憩して出発、最後尾となりました。
少し歩くと「下二股」の分岐。右に行けば新道、左に行けば沢登りの旧道です。
正直、沢登りはあまりしたくなかったのですが、東京さんのご主人以外は皆、沢登りを選択されたので山之介もチャレンジしてみる事にしました。
あのガスの奥に山頂があるようです。
ここからはいくつかの滝を見ながら登って行く事になります。
最初の滝は「水蓮の滝」。
かわいらしい滝でした。
足元にはお花が。何の花かな?
林の中を歩いて
次に現れたのは「三重の滝」。
高さはそれほどでもないのですが水の勢いはありました。
そして豪快な「羽衣の滝」。
ここで写真を撮っている時に誤ってカメラを川に落としてしまいました。
その時は何事もなく動いていたのですが後々誤動作を繰り返す事になりました。
「羽衣の滝」の左を登って行きます。
結構な角度でしょ。濡れていても滑る様な岩場ではありませんでした。
13回目の渡渉で滝の反対側に渡ります。
右側の岩場の方が滑りやすかったです、足掛かりが少なくて。
時々後ろを振り向くと清里の町並みがはっきと見えました。
滝の上部で14回目の渡渉があるようです。
滝の下までは結構な高さがあります。登っている時は気づかないんですが、立ち止まるとこんな景色も見えてしまいます。
これが最後の山場、いや滝場、
最大級の滝「万丈の滝」です。
この滝の右側をロープを伝って登って行きます。
滝の上部で渡渉があるのでしょうか?右から左に人が移動して行くのが見えました。
足元に注意しながらもお花があれば撮影します。「トリカブト」。
滝の上部に来てみれば渡渉ではなく斜面を移動します。
これが結構スリリング。
そして15回目の渡渉後
今度は左の斜面を登って行きます。
これは「見晴の滝」。
確かに今までとは違って視界が開けて来ました。
この上には「七重の滝」。
段々になっています。
一休みして空を見上げると真っ青。頂上に着くまでこの天気が続いてくれますように。
「竜神の滝」
そのすぐ隣には最大級の滝が待っていました。
このあたりからカメラに浸水した影響で電源を入れるとズームレンズが勝手に「ウィ~ン、ウィ~ン」。
内部が乾くまではまともに動いてくれそうにありません。
ここも滝の左側を登っていきます。
水流が強く水しぶきは結構かかります。
滑りやすい滝ではないので水に濡れないように無理して遠くの足場を選ぶくらいなら、まだ水に濡れるのを覚悟して近場に足を置いた方が安全です。
水に濡れても冷たいだけですが、滑り落ちれば大変な事故になりますからね。
しかしここは少し寒かった。Tシャツ、短パン姿の影響もあるんでしょうが、気温は13℃くらいでしたよ。
スタート直後は16℃くらいありましたけれどね。
次第に水量が少なくなったところで右に移り、
この先はもう小川状態。
ここから先は渡渉なのか小川を歩いているのか区別も付きません。
と言う事で渡渉は15回でした。
ここで写真を撮っていると思わぬ人に出会いました。
この緑のザックの方は昨日の「羅臼岳」の山頂直下で先を歩いていた方。
「昨日、羅臼の山頂で一緒でしたよねー。」と声を掛けると
「ああ、山頂で変な格好で写真を撮っていた人ね。」
と、言われてしまいました。
実はこの方、この「斜里岳」で「100名山達成」なのだそうです。
今年は「100名山達成」の瞬間の方に出会えたのはこれで3組目かな?
そしてここが「上二股」の分岐。
新道を登ってくればここで合流となります。
この先は小川と離れて紅葉を楽しみながら登る事が出来ました。
左手の稜線の向こうに山頂があるようです。
その稜線に上がるには、この写真の左側に見える鞍部「馬の背」から登って行く事になります。
晴天に見舞われたここでの気温は18℃。
直射日光の影響もあって20℃以上に感じられます。
汗ばむ陽気の中、Tシャツ、短パン姿はベストマッチングでした。
周囲の木々は黄葉。
紅葉で華を添えてくれています。
山頂のちょうど真後ろにそびえる「南斜里岳」。
山頂まではまだ1時間以上はありそうですが
登って来た方向の絶景を見たり
足元の「キリンソウ」などが迎えてくれれば気になりません。
なんてったて「ヒグマ」にも遭いませんでしたから。
さあ、この先「馬の背」までは「胸突八丁」を頑張って登ります。
「斜里岳(登頂編)」に続きます。
山之介
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9月21日(月)、「斜里岳」へアタックの日です。
この日も朝4時起床、菓子パン食べて洗顔など身支度終了。
網走市内のホテルから清里町へ約77km移動します。
網走市内の海岸線から朝日が昇ってくるのが見えました。
昨日までの雨は上がって今日は晴天が期待できます。
「小清水原生園」越しに見えた「斜里岳」。
ひたすらまっすぐな国道を直進します。
清里町を過ぎて林道に入ると登山口のある「清岳荘」まではあと8km。
6:00 「清岳荘」の駐車場に到着。かなりの数の車がすでに止まっていました。
出発前に「清岳荘」にお邪魔してバッジを購入。
女将さんに「斜里岳」の「ヒグマ」情報を確認します。
「『斜里岳』にももちろん『ヒグマ』はいますが、今年はまだ出没した話を聞いていません。」
だそうで一安心。
登山届を記入して6:15出発。約5分林の中を歩くと
すぐに林道に出ます。
この林道を鈴を鳴らしながら15分ほど歩くと「斜里岳道立自然公園」。
空はすでに明るく、しかも青空が広がっています。これは期待できますね。
ここが登山口。
沢に沿って歩き出します。
標高は670mにもかかわらず、もう紅葉し始めています。
「斜里岳」の新道は沢登りや渡渉で有名です。一体何回渡渉するんでしょうね?
はい、すぐに1回目の渡渉。
2回目。
沢の端を伝って
3回目の渡渉。スタートしたばかりのこの頃は、自然と6~7人が集団となって歩いていました。
4回目の渡渉。
この女性の方はご夫婦で東京から来られた方なのですが、なぜかこの女性とは山頂までほとんど一緒に歩くことになります。
ご主人は少し遅れて歩いていらっしゃったようでした。
5回目の渡渉。最初はみなさんまだ笑顔があります。
6回目。
7回目の飛び石はほとんど水の中。昨日までの雨の影響で水量はかなり増えているとの事でした。
濡れた岩をへつって
8回目の渡渉。岩は赤くなっていますがコケではありません。鉄分を多く含んでいるからです。
9回目の渡渉を終えると
「仙人洞」に到着。
10回目の渡渉。この頃は山之介が集団の先頭を歩いて渡渉ポイントを決めている状態でした。
岩の陰にひっそりと咲いていた「ダイモンジソウ」。珍しいですね。
11回目はピンクリボンを目印に。
12回目は赤矢印を目印に。
ここからは薄い石の道を少し上ると
7:00 「下二股」に到着。
ここで水分補給してTシャツ、短パン姿に変更。
5分休憩して出発、最後尾となりました。
少し歩くと「下二股」の分岐。右に行けば新道、左に行けば沢登りの旧道です。
正直、沢登りはあまりしたくなかったのですが、東京さんのご主人以外は皆、沢登りを選択されたので山之介もチャレンジしてみる事にしました。
あのガスの奥に山頂があるようです。
ここからはいくつかの滝を見ながら登って行く事になります。
最初の滝は「水蓮の滝」。
かわいらしい滝でした。
足元にはお花が。何の花かな?
林の中を歩いて
次に現れたのは「三重の滝」。
高さはそれほどでもないのですが水の勢いはありました。
そして豪快な「羽衣の滝」。
ここで写真を撮っている時に誤ってカメラを川に落としてしまいました。
その時は何事もなく動いていたのですが後々誤動作を繰り返す事になりました。
「羽衣の滝」の左を登って行きます。
結構な角度でしょ。濡れていても滑る様な岩場ではありませんでした。
13回目の渡渉で滝の反対側に渡ります。
右側の岩場の方が滑りやすかったです、足掛かりが少なくて。
時々後ろを振り向くと清里の町並みがはっきと見えました。
滝の上部で14回目の渡渉があるようです。
滝の下までは結構な高さがあります。登っている時は気づかないんですが、立ち止まるとこんな景色も見えてしまいます。
これが最後の山場、いや滝場、
最大級の滝「万丈の滝」です。
この滝の右側をロープを伝って登って行きます。
滝の上部で渡渉があるのでしょうか?右から左に人が移動して行くのが見えました。
足元に注意しながらもお花があれば撮影します。「トリカブト」。
滝の上部に来てみれば渡渉ではなく斜面を移動します。
これが結構スリリング。
そして15回目の渡渉後
今度は左の斜面を登って行きます。
これは「見晴の滝」。
確かに今までとは違って視界が開けて来ました。
この上には「七重の滝」。
段々になっています。
一休みして空を見上げると真っ青。頂上に着くまでこの天気が続いてくれますように。
「竜神の滝」
そのすぐ隣には最大級の滝が待っていました。
このあたりからカメラに浸水した影響で電源を入れるとズームレンズが勝手に「ウィ~ン、ウィ~ン」。
内部が乾くまではまともに動いてくれそうにありません。
ここも滝の左側を登っていきます。
水流が強く水しぶきは結構かかります。
滑りやすい滝ではないので水に濡れないように無理して遠くの足場を選ぶくらいなら、まだ水に濡れるのを覚悟して近場に足を置いた方が安全です。
水に濡れても冷たいだけですが、滑り落ちれば大変な事故になりますからね。
しかしここは少し寒かった。Tシャツ、短パン姿の影響もあるんでしょうが、気温は13℃くらいでしたよ。
スタート直後は16℃くらいありましたけれどね。
次第に水量が少なくなったところで右に移り、
この先はもう小川状態。
ここから先は渡渉なのか小川を歩いているのか区別も付きません。
と言う事で渡渉は15回でした。
ここで写真を撮っていると思わぬ人に出会いました。
この緑のザックの方は昨日の「羅臼岳」の山頂直下で先を歩いていた方。
「昨日、羅臼の山頂で一緒でしたよねー。」と声を掛けると
「ああ、山頂で変な格好で写真を撮っていた人ね。」
と、言われてしまいました。
実はこの方、この「斜里岳」で「100名山達成」なのだそうです。
今年は「100名山達成」の瞬間の方に出会えたのはこれで3組目かな?
そしてここが「上二股」の分岐。
新道を登ってくればここで合流となります。
この先は小川と離れて紅葉を楽しみながら登る事が出来ました。
左手の稜線の向こうに山頂があるようです。
その稜線に上がるには、この写真の左側に見える鞍部「馬の背」から登って行く事になります。
晴天に見舞われたここでの気温は18℃。
直射日光の影響もあって20℃以上に感じられます。
汗ばむ陽気の中、Tシャツ、短パン姿はベストマッチングでした。
周囲の木々は黄葉。
紅葉で華を添えてくれています。
山頂のちょうど真後ろにそびえる「南斜里岳」。
山頂まではまだ1時間以上はありそうですが
登って来た方向の絶景を見たり
足元の「キリンソウ」などが迎えてくれれば気になりません。
なんてったて「ヒグマ」にも遭いませんでしたから。
さあ、この先「馬の背」までは「胸突八丁」を頑張って登ります。
「斜里岳(登頂編)」に続きます。
山之介
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