神麗 魂の 導き神
 宇宙総帥アリヒト

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今回のご相談者は大分県にお住いの60代、女性の方である。



 

別にこれと云ってそれ程大した問題はないと云う。



 

しいて言えば、ちょっと家庭のことでゴタゴタが続いている、と。



 

そのゴタゴタの原因とは、常にご主人の浮気等だと云う。



 

しかし、まだこれだけではないような気がする。



 

私には云えない何か心に秘めたものがあるのではないだろうか。



 

と色々詮索するよりも、憑いているものを私の中に呼び込み憑いた経緯を訊けば簡単に解決することだ。



 

と云う事で、いつものように私と前世の因縁、怨霊との一人二役会話劇場の開幕だ。



 

おっと、さて今回は何に化けようかな?



 

いや、ホント私は怨霊に対しては何にでも化けることができるのだ。



 

だから、一人二役で喋った後日、ここに改めて録音されたものを記載していると面白くなって思わず笑ってしまう。



 

故に、何かに化けて怨霊を騙すのがやめられなくなってしまった。



 

いやいや、私が怨霊をダマすと、なぜダマすのですか?




 

とここを読まれている方々にとっては疑問を抱かれるかと思われるが、実は私が怨霊を脅して震え上がらせているのは、これまで罪のない女性にとり憑き好き放題した罰を与えていると云う部分も多少あるとお考え頂きたい。




 

「晴海美佐子(仮名)入って来い!」



 

とご相談者のお名前を呼び憑いている怨霊を私の中に呼び込む。



 

すると、お名前を呼び終えると同時に私の中に入っていた。



 

しかし、これはいつも不思議に思うことだが、なぜ何処に居るやも得体の知れないモノが瞬時に私の呼びかけに応じて来れるのだろうか?



 

これには、当の本人もビックリだ!



 

「・・・・・?」



 

「お前、返事をしないととり憑くぞ!」



 

「ナ、ナナナナニナニナニ!」




 

「とり憑くと云ったのだ!」



 

「ヒヤー!チョチョット待て!チョッチョットマテー!」



 

「ちょっと待ってくれではない!お前は晴海美佐子にとり憑いているヤツなのかー」



 

「とりついて?て、お前突然とり憑いてて失礼ではないか?」



 

「失礼だとかいうが、お前こそ人間にとり憑いて失礼だとは思わないのか?」



 

「そっんなこと、しかし、お前、何ものかとり憑くとか?不気味なことを云って」



 

「ワシヤのうーアリじゃー」



 

「ハア~アリ?アリアリ?アリとはあのう地面を這うやつか?」



 

「そうじゃー地面を這うアリじゃー」



 

「そ、そんなアリが、、、なんとバカな!お前、踏み潰すぞ!」



 

「そうか、ならお前の頬っぺたを齧ってやる!ほらー」



 

「イイ、イタ!!!ア、イテイテイテイテ!ヤヤヤメテヤメテ!ヤヤヤヤヤ、ホントにホントに頬っぺたを、か、噛みつかれた!」



 

「お前、頬っぺたを噛みつかれたと云うが、ちゃんと首はあるのか?」




 

「首は?ああ、いていてー」



 

「お前、今アリのワシをバカにしたなー」



 

「そ、そんなアリがアリが、取り憑くなんかそんなこと世の中にあり得んからビックリしたんですよ」



 

「だったら今度はお前の鼻に噛みついてやる!ほら」



 

「あ!イテイテイテイテーヤヤヤヤーヤメテクダサイヤメテクダサイ!あ、あなたホントにアリ様でございますか?」



 

とうとう、アリに様を付けて来た。



 

これ、本当に人間を不幸のどん底に落とす怨霊のビックリしている様なのだ。



 

「そうじゃー。今お前の居るところにいっぱい木があるだろう。その木に登ってお前のことをじっと見ていたのだ」



 

「ええ!木から視ていた?ああ、アリ様と云ったら小っちゃい頃、木の道を這っていたあのアリでしょうか?」



 

「そうじゃー。その中でもワシは神なのだ」



 

「ああ、アリにアリに神様??????そんなバカな!」



 

「お前、バカななどと云ったなー」



 

「バカなバカなバカな」



 

「お前、バカなどと云ったから耳を噛むぞ」



 

「イーイタイタイイタイ!ヤヤヤヤヤヤ、アーヤメテヤメテヤメテ」



 

「お前、まだバカななどと云うのか?」



 

「イエ!そんなそんなアリの神様?アリの神様?あ、ありの神様申し訳ございません」



 

とうとう蟻の神様と云ったことを信用したようだ。



 

「お前、信用するのか?」



 

「し、信用します」



 

「もし、信用しないのなら今度は鼻の中にはいるぞ」



 

「ややや、やめてくださいやめてください。そんなバカな!ヤメテクダサイ」




 

「よし、ではやめてやる。しかし、これからワシの云う事を訊け!分かったか」




 

「わ、分かりました分かりました。なんでも、なんでもアリの神様おっしゃってください。今から全部喋りますから」




 

「お前がこの晴海美佐子に憑いた理由と、お前の前世を云うがいい」



 

「私、侍でございました」



 

「侍か」



 

「さようでございます」



 

「では、晴海美佐子は何をしていたのだ?」



 

「これは、私の女房でございました」



 

「お前の女房だったのか」



 

「さようでございます」



 

「では、お前の女房ならこの美佐子の性格は良く知っているのだろうなー」




 

「セイカクでございますか?」



 

「そうだ」



 

「性格は良く存じでおります」



 

性格を訊くのは、間違いなくこの怨霊が前世の夫である、と同時にご相談者に憑いている怨霊に間違いないとご相談者にお認めになって頂くため。



 

「では、その性格を云うがいい。お前が性格を間違いなく言えたら、お前が前世の夫だと認めてやる。もし、嘘を云ったら今度は目の中に入るぞ!」




 

「いえいえ、目の中に入るなど、そんな怖いことを云わないでください。あーしかし、アリにも神様が居るとはビックリしました」



 

「そうじゃー。だからむやみにアリを殺してはいけないのだ。分かったか」



 

「えー分かりました。あーしかし、ビックリした~アリに神様が!アリに噛みつかれたらこんなに痛いとは思いませんでした」



 

「分かったから、早く性格を言うがいい」



 

「せ、セイカク?これね。コイツね、物凄くね、要するに性格としたらね、モノをね、こうズバズバ言うんですよ。あのう普通はね、こう侍の女房と云うのはねーやぱり控えめなんですよ。自分の亭主に対してはホント控えめなんですよ。しかし、この女はね、もうズバズバ云いたいことを云うんですよ。そしてまぁなんちゅんかコイツは頭が良かったんですよ。ですから皆からね、こう寺小屋の先生みたいなことをやってくれ!やってくれ!と云われてね。私なんかの、要するに侍仲間の息子とか娘が居る訳ですねー。そう云う連中を集めて、コイツね、勉強を教えていたんですよ」



 

「勉強を教えていたのか?」



 

「いや、まぁホントに教えていたんですよ。やっぱー顔もベッピンさんだったんですよねー」



 

「顔のベッピンさんは良いから性格だ」



 

「性格、性格と云ったらですねー。要するに性格は物凄くもうホントハッキリ物事をズケズケ云うんですよ。そしてね、コイツは気が強いと云うんですかねー絶対あのう負けん気が強いんですよ。絶対自分でね、すいませんとか謝ることは先ず、しない女です」




 

「そうか、そんなに負けん気が強いのか?」



 

「さようでございます」





 

「では、今生と前世は似ているのか?」




 

「今生はね、私がとり憑いてね、コイツにね、こう前世ではあまりにもズバズバ云っていたからね、今生ではあまり言わせないようにしているんですよね」



 

「では、今生では前世のようには云わないのか?」



 

「さようでございます」



 

「では、今生ではどんな感じなのだ?」



 

「今生ではね、まぁ一般のこう普通の、まぁどこかのお偉さんの女房と云う雰囲気にさせております」



 

「そうか。お偉いさんの女房のようにしているのか?」



 

「さようでございます」



 

「ところで、お前は前世ではお偉いさんだったのか?」



 

「わたし、イヤ私なんかまだ下っ端でございました」

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。