神麗 魂の 導き神
 宇宙総帥アリヒト

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続く 

・・・・・・生き地獄にさせる為に子供を作らせた、という事か?」

 

「さようでございます」

 

「では、ちょっと待っていろ」

 

「わかりました」

 

>白浜さん、子供が出来たのは今の旦那さんと別れさせない為ですね<

 

<・・・そうですか。では、二人目とかは出来ないですか?>

 

>可能性はあるのではないでしょうか?しかし、白浜さん自身が拒否をする様にさせられていましたからね。それは生き地獄に合せるためと云っていましたから<

 

<・・・そうですね。でも私は子供がいて幸せを感じているのですが、怨霊からすれば幸せを感じる事に対しては何も思わないんでしょうか?>

 

>それは、闇夜の中の一瞬の光ですからそれぐらいは良いのではないでしょうか?<

 

「さ、さようでございます!!」

 

 

突然入ってきて応えて来た。

 

「せめて子供だけでも、と喜びを与えているのでございます!ですからコイツは周りがどんなに苦しい世界に入っていても、子供だけは一筋の光と思って子供を溺愛している状態でございます!」

 

「よし。わかった。が勝手に出るな」

 

「わかりました。も、申し訳ございません」

 

>白浜さん、今云っていた様に、子供が居なかったら何も楽しみがない様にさせられてしまっていた、という事ですね。他に訊きたい事はありませんか?<

 

<・・・わかりました。あと、ブツブツと云うのは子宮筋腫の事なんですよね?>

 

>そうですね。子宮筋腫にした、ということですね<

 

<子宮筋腫自体は悪さはしていなくて、どちらかと云えば痒みの方がひどいんです>

 

「おい。もう一度出てくるがいい」

 

「なんでしょうか?」

 

「お前はこの女の下のアナの周りを舐めているのだろう?」

 

「イヤ、アナの周りも真剣舐めているから、コイツいつもね、アナの周りが赤く爛れておりますよ。そして、いつも薬かなんか塗っておりますけどね、治らない。何で治らないのかな~?と。私は薬を塗っても、いつも舐めているからもう周りが爛れて。ほんとコイツね、頭痛の種ですよ。もう、下は痒いし、嫌な男はいるし、もうホント何していいかわからない。あぁ~ただ、子供!あぁ~子供!子供!そしてまた痒い!あぁ痒い!はぁ~また嫌な男が帰って来た。あ~もう、うっとうしいー!うっとうしいー!と云いながら、あぁ~子供!子供!あ~痒い!痒い!と。その連続でございますよ」

 

「よし。わかった」

 

「し、失礼します」

 

>白浜さん、そういう状態になっていると云う事ですがいかがですか?<

 

<・・・なるほど。わかりました。それと、このヒトはいくつぐらいで亡くなったんでしょうか?>

 

「おい、もう一度出て来い」

 

「なんでしょうか?」

 

「お前は、いくつぐらいの時に殺されたのだ?」

 

「私、殺されたのはね、まだ二十歳になるちょっと前ですね」

 

「では、その時女はいくつだったのだ?」

 

「コイツは私と同じ年でございます」

 

「では、お前は二十歳前で殺されたのか?」

 

「さようでございます。ですから、あまり夫婦生活をやっていないのです。まぁ、結婚したのは、16、7だったのですが、だけどその間、1回か2回しか抱かないまま殺されたものですから、根が深いのです」


「そうか。ではこの白浜麗香は前世ではお前が殺したのか?」

 

「イヤ、私が殺したのではなくてね、コイツね、自害したんですよ」

 

「なんで自害したのだ?」

 

「イヤイヤ、結局男ですね。私を殺した男。その男から、やっぱり踏んだり蹴ったりされて、もうどうしようの無い状態にされてね、コイツ自害したんですよ。やっぱり最終的に自害してね、私とり憑いているからね、まぁ、私もコイツが自害する様に自害する様に囁いていたんですよ」

 

「では、今生でも最終的にはこの女を自害させるつもりか?」

 

「イヤイヤ、今生ではね、やっぱり今の男と一緒にさせて、ホントの地獄のどん底の苦しみに合わしてね、最終的にもう何も出来ないまま、メシも喰えないまま静かに息を引き取らせて、こっちに引っ張り込んでやろうと思っておりました」

 

「そうか。ではちょっと待っておれ」

 

「わかりました」

 

>白浜さん、他に訊きたいことが無ければ、これは殺されたモノですから上にあげます<

 

<はい>

 

「おい!もう一度出て来い」

 

「なんでしょうか?」

 

「お前はこれから上にあげてやる」

 

「えぇ!!私、上に?」

 

「そうだ。もうお前は復讐しただろ?だから上にあげてやる」

 

「イヤイヤイヤ、や、やめて!そんな、これからこれからまだあるんですよ」

 

「では、地獄に落とすぞ?」

 

と云いながら、上にあげる術をかける。

 

「イヤイヤイヤ、、アア///アアアアアアアアアッ!!!アッ」

 

アッ!

 

と云って未練がましく離れた。

 

今回のご相談者様は前世、百姓の女房だった。

 

とり憑いていたのは、前世で自分の浮気相手に殺された夫だった。

 

相談事例のデリケートゾーンの痒みや子宮筋腫等々はその夫の復讐だった。

 

と云うのも、前世の旦那曰く、結婚して数年経つが、わずか1回か2回しか抱かせてもらえなかった。

 

その為、今生では前世のうっぷんを晴らすかの様にして、身体を滅茶苦茶にし、やりたい放題していたのだ。

 

所謂、前世で女房の身体に未練を残して死んだ為、今生で前述の様な苦悩を与えた、という事のようだ。

 

男を作った原因としては、旦那の土の匂いが嫌だった、と云う理由からのようだった。


ご相談者様は、前世では百姓の娘ではあったが大変頭が良く、村の子供たちに字を教えていた程だと云う。

 

性格は、物凄く明るくハキハキしていた、と。

 

しかし、男癖が悪かった、とも云う。

 

今生の性格は、頭の良さ云々や物事の判断等々も出来ないように混乱させられていたようだ。

 

更に、今生でのご結婚相手は、前世の恨みから性格も肌も合わない相手と一緒にさせられてしまった。

 

故に、旦那様は、外面は大変良いが、内面は大変冷たい男だ、と云う。

 

その為、夫婦生活も破綻し、唯一子供だけが生きる希望として与えられていたのだ。

 

万一、このまま夫婦生活が続いていれば、最終的には生き地獄に落とされる定めとなっていたようだ。

 

そして、寂しくこの世を去る、運命だったようだ。

 

しかし、今はもう呪われた人生も終わった。

 

今後は益々幸多かりし事を期待したい!

 

あ!

 

あなたのご主人さんは大丈夫ですか?

 

外面は良くないですか?

 

え?

 

家では悪い?

 

それは、あなた方ご夫婦も、たぶん怨霊の仕業で一緒にされているのですよ。

 

それでいいのですか?

 

人生終わりますよ?

 

いやいや、まだ大丈夫。

 

今なら・・・・

 

今回も最後までお読み頂きましてありがとうございました。