名ばかりのGT達は、道をあける。 | よしぷらぁ

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続栃木発よしくんち!怖~いかみさん、またまた怖~い娘たちに囲まれながらも、何とか生きてる、よっし~日記。あちこちぷらぷら、よしぷらぁ。

 「名ばかりのGT達は、道をあける」。コレ、昭和54年のトヨタ セリカのCM&広告のキャッチコピーですね。トヨタもさぁ、よくもこんなライバルを挑発する様なコピーを、出して来たよな~。今の時代じゃぁ、考えられんわ。「名ばかりのGT」とは?当然、最大のライバル!日産車だわなぁ。そしてその車種とは?スカイラインですね。当時、トヨタは排ガス規制で高性能車が姿を消している中、2T-Gに18R-G!DOHCを温存していました。2バルブDOHCとは言え。対する日産は、DOHC全滅状態。このコピーが出て来たのは、日産がスカGターボを出してくる少し前。高性能=DOHCという時代だったので、も~トヨタの独壇場でした。



 更に、「ツインカムを語らずに、真のGTは語れない」だってよ~。完全に、日産を挑発しちゃっているじゃないの(笑)。でもさぁ、こ~ゆ~戦い!好きですね~。こ~ゆ~時代があったからこそ、今の時代があるんだと思う。所で、トヨタもバカじゃないから、近いうちに出て来るであろうスカGターボに対する、牽制的な意味もあったんじゃないかと思う。ターボよりDOHCの方が、良いんだよと!



 所で、トヨタのDOHC。1979年(昭和54年)当時は、独壇場だったけど、1980年代に入ると日産のFJ20-Eに始まり、1980年代中盤以降となると、日産のRB20-DE、ホンダのZCなど名機が、ライバル各社からも出て来て、若干?その優位性は薄れてしまいます。


 さて、前置きが長くなりましたが、今日のお話は、その挑発的CMの張本人トヨタ セリカと受けて立つ日産 スカイラインです。スカイライン ジャピャ~ンですね(笑)。そのネタ元は、ドライバー 昭和55年2月20日号です。此奴の巻頭特集が素敵すぎます。「トヨタの挑発的CMを日産が受けて立つ大テスト!」だってよ~。も~、流石ドライバー、いい企画出してくれます。



 巻頭特集の1ページ目。お~っと、「いま大問題」の見出し。笑えます。確かに、ここまで、トヨタが日産を挑発しちゃぁ、「大問題」か?



 2T-G 直列4気筒1600DOHC セリカとL20-E 直列6気筒2000SOHC スカイラインの戦いの場は!富士山の須走の山坂道。エンヂンが軽快に回るセリカ、コーナリング性能に優れるスカG。コーナリングで劣るセリカですが、立ち上がりのエンヂンレスポンスと高回転までの伸びの良さが功を奏し(L20-Eは立ち上がりのレスポンスが悪い)、須走対決ではセリカの勝ちみたいです。


 

 そして、富士山麓での、様々な対決。全体的にDOHCのセリカが優位みたいですね。だだ、セリカのエンヂン性能は高いけど、足回りはスカGの方が一歩上を行っている印象!う~ん、でもターボが出る前の日産だと、トヨタの挑発に打ち勝つのはキツイかなぁ?



 最後に、セリカって今じゃトヨタのラインナップから消えてしまったクルマ。対するスカイラインは3500のハイブリッドに2000のダウンサイジングターボとして生きていますが、当時と比べかなり車格が上り、走りの車なのか高級セダンなのか、立ち位置が今一曖昧で、良く分からない車となっている気がします。BMWの様な質の高い走りのイメージ?としてはインパクトに欠けるし、高級セダンとしては質感に欠ける。セリカにスカイライン、オラたちアラフォーとしては、思い入れがある車だけに、ちょいと遠い存在になってしまったのが残念であります。


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