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2014.11.17
 茅ヶ崎市が、5年先までの子育て支援計画を立案しています。 その資料（147ページに及ぶ印刷物）が市役所や公民館においてあり、わが街の現状、そして行政による見通しを知る上で、実に面白い資料です。 気になる方はお近くの公民館/役所またはWEBへどうぞ！ 「茅ヶ崎市子ども・子育て支援事業計画（素案）」 http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/010/022/kodomokosodate_keikaku.pdf(PDF) さてこちらの子育て支援中期計画、パブリックコメント（市民からのご意見）を絶賛募集中です。 ※upすんの遅れてごめん、11/21(金)までだわ さらっと目を通しまして、さっそくですが。 見通しが甘いんじゃないかねキミ！ この提案は、積極的とは言えないよ！ 第一に、こういう取り組みはスピード感が大切なんだよ！ これが一般企業で、私がエラい人だったら、↑って言う。 これ一般企業じゃないし、私エラくないんだけど、やっぱ言う。 甘い！ 及び腰！ そしてのろい！ 我々のような目下子育て世帯や、これから子どもをという世帯からしてみれば、ツッコミどころ満載の計画書です。 全部あげるときりがないので、とくにイラッときたポイントをやり玉に上げるとします。 （１）まず、全体的に「５年後はすべてのポイントにおいて、現状維持もしくは改善ができてるでしょ。いいでしょいいでしょ」というトーンがにじんでいるところが気に入らない。 例として、茅ヶ崎市の待機児童解消計画。（資料P115） 0歳児 1-2歳児 計 平成27年度(来年度) ▲60 ▲221 ▲281 平成28年度 ▲29 ▲105 ▲134 平成29年度 ▲6 18 12 ※▲は、足りていないことを表します。 待て。 お前ら、今、待機児童が神奈川県下ワースト２だという自覚があるのか？ ゼロスタートじゃねえんだよ、マイナススタートなんだよ！ それを「５年後には何とかなりますから、まあそれまではしょうがないです」じゃねえよ！ そういうセリフを吐いていいのは、キッチリ平均点以上が取れてる市町村だけなんだよ！ （２）前例や現状ばかり見て踏み込んだ検討をしないから、見通しが甘いと言われるのだ。 これから働く女性がもっと増えていくと思う人ー。 （ハーイ） そうですよね。 そうです、働く女性は増えていくのです。 さらに、少子化対策で合計特殊出生率1.8を目指すと政府が豪語しているではありませんか。 そしたら、子どもだってもちろん増えるのです。 これらは、セットです。 さすがにここまでくると、「全部認可保育所でなんとかしろ！」とは言いません。 が、家庭的保育や事業所保育、幼稚園の預かり時間の融通、ファミリーサポートなどの総力戦でかからないと、乗り切れません。 これについて、行政は「何もしない」とは言っていませんが、見通しが甘くて全然追いついていないのでござるよ。 （３）得意なことだからって、緊急性・重要性ともに劣る活動に力を入れて誤魔化すな。 茅ヶ崎市が猛烈アピールしている「そだれん」という活動があります。 平たく言えば「子育て講座しつけ編」で、怒鳴らない子育てを目指しているものです。 これ自体は悪いものではありません。 （名物職員的な人が提唱したところ、全国的にも評価が高い評価が得られて、行政側が調子にのった可能性がある。） 駄菓子菓子！ ぶっちゃけ、そだれんの緊急性・重要性というものは、高くないでしょう。 そだれんを開催すると、参加者も「よかったね、勉強になったね」と、笑顔で帰るものですから、主催側としてもやる気が出てくるのでしょうが。 （そもそも、そだれんに参加するファミリー自体、意識が高い人たちであって、8割以上はたぶんほっといても平気） 先にやるべきことが、予算を割くべきことが、あるじゃろうて。 （４）「必要なのはわかってますが、大変なのでやりません」って開き直るな。 病児保育（茅ヶ崎市においては病後児保育）の必要性について、行政は調査を行っています。 全国的にもそうなのですが、病児保育というのが恒常的に不足しております。 当然ながら我らが茅ヶ崎でも、必要性に対しての受け皿不足（茅ヶ崎の南側に1ヶ所だけ、定員は先着3名様！）が続いています。 市はこの事態を重く受け止めつーつーの… 「大変だから増やしません」宣言！ Σ（￣ロ￣） え、だって、わざわざアンケートとって、病児保育がないとお母さんが休まなくちゃならなくてすごく大変なんだよって、前半で気合入れて報告してたじゃん(P26)。 「数行にわたる緻密かつ迫力のある描写によって、読者の期待のボルテージを最高潮にまで高めた挙句の『普通のチョップ』（ニンジャスレイヤー）」のごとく拍子抜けです。 （ニンジャスレイヤーというシリーズ小説には、こういう「散々溜めといてそれなのか」的な描写がでてくる） …という他にもいろいろ言いたいことはあるのですが、あんまし時間もないのでこの辺にしときます。 パブコメはより具体的に指摘を入れつつ、ポストにインします。（厳密にはweb投稿しますが） しかしながら、今年度に入ってからの取り組みでも、条件緩和による認可外保育所の認可移行など、高く評価できる部分だってあります。 厳しい意見をいいながら、よくなったところについては「おらが街もなかなかやるもんだで」とお国自慢をしていこうと思います。 さて、問題は、消費税10%の先送りです。 これら子育て支援事業計画の財源となるのは、10%に引き上げた消費税です。 政府は「やるよ！子育て支援と少子化対策はやるやる！どっかから予算みつくろってやるんだよ！」と言いますが、どこの財布かはわかりません。 やってください！どっかの財布から持ってきて！！ （個人的には、年寄り予算から持ってくるのが妥当だと思う） ↓そうねボタン  にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2014.11.17 19:10:48
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