やっちのブログへおでんせ！

　昨年末くらいから私が通っている「美容院」があるのだけど、2週間ほど前にいつも通りシャンプー、カット、パーマをしてもらいに行ったところ、何やら目の前の景色が違う…？？

　あっ！！

　何と…雑誌が1冊も置かれていないことに気づいた。代わりに「タブレット」が置かれている。

　もしかして…？？


　やがて、美容院の若手スタッフからタブレットの操作方法の説明を受けながら、経緯を聞いた。


　今まで美容院が定期購入していた、ヘアスタイル本から週刊誌に至るまでの所謂「紙の雑誌」を一切なくして、代わりに「電子書籍」にしたのだそうだ。
　説明によると、美容院で1度に購入できる冊数も、せいぜい10種類程度だそう。お客様の中には、旅好きな方もいらっしゃるとかで、「旅の雑誌が読みたい」とのリクエストを受けたことがあるそうだが、美容院で旅雑誌なんて、まずお目にかかることはない。そうこうしているうちに、全体的なコストパフォーマンスを考えた結果、「紙の雑誌を購入するよりも、タブレットの中に200数種類も内蔵されている雑誌を選んで読んでいただく」方が、安く出来るということになり、美容院の紙ベースの雑誌を全て無くして、タブレットを配置することにしたのだそうだ。


　うん、コスパは確かにいいと思うし、見たくもない芸能ゴシップの書かれた週刊誌を目にしなくてもいいのは有り難い。


　けど…。


　電子書籍を初体験して思ったことは…、


　１、手と腕が疲れる　（タブレットが持ちづらいの何のって。）

　２、ランダムにページを移動させたい私にとっては、見づらい（操作に不慣れだからかも知れないけど…）

　３、何だろう…、読中、読後…疲れる



　老眼認定はまだ受けていないものの、ここ最近、細かい文字が見づらくなってきている。乱視なのでパソコンを使う時や仕事中はメガネを使用するんだけど、携帯電話（ガラケー）でサイトを見る時、メガネをかけていると返って文字が読みづらくなってきた。裸眼の方が見やすい。
化粧品や薬などに貼付されている成分表示等の細かい文字も、メガネをかけているとかなり見づらくなってきた。
CMで見るような、ピントを近づけたり離したりという動作をすることはまだないし、視線を動かした時にピントが合いづらいということも、今のところまだないので、眼科の先生には、「だんだんに（老眼が）きているようですけど、今は症状が日によって違うということなので、まだ様子を見ていいですよ。」とのことなので、老眼鏡には移行していない。
　
　が、細かい文字が見づらくなってきているので、タブレットで文字を大きく出来るのは、有り難いことではあるんだよね。

　そう、有り難いんだけど、何だろう、凄く疲れる。

　文字を大きくするたびに、大きくした文字の輪郭がはっきりするまでに、ちょっと時間がかかる。ページを変えるたびに、いちいちその「ロスタイム」に出くわすのが、実は「イラッ」とくるんだなぁ（苦笑）。

　文明の力、文明の利器？？

　便利なのは、有り難い反面、文字を大きくするという動作が加わったことで、紙ベースの雑誌の時には無かった作業がひとつ増えたことになる。しかも、タブレットが大きくて持ちづらいし、紙ベースの雑誌の時は、一気にページをめくれば見たいページにいけたものが、一気にいけない。

　私、のんびりした部分もある反面、せっかちでもある。

　せっかちさんの私には、電子書籍はまだまだ使いこなせそうにないなと感じた、美容院での出来事だった。


　
　全国の書店員並びに出版社の皆さんへ

　電子書籍はあっていいので、紙ベースの書籍、絶対無くさないでくださいね！！！




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