保守思想の変遷 | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

「自民党総裁の任期が3年3期になりそうで、安倍政権も超長期政権が見えて来ました。安倍政権がナゼ問題なのか保守思想の変遷から論考します」

『保守派の安倍支持はナゼ間違いなのか?』

 

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『いつの時代も様々な思想が存在』

いつも世でも様々な思想があるものです。例えば伝統を守りたいと考える人、弱いものを助けたい人、自由を求める人、とにかく権威に反発する人など、色々な考えの人がいます。

『思想の統一はあり得ない』

重要なのは、どの時代でも、何か一つの思想に社会が統一されることは無い点です。社会問題に対する方法論がそれぞれ異なるので、政治は各思想の綱引きの上でバランスが取られます。

 

 

『各思想の代表選手を紹介』

これを理解しやすいように著名な思想家を各グループに分類しました。ケインズを保守主義、マルクスを弱者に重きを置くという意味で民衆主義、フリードマンを国家の力を弱めるという意味で革命主義、ハイエクを自由主義に分類しています。

『それぞれの思想は少しずつ似ている』

マルクスとケインズは政府の関与で似ており、ケインズとハイエクは伝統の尊重で、ハイエクとフリードマンは自由で、マルクスとフリードマンはアナーキズムで似ています。マルクスとハイエク、フリードマンとケインズの対立関係も分かります。

 


 

『各思想の立ち位置の変遷』

次に、この当方命名「政治思想循環表」を用いて、各思想の関係性の変化を見てみたいと思います。保守とか左翼とか我々は漠然と使ってしまいますが、実は18世紀から21世紀の現代まで、その立ち位置は大きく変化しているのです。

 

 

『19世紀までの保守主義』

18世紀から19世紀までは、アメリカ独立戦争やフランス革命、帝国主義などの自由主義に対抗して、保守主義は、むしろ社会主義と繋がり、貧富の格差拡大による国家の分断を避けようしていました。

 

 

『20世紀前半に激変した世界』

しかし産業革命などの結果、貧富の格差が極限まで達しマルクス主義が起こり、第一次世界大戦後にロシア革命へ繋がります。世界恐慌の結果、第二次世界大戦が起こり政治思想も激変します。

『東西冷戦構造下の政治思想』



第二次大戦後の東西冷戦下での政治思想は、自由主義+保守主義VS社会主義+共産主義でした。ここでは社会主義や共産主義を厳しく批判するハイエク的な自由主義が保守陣営に加わります。

 

 

『保守の油断が総ての原因』

91年のソ連崩壊によって共産主義が崩壊しても、革命主義は存続し、グローバリズムが、そのポジションに着きます。結果、保守主義は、更に革命主義をその陣営に加えてしまいます。

『極左勢力が保守に加わった悲劇』

その証拠に若い時に左翼思想に心酔した人々の多くが、その後に転向してネオリベやグローバリズムの信奉者となっています。ポスト冷戦構造下で、保守と極左が渾然一体となっているのです。

 

 

『政治思想のツジツマを合わせろ』



特に問題なのは、弱者を守る政治思想の立場が弱まり、格差拡大が世界中で広まった点です。保守主義は、社会的な統合を重視する立場から弱者を守り国民統合を目指すべきです。ポスト・グローバリズムに対応した新しい政治思想が求められています。

『レジームチェンジに対応せよ』

安倍政権が二周回遅れの政策が多いのも、政治思想が冷戦構造下のままだからです。国民はこのこの「思想のねじれ」を正しく理解して、安倍政権に厳しく対峙する必要が有ります。

 

『安倍総理=グローバリスト=革命家』

現在、安倍政権の手で、移民=外国人労働者受入れや、各種構造改革など「国民を貧しくする諸政策」が推進されているのは、このような思想的な背景があるのです。なぜ安倍総理が、日本を破壊する政策だけ推進するのか?皆さんお判り頂いたと思います。

 

 

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