神麗 魂の 導き神
 宇宙総帥アリヒト

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まだ下っ端でございました・・・



 

続く



 

・・・・だけど、私の父とか、この美佐子の父などはやっぱーご家老様でございますからね、やっぱー城ではもう一番上でございますよ。ですから私なんかみんなから重宝されましたから、大事にされましたから」



 

「そうか。では、お前は今生の美佐子になぜ、とり憑いたのだ?」



 

「なんでとり憑いた?と云えば、結局私の焼きもちですねー」



 

「なんだ。お前の焼きもちでとり憑いたと云うのか?」



 

「さようでございます」



 

「では、なぜ焼きもちを焼くようになったのだ?」



 

「イヤ、コイツ。その~結局、いやベッピンさんで有名だったんですけどね。まぁだから私のところの屋敷に若い侍連中が、私の女房見たさに良く来ていたんですよ。それとか自分の娘とか息子を連れてね、先生お願いしま~すとか言って良く来ていたんですよ。だから当時でもね、やっぱーねー女房がもうズケズケズケズケ言うからねー、あなたの息子はもうちょっとちゃんと教育しないと頭が良くないよー!とか、あなたの娘は行儀が悪いよーとか、もうズバズバズバズバ云うんですよ。だけど、だけどみんな男はね、もうニタニタニタニタ!あーそうですか?申し訳、ああ申し訳ございません、と云っていてねー。で帰りはねー一緒にこう私の屋敷で酒を呑むんですよ。そーしたら、女房がもうねー。普通の女房だったら、みなさんどうぞ!みなさんどうぞ!頂いてくださいませ、あがってくださいませ、と云ってお酌するんですけど、私の女房はねー何もしないんですよ。でカアチャンちょっとお酌してやってくれないかのうーと云ったら、私は酌婦ではないからそのようなことはしません。私はちゃんとしたあなたの妻ですから、そう云う酌婦と同じようなことはさせないでください、と云ってそーらもう厳しんですよ。だけどそれが若い侍からしたら憧れるんですねー。ああ、あんな凄い奥さんだったら良いなーああ、あんな凄い奥さんだったら良いな~、ワシもあんな奥方だったら、是非あんな奥方がどこかに居ないかなーと云う感じでですねーもう真剣に褒めるんですよ、みんなが。だから、私ね、おい、お前なんかそんなに褒めるな!大したことはないんだから、ワシヤ困っているんだからと云っていたんですけどね、まぁ私がこう酔って寝た後に、その若い連中と楽しそうに話をしているんですよ。それを見てイライライライラしてねーそれでみんなが帰ったあと、私起きてね、いつも喧嘩ですよ。お前なーその酒を注がなくても良いがあんまり嬉しそうにして若いしと話すな!話すのなら、お前説教するような話し方にせ!あまりにも馴れ馴れしくし過ぎぞーと云って、そのたびに私ねーこうみんなが飲みにくるたんびに揉めて文句を言っていたんですよ。そしたら、あなたは私が居るからあなたの立場があるんでしょ。私がいなかったらあなたは単なる侍ですよ、ともうズバズバ云ってですねーまぁそんなことがいつまでも続いていたんです」




 

「そうか。では、ちょっと待っておれ」



 

「分かりました」



 

前のソフアーで、私の顔を覗き込むようにしてお聞きになられている晴海さんに、前世の自分の性格をお聞きしどのようにお感じになられたのかお聞きしてみる。



 

>晴海さん、今話していたことはお分かりになられたでしょうか?性格ですが<



 

<・・・うーん、全然当たっています>



 

>この前世の夫があなたに憑いている霊です<



 

<・・・ああ、そうなんですか>



 

「おい、では続きを話すがいい」



 

「続きでございますか?」



 

「そうだ。結局、そのようなことが合ってお前は焼きもちを焼いたと云うことだな」



 

「さようでございます」



 

「で最終的にはどうなったのだ?」



 

「いや、それが結局、私がもう酒を呑んでいっつもグジグジ云うもんでございますから、ですから私の女房がですねー。もうあなたのようなネチネチした人と一緒に居るのがイヤだから私実家に帰りますから、と云って出て逝ったんですよ。それで私、ビックリしてもうご家老様の、要するにうちの女房の実家ですよねー実家のご家老様に平謝りして、うちの女房がこちらに帰って大変申し訳ございませんでした。どうか、どうかお許しくださいませ、と云ってもう何回も何回も頭をさげて、そしたら向こうの父親が、おい!こんなにお前の亭主が云っているんだから帰ってやれ!可哀想じゃないか、と云って頂いて帰って来たのですがねー。だけど帰ってきても、もうあまり話をしない。私にもう、無視無視ムシと云ってね、朝の食事の時もね、私黙ってね、こう婆やが作った食事を食べてね、お城にあがっていたんですよ。だけど、そんなことが何日も何日も続いてね、もう私も家に帰るのが嫌になってですねー、お城から帰る途中にあのう茶店があるんですよ。そこの茶店に逝ってね、独りでチビチビ呑む!そして帰るんですよ。そしてもう私、酔っぱらうと気が強くなるもんですからね、おーい!帰ったゾーと云ってももうダレも出ない。しらーん顔?私が云ってもしらーん顔して向こうで寝ています。で私が布団に入ろうかなーと思ったらコイツ起き上って向こうの部屋に逝くんですよ。もう私の傍に居るのもイヤだと云う感じでね、向こうに逝くんです。それでもうー私、その時は我慢していたんですけどね、もう毎日毎日酔って帰って、私がもうねろうとしたら向こうの部屋に逝くんですよ。だから、もう頭に来て怒って踏んだり蹴ったりしたんですよ。そーしたら、それがもうまた翌日実家に帰ってしまって・・・・



 

続く

 

最後までお読みいただきありがとうございました。