資本主義の死と国有化 | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

「安倍政権が5年以上間違ったリフレ理論に基づき金融緩和を行った結果、日本の財政は世界一健全となっています。消費税は増税どころか減税です

『国有企業を増やして国民経済を再生せよ』

 

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『低インフレ、低金利、低成長の日本

 

日本は需要不足のデフレが続いていますが、その結果起きている事は、低インフレ、低金利、低成長です。簡単に言えば資本主義が死んでしまった状態とも言えます。日本は極端な例ですが、新自由主義やグローバル化が広まる中で、この傾向は世界的に強まっています。日本は、この状況を逆手に取った戦略が重要です。

 

『ガラガラの高速バスに想う

 

私は稀に高速バスを利用するのですが、特に平日昼間の空き具合は尋常じゃないです。どう見ても燃料代+高速代+人件費で赤字なのが分かりますが、それでもバスを運行出来る理由は、たった一つでバス会社が高速道路を建設していないからです。そんなの当たり前じゃ無いか!という方に教えたい事例があります。

 

『ガラガラの新幹線でも良いじゃないか!

 

私は日本中に新幹線やリニアのネットワークを作れ!との立場なのですが、必ず出る反論に、客が少なく赤字になる!とか?貴重な在来線が廃止される!とか?があります。しかしガラガラの高速バスの如く、ガラガラの高速鉄道が、原発から供給される無尽蔵の電力を使って優雅に走っていても良いとは思いませんか?

 

『バスと同じ感覚で高速鉄道網を整備すべし

 

需要が山ほど見込まれ確実に収益が出る事業なら、民間企業に任せれば良いのです。テーマパークやショッピングモールに絡んだ駅やインターチェンジなど実際に民間資金を用いて作られています。ところが現実には、そのような確実に儲かる事例など無いから問題なのであり、それを補うのが通貨発行権を持つ政府です。

 

『ガラガラの交通網を作りまくっている国

 

チャイナの高速道路は開業早々に事故を起こし車両を埋めて隠すなど失態を晒しましたが、トンでもない勢いでネットワークが構築中です。料金も安いらしく国内の移動が相当便利になっているそうです。低賃金の労働力を使って粗悪品を輸出するという経済モデルは過去のモノでチャイナ経済は公共投資で持っています。

 

『建設国債で高速交通ネットワークを整備すべき

 

バス会社の如くJRは鉄道の運行会社に徹し、新幹線やリニアなど高速鉄道網の建設は、国が建設国債を発行し、日銀を使って利息ゼロで作らせれば何の問題もありません。年間2兆円も国民から巻上げている高速道路料金も事実上の税金なのですから、これも無料開放し鉄道網と同じく国債発行で高速道も作るべきです。

 

『インフレとデフレでは対策が真逆

 

国鉄の経営失敗や料金徴収方式での高速道路建設は、激しいインフレに悩まされた高度経済成長期やオイルショック時の遺物です。今の日本社会は真逆のデフレ状態の需要不足なのですから、国がインフラ整備を積極的に行い建設需要を作り更に完成後は旅客輸送の需要を創出するなど、ダブルで需要を作れば良いです。

 

『真逆の政策ばかり行う安倍政権

 

なかなか復興の進まない福島原子力災害ですが、東電に丸投げの政府の姿勢は大いに疑問です。除染や廃炉なども、外国移民を使うのではなく、日本人を公務員や正規雇用で、安定的かつ高給で雇うのが、復興にも直結します。政府は水道民営化や電気やガスの自由化など進めていますが、本来は逆に国有化すべきです。

 

『エネルギーや交通インフラの負担軽減

 

社会インフラ的な事業は、公が行おうが、民が行おうが、掛かる費用は一緒です。民間企業は、利益を上げ株主に配当金を払う必要があるので、余計な費用が掛かります。であるならば非営利団体である政府が主体になって事業を行う方が、コストが安く済みます。エネルギーや交通インフラに掛かる国民負担が減ります。

 

『国有化が有効な産業は多い

 

農業や林業や漁業など、民間事業に頼ると低賃金労働に依存しないと存続できない産業も多く有ります。生産性を向上させるのが困難な業種もあり、食料安全保障を考えると輸入品に頼るのも危険です。そう考えると、国有企業を作り、NPO的に運営して、安心と低コストを両立するのも手では無いでしょうか?

 

『人件費を高く、経費を安く

 

デフレ状態が問題なのは、人件費が抑制される点です。正しいデフレ脱却は、人件費が上昇するのが理想ですが、その点、公的部門は人件費を政府支出増で上げる事が出来ます。同時にインフラ的部門を国有化すれば余計な経費を抑制する事も出来ます。資本主義が死んだ現代社会では国有化は有効な対策となるでしょう。

 

 

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