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米国トランプ大統領が化学兵器を使用したシリア政府や支援を行っているロシアとイランを非難!! |
[政治] |
2018年4月11日 0時0分の記事
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中東情勢がまた大きく動き出す気配があります。 今後の情勢変化にご注意下さい。
4月9日23時27分に産経ニュースが「【シリア情勢】シリア、露、イランに「大きな代償を」 化学兵器攻撃疑惑でトランプ米大統領 高官は再攻撃排除せず」の題で次のように伝えました。
『【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領は8日、東グータ地区ドゥーマで塩素ガス弾の攻撃により多数の死者が出たと伝えられたことに関し、シリアのアサド政権や同政権を支えるロシアやイランに「大きな代償」を払わせるとツイッターに書いた。言葉通りに行動するかはトランプ氏にとり、「決定的な瞬間」(共和党のグラム上院議員)になりそうだ。
トランプ氏は「容赦のない化学(兵器)攻撃によって女性や子供を含む多くの死者が出ている」と指摘した上で、「プーチン露大統領、ロシア、イランは動物のようなアサド大統領を支援していることに責任がある」と断じた。
首脳間で米露関係を改善しようとしているトランプ氏が、プーチン氏を名指しで批判するのは異例だ。米大統領選干渉疑惑、サイバー攻撃、英国での元露情報機関員の神経剤襲撃事件といった振る舞いを米政府として見過ごせず、制裁の応酬に発展している。
トランプ氏は8日、フランスのマクロン大統領との電話会談でも、「継続的な人権侵害について、アサド政権に責任を取らせる」とともに、米仏が「強力な共同対応」を取るために情報を共有し、調整を図ることで合意した。ホワイトハウスが発表した。
トランプ政権は昨年4月7日(現地時間)、アサド政権が猛毒の神経剤サリンによる攻撃を実施したとして、シリアの空軍基地を巡航ミサイルで攻撃した。ちょうど1年目の化学兵器使用疑惑は、トランプ氏が最近、シリアに駐留する米軍の早期撤退論を唱えたことと無関係ではないという指摘が出ている。
共和党重鎮のマケイン上院軍事委員長はツイッターで「大統領が撤退を約束したことはアサドをつけあがらせ、戦争犯罪をさせただけだ」と批判し、昨年と同じくシリア攻撃を実施すべきだと主張した。
マティス国防長官は、アサド政権への再攻撃の可能性について「何も排除しない」と表明。ボサート大統領補佐官(国土安全保障・テロ対策担当)も、再攻撃が選択肢の一つであると示唆した。』
米軍のシリア攻撃の可能性が高まっている、と評価するべきでしょう。
一方、4月10日01時57分にロイターが「米政府、シリア化学兵器使用への対応早くて9日中に決定の公算=トランプ大統領」の題で次のように伝えました。
『[ワシントン 9日 ロイター] - トランプ米大統領は9日、シリアの反体制派地域である東グータ地区で今月7日に化学兵器が使用された疑いがあることについて非難し、対応策について早くて9日中に決定を行う可能性があることを明らかにした。
トランプ大統領は、化学兵器を使用したのはアサド政権側なのか、ロシア側なのか、それとも双方だったのかについて、軍事トップと協議していると述べた。 そのうえで、軍事力の行使も対応策の選択肢に含まれるかとの質問に対しては、何も排除しないと回答。また、ロシアのプーチン大統領に責任がある可能性があるとの考えも示した。』
情勢によっては、このブログ記事を公表した時には、既に米軍がシリアへの攻撃をした後であった、という事にもなりかねません。 そのような緊迫した情勢です。
政治的、軍事的な情勢を鑑みれば、今年5月にも米国政府がイスラエルにある大使館を「暫定的に」首都エルサレムに移転させ、同月には米朝首脳会談も予定されています。 北朝鮮への圧力強化にもシリアへの強硬姿勢は役立つとの判断、イランやロシアへの覇権的行動への抑制などの戦略的な思考が、米国トランプ大統領にあり、と筆者は見ています。
米国トランプ大統領が化学兵器を使用したシリア政府や支援を行っているロシアとイランを非難!!
日本時間の4月10日に公開された、米国ホワイトハウスでの閣僚会議の様子。 中央にはトランプ大統領が腕を組んで発言しています。 出典:トランプ大統領自身のツイッター
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