限界突破の貨幣負債論 | 「国家戦略特区」blog

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ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

「70年代と80年代を代表するヤングマンである西城秀樹さんがお亡くなりになりました。是非とも病魔に勝って限界突破して頂きたかったですね

『22世紀のヤングマンへ贈る積極財政論』

 

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『80年代の財政危機論とバブル崩壊』

 

『財政破綻論が吹聴されていたのは数十年前から』

 

今も、かしましい財政破綻論ですが、最近始まった話しではなく三十数年前に私がヤングマンの頃から大騒ぎしていました。国の借金が大変だ!と、右肩上がりで借金がドンドン増えている例のグラフを見せられて、私も大いに不安になったモノです。あれはバブル景気に入る直前くらいの時期だったと記憶しております。

 

『高校生の時に感じた素朴な疑問』

 

確か読売新聞だったと思いますが、今でいうプライマリーバランスを黒字化させないと大変だ!緊縮財政にしないとダメだ!という論調でした。ただ私が感じた素朴な疑問ですが、借金を増やさないというよりも、そもそも毎年、借金が増えている方が問題で、この借金を一体どうやって返すの?と心配になりましたが、

 

『暫くしたら財政が健全化してしまった?』

 

ところが、それから数年後、日本の財政破綻を心配していた私をよそに、日本の財政が健全化してしまったのです。赤字国債の発行はゼロになり、どうやって返すものか?と途方に暮れていた国の借金もドンドン返済し始めました。エッ?どうしちゃったの?と思っていたら、実は裏でバブルが発生していたのです。

 

『政府より民間の借金の方がヤバい』

 

まあ今振り返れば非常に簡単な話で、民間がジャンジャカ借金をして投機をしてたのですから、日本国全体のバランスシートが拡大して、政府が借金をする必要が無くなるくらい、負債が増えてしまったのです。結果、政府は財政黒字になりましたが、不安定な民間の借金が激増しバブルが発生し景気を支えていたのです。

 

『バブルを自ら破裂させた愚かな日本人』

 

チャイナでもアメリカでもそうですが、バブルが発生している可能性が高くとも、当局は出来る限り破裂させない様に、慎重に事を運び、何とか軟着陸させようとするのが普通です。ところが、田原総一朗を筆頭に当時の日本人は、地価高騰はケシカラン!土地の値段を半分にしろ!と大騒ぎで自らハブルを破裂させます。

 

『日本人のこころが「ほんわか」したのも事実』

 

まあ今では死語ですが「財テク」なる言葉がもてはやされ、真面目に働くより土地転がしをした方が儲かる社会も異常だったと思いますが、国民の気分も何となく金持ちになった感じがして、日本人の心が、ほんわかしていたのも事実です。私などの庶民も明らかに、今より学生だった当時の方がカネを使っていましたよ。

 

『神風が吹いて救われた日本』

 

政府は狂った様にバブル潰しを行い本来なら恐慌が発生してもオカシクなかったのですが実際には景気は全く悪くなかったです。というか今の日本より遥かに景気が良かったというのが実感です。有名なジュリアナ東京のオープンはバブル崩壊後ですから、要するに公共事業という神風が吹いて景気を支えていたのです!

 

『対米従属で公共投資を拡大した愚』

 

有名な話ですが当時の米政府は、日本の内需を拡大させて、それで一儲けしようと考えており日本政府に圧力を掛けていました。アメリカの手先の竹中平蔵も、名目GDPの10%を公共事業に使え!と主張していたのです。この米国の圧力に屈した日本政府が10年で430兆円もの公共事業を行うと国際公約しました。

 

『22世紀のヤングマンへの日本再生論』

 

『深刻な現状認識の間違い』

 

公共事業という神風が吹いてリーマンショック並みの恐慌を防げたのは天佑だと思いますが、ところが当時の世論は、バブルが弾けたのに恐慌が起きないのは不思議?とか、公共事業をしても、国の借金ばかりが増えるだけじゃないか?などの意味不明な批判が渦巻いていました。現状認識が間違う事の危険性を示します。

 

『スリーアウト!チェンジの日本』

 

平成に入ってからの日本は、結果、三回も経済政策の失敗を犯しました。一つ目は人為的なバブル崩壊。二つ目は公共事業でバルブ崩壊後の恐慌を回避したのにも拘らず外圧で偶然実施されたので効力に気付かなかった点。三つ目は、財政出動の経済効果を否定して、緊縮財政と構造改革とグローバル化に走った愚です。

 

『平成の日本人は、昭和の日本人より愚か』

 

経済政策の失敗によるスリーアウト・チェンジに陥った平成時代30年間の日本ですが、天皇陛下を筆頭に日本人が反日思想に侵されているのですから衰退して当然です。私が腹立たしいのは、田原総一朗の如く戦前の日本は侵略戦争をしたなどとデマを垂れ流して先人を批判するクセに、それ以上に自分が愚かな点です。

 

『待てど暮らせど財政破綻は起きず』

 

80年代に、財政破綻を吹聴され、構造改革が善だと信じていた素朴な財政破綻論者だった私ですが「待てど暮らせど」財政破綻もハイパーインフレを起きませんでした。代わりに起きたのは、長期金利0%と20年続くデフレです。このマヌケ過ぎる状況は、ミジンコ並みの知能があれば、変だと誰でも気付きます。

 

『廣宮孝信さんは今何処?』

 

この酷い経済状況に誰もまともな回答を示しませんでしたが、一般人の廣宮孝信さんが、独自に調査して財政破綻が構造的に起きない事に気づきます。三橋貴明さんは、廣宮理論を取り入れ情報拡散してから十年近くが経ちますが、イマイチ広まりません。特に廣宮さんはブログの更新も止まり情報発信も途絶えています。

 

『政府の負債は500万倍に増えた!』

 

私がヤングマンだった頃に目にした政府債務の額は、今にしてみれば大した金額ではありません。今の千兆円の国の借金も、今年生まれた赤ちゃんなら目するだろう22世紀の日本政府の負債に比べれば、大した金額では無くなっているハズです。実際、政府債務は、過去130年間で500万倍に増えているのですから、

 

「引用元:日本政府の負債は明治から130年で500万倍に増えた」

 

『貨幣は負債によって発生する性質を持つ』

 

債務と債権の記録で有る貨幣は、負債によって発生する性質を持ちます。この貨幣の基本的な性質を理解すると国の借金が増え続けているのは、皆さんの大好きなお金を発生させる為に、政府が皆さんの代わりに借金を増やしているのだと理解出来るでしょう。この貨幣の本質から目を背ける限り緊縮財政は続きます。

 

『貨幣負債論の限界を突破せよ!』

 

安倍政権の失政で経済がマイナス成長の日本ですが、消費税を廃止するなどの積極財政で全ての問題が解決します。大東亜戦争の苦難に比べれば、積極財政など簡単な話なのですが、それが出来ない現実が腹立たしい限りです。だからこそ誰もが納得する政府の負債が増えて当然との説明をする価値は大きいと考えます。

 

 

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