山之介です。
5月29日(日)、「富山市猪谷」にある「唐堀山」に登って来ました。
朝5:00に起床。5:30に出発すると、景色は濃霧に包まれて真っ白。
最近朝の濃霧が多くなっている気がします。
駐車場に到着すると先客は車2台のみ。多分この人達は渓流釣りの人だな。
神通川の橋を渡りながら右に平行する「JR高山線」。
毎回、「加賀澤トンネル」の入口から550mの所にある非常口から外に出ます。
こんな所から登山口にアプローチするのはこの山だけだろう。
上を走っているのが「JR高山線」、この奥に登山口があります。7:30出発。
ここから山頂までは昨年の山行と同じなので詳しく見たい方は → 唐堀山2015
登山口から一定の急勾配(約8°くらい?)をずっと登り続けるので、苦しくてしょうがない。
九十九折りに登って行くとは言え、毎年ここを登るたびに体力の衰えを感じてしまう。
スタートから約1時間後の第1鉄塔が休憩に適しているんだけど、45分登って倒木があるここでいつもダウンして休憩してしまう。
杉林を過ぎたらブナ林。
こんな平坦な所はここしかない、ほとんど登り、登りの一本調子で標高差889mを登って行く。
コースタイム1時間の所、15分ほど遅れて第1鉄塔に到着。
ここは日陰が無いから暑いや。
今日の予想最高気温は28℃。
この時の気温は日陰で22℃、湿度70%程。
陽当り良好な場所では気温は一気に28℃位まで上昇。
不思議とこの山は山野草が少なく、今の時期ではどこでも見られる「ショウジョウバカマ」、「イワウチワ」、「イワカガミ」など一切見る事が無い。
見かけたのはこれくらい。「ニガナ」かな?
第2鉄塔までは15分くらい。
第1鉄塔からコースタイム40分で第3鉄塔となる。ここでもコースタイムから5分ほど遅れて到着。
ここは尾根伝いに4本の鉄塔を繋ぐように登って行く。
日陰を探して15分くらい休憩。
第3鉄塔からは日当たりが良くなり暑い中、ヘロヘロになって第4鉄塔に到着。
もうダメだ~。
暑いし、キツイ。
ここだけ展望が良くて天気の良い日には北アルプスが見渡せる。
「剱岳」と「立山」。
その右に「薬師岳」。
ずい分雪が無くなっているのが分かる。
このさらに右に「黒部五郎岳」があるんだけど、写しそびれてしまった。
最初はこの山々がどこの山か全然分からなかった。
方角的に「金剛堂山」、「白木峰」の「利賀村」あたりを向いているんだと思っていた。
まさか南東の方角を見ていたとは・・・。
ここでは景色を見ながら5分程休憩して出発。
ここから後35分くらい登って山頂に着く事になる。
ブナ林に入ると階段地獄が待っている。
階段を登り続けると「大腿四頭筋」の始まりの膝頭の上あたりが辛くなって来る。
かと言って「浅間山」のガレバの様な坂を登り続ければ「ふくらはぎ」が悲鳴を上げてしまう。
「やっぱり重力に逆らわず平坦な場所を歩くのが一番だな」なんて考えながら登っていると、再び杉林になって来た。
ここの杉林に来れば、あとはもう20分くらい。
次第に傾斜がゆるくなり笹薮が多くなって来る。
足元にはかなり伸びた「ネマガリダケ」が。何だか嫌な予感。
笹薮から山頂まで2ヶ所T字の分岐があるけど、そこは右へ、右へと曲がって行く。
間違って左に行くとどこか知らない場所に行っちゃうからね~、気を付けて。
登山道の両側に笹薮が出て来れば山頂はもうすぐ。
三角点のある場所が山頂。コースタイム2時間30分の所、3時間ちょうどの10:30到着。
すぐ左上の木を仰ぐと手作りの山頂の標識に気付くはず。
ここからあと5分がんばってヘリポートを目指します。
山頂付近はまっ平だけど笹薮の丈が高いから、方角が分からない時は山頂の鉄塔を目印にするといいかもね。
ここがヘリポート。
到着時には先客6人。
岐阜方面から登って来たらしい。
正確には「八尾町桐谷」の「久婦須ダム」あたりに登山口があるようだ。
冷たい水を飲んで体を冷やして休憩したら、笹薮に入って「ススダケ」採り。
さっきの予感通り、今年は不作なのか?もう採られているのか?暖冬で成長して伸びているのか全然見つからない。
多分この日は日曜だから、前日の土曜に入った人にかなり採られた感がある。
「ススダケ」の折れ口が新しかったからね。
1時間探し回ってこれだけ。40~50本ほど。
去年の半分だ。
この位の太くて短いのは少なくて、あとはほとんどもっと細いのか、伸びきってしまった物ばかり。
それでは恒例の焼き「ススダケ」。
焦げ目が付いたくらいで皮をむいていくとホクホクの「ススダケ」。
朝コンビニで買ったおにぎりを車の中に忘れて来たのでお昼はあとこれのみ。
「一平ちゃん わさびマヨネーズ焼きそば」
朝の濃霧とはうらはら。ヘリポートには日陰が無いので携帯用の傘で日陰を作ってしばし休憩。
普通は昼ご飯を食べたらもう一回「ススダケ」を採りに藪に入るんだけど、今回はもういいや。
12:40下山開始。
今日のいで立ちはこんなの。熱いから「菅笠」着用。
山頂付近で見つけた。「ツバメオモト」かな?
写真では傾斜が分かりにくいけど、よくこんな急傾斜を登って来たよ。
梢の隙間から麓の「神通川」が見えた。
近いようですっげー遠いんだよ。かなりズームで写しているからね。
第4鉄塔まで下りて来た。
さっきの「神通川」はこのくらい下に流れている。
下の方に第3~第1鉄塔が並んでいるのが見えた。遠いねぇ~。
登って来た尾根。かなり急だわ。
振り返って仰ぎ見ると第4鉄塔とその先の階段地獄へ通じる山が見える。
足元に咲いていた「ツツジ」。
わずか身の丈5cmの木なのに花を咲かせている。
自然の力強い生命力を見せつけられた気がした。
山頂から第3鉄塔までコースタイム40分の所、30分で到着。
今回も生き返らせてくれる「凍らせちゃん」。
1本でも充分だけど、2本持って来たからね。安心だ。
ここから登山口までは残り70分。
下りは得意だから多分50分で下りられると思うけれど、今回このあたりからの下りで膝が笑い出した。
山で膝が笑うって初めてだわ。
いかに筋力が劣って来たか実感出来る。
こんなんでアルプス縦走大丈夫かなぁ?
それでも14:30 無事下山完了。
登山口のスタート地点に1ヶ所だけ湧水が汲める場所がある。
この山はここ以外水場はないから、登られる方は気を付けてね。
帰る途中に「楽今日館(610円)」で汗を洗って帰路に着きました。
春の山菜採りはこの「唐堀山」で「ススダケ」を採って終了。
また来年。
山之介
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5月29日(日)、「富山市猪谷」にある「唐堀山」に登って来ました。
朝5:00に起床。5:30に出発すると、景色は濃霧に包まれて真っ白。
最近朝の濃霧が多くなっている気がします。
駐車場に到着すると先客は車2台のみ。多分この人達は渓流釣りの人だな。
神通川の橋を渡りながら右に平行する「JR高山線」。
毎回、「加賀澤トンネル」の入口から550mの所にある非常口から外に出ます。
こんな所から登山口にアプローチするのはこの山だけだろう。
上を走っているのが「JR高山線」、この奥に登山口があります。7:30出発。
ここから山頂までは昨年の山行と同じなので詳しく見たい方は → 唐堀山2015
登山口から一定の急勾配(約8°くらい?)をずっと登り続けるので、苦しくてしょうがない。
九十九折りに登って行くとは言え、毎年ここを登るたびに体力の衰えを感じてしまう。
スタートから約1時間後の第1鉄塔が休憩に適しているんだけど、45分登って倒木があるここでいつもダウンして休憩してしまう。
杉林を過ぎたらブナ林。
こんな平坦な所はここしかない、ほとんど登り、登りの一本調子で標高差889mを登って行く。
コースタイム1時間の所、15分ほど遅れて第1鉄塔に到着。
ここは日陰が無いから暑いや。
今日の予想最高気温は28℃。
この時の気温は日陰で22℃、湿度70%程。
陽当り良好な場所では気温は一気に28℃位まで上昇。
不思議とこの山は山野草が少なく、今の時期ではどこでも見られる「ショウジョウバカマ」、「イワウチワ」、「イワカガミ」など一切見る事が無い。
見かけたのはこれくらい。「ニガナ」かな?
第2鉄塔までは15分くらい。
第1鉄塔からコースタイム40分で第3鉄塔となる。ここでもコースタイムから5分ほど遅れて到着。
ここは尾根伝いに4本の鉄塔を繋ぐように登って行く。
日陰を探して15分くらい休憩。
第3鉄塔からは日当たりが良くなり暑い中、ヘロヘロになって第4鉄塔に到着。
もうダメだ~。
暑いし、キツイ。
ここだけ展望が良くて天気の良い日には北アルプスが見渡せる。
「剱岳」と「立山」。
その右に「薬師岳」。
ずい分雪が無くなっているのが分かる。
このさらに右に「黒部五郎岳」があるんだけど、写しそびれてしまった。
最初はこの山々がどこの山か全然分からなかった。
方角的に「金剛堂山」、「白木峰」の「利賀村」あたりを向いているんだと思っていた。
まさか南東の方角を見ていたとは・・・。
ここでは景色を見ながら5分程休憩して出発。
ここから後35分くらい登って山頂に着く事になる。
ブナ林に入ると階段地獄が待っている。
階段を登り続けると「大腿四頭筋」の始まりの膝頭の上あたりが辛くなって来る。
かと言って「浅間山」のガレバの様な坂を登り続ければ「ふくらはぎ」が悲鳴を上げてしまう。
「やっぱり重力に逆らわず平坦な場所を歩くのが一番だな」なんて考えながら登っていると、再び杉林になって来た。
ここの杉林に来れば、あとはもう20分くらい。
次第に傾斜がゆるくなり笹薮が多くなって来る。
足元にはかなり伸びた「ネマガリダケ」が。何だか嫌な予感。
笹薮から山頂まで2ヶ所T字の分岐があるけど、そこは右へ、右へと曲がって行く。
間違って左に行くとどこか知らない場所に行っちゃうからね~、気を付けて。
登山道の両側に笹薮が出て来れば山頂はもうすぐ。
三角点のある場所が山頂。コースタイム2時間30分の所、3時間ちょうどの10:30到着。
すぐ左上の木を仰ぐと手作りの山頂の標識に気付くはず。
ここからあと5分がんばってヘリポートを目指します。
山頂付近はまっ平だけど笹薮の丈が高いから、方角が分からない時は山頂の鉄塔を目印にするといいかもね。
ここがヘリポート。
到着時には先客6人。
岐阜方面から登って来たらしい。
正確には「八尾町桐谷」の「久婦須ダム」あたりに登山口があるようだ。
冷たい水を飲んで体を冷やして休憩したら、笹薮に入って「ススダケ」採り。
さっきの予感通り、今年は不作なのか?もう採られているのか?暖冬で成長して伸びているのか全然見つからない。
多分この日は日曜だから、前日の土曜に入った人にかなり採られた感がある。
「ススダケ」の折れ口が新しかったからね。
1時間探し回ってこれだけ。40~50本ほど。
去年の半分だ。
この位の太くて短いのは少なくて、あとはほとんどもっと細いのか、伸びきってしまった物ばかり。
それでは恒例の焼き「ススダケ」。
焦げ目が付いたくらいで皮をむいていくとホクホクの「ススダケ」。
朝コンビニで買ったおにぎりを車の中に忘れて来たのでお昼はあとこれのみ。
「一平ちゃん わさびマヨネーズ焼きそば」
朝の濃霧とはうらはら。ヘリポートには日陰が無いので携帯用の傘で日陰を作ってしばし休憩。
普通は昼ご飯を食べたらもう一回「ススダケ」を採りに藪に入るんだけど、今回はもういいや。
12:40下山開始。
今日のいで立ちはこんなの。熱いから「菅笠」着用。
山頂付近で見つけた。「ツバメオモト」かな?
写真では傾斜が分かりにくいけど、よくこんな急傾斜を登って来たよ。
梢の隙間から麓の「神通川」が見えた。
近いようですっげー遠いんだよ。かなりズームで写しているからね。
第4鉄塔まで下りて来た。
さっきの「神通川」はこのくらい下に流れている。
下の方に第3~第1鉄塔が並んでいるのが見えた。遠いねぇ~。
登って来た尾根。かなり急だわ。
振り返って仰ぎ見ると第4鉄塔とその先の階段地獄へ通じる山が見える。
足元に咲いていた「ツツジ」。
わずか身の丈5cmの木なのに花を咲かせている。
自然の力強い生命力を見せつけられた気がした。
山頂から第3鉄塔までコースタイム40分の所、30分で到着。
今回も生き返らせてくれる「凍らせちゃん」。
1本でも充分だけど、2本持って来たからね。安心だ。
ここから登山口までは残り70分。
下りは得意だから多分50分で下りられると思うけれど、今回このあたりからの下りで膝が笑い出した。
山で膝が笑うって初めてだわ。
いかに筋力が劣って来たか実感出来る。
こんなんでアルプス縦走大丈夫かなぁ?
それでも14:30 無事下山完了。
登山口のスタート地点に1ヶ所だけ湧水が汲める場所がある。
この山はここ以外水場はないから、登られる方は気を付けてね。
帰る途中に「楽今日館(610円)」で汗を洗って帰路に着きました。
春の山菜採りはこの「唐堀山」で「ススダケ」を採って終了。
また来年。
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