次の予定の前の、無理やりの空き時間
頭の中が映画『忍びの国』でいっぱい。
3回見たけど、まだまだ観たい。
大野くんが舞台挨拶で「2回、3回と見てください」と言ってた。
私はすでに3回見ちゃったけど、まだまだ観るよ
原作読んで、予告や番宣を見て、主題歌を聞いて、映画公開前に私の中にある程度出来ていた『忍びの国』という世界。
その世界は映画を見ても裏切られることなく、さらに感動をもたらすものとして補強されて、もうどうしてよいかわからないほど、この映画の世界に浸っていたいというのが今の私。
戦闘シーンは肉弾戦というか、言ってしまえば殺し合いのシーンなのに、軽やかに忍術を散りばめて、そのネタばらし的な楽しさに魅入ってしまう。
殺し合うことが普通で道具のように使い捨てられ、殺されていく命。
そうするしか生きる道がなかった伊賀の下忍たち。
その哀しさを感じる心すら封印されて育てられた彼らは、日々の目的を”銭儲け”という価値観に据えて、たくましく生き抜いていく。
でも、あの時代、誰がそれを非難できたんだろう?
だって、ほとんどの下忍たちは無門同様、貧しさゆえに近隣から幼い頃に買われてきた者たちなのだから。
今だって、貧しさゆえの戦闘は世界のあちこちで起こっている。
先進国はテロだというけれど、ISの少年兵にあるのは貧しい生活という生きるための現実だけなんだから。
アクションシーンのエンターテイメント性の高さや、お国と無門のコミカルなやり取りに笑いながら、ふとそんな人間の業の深さなんかにも、ついつい思いを馳せてしまう。
映画『忍びの国』はそんな映画に仕上がっていて、その中で、主演の大野智くんが実にすばらしいのだ。
身体能力の高さはファンの知るところではあるけれども、その素晴らしさをいかんなく発揮しつつ、さらにサトシックが愛する彼の性格を彷彿とさせる飄々とした居住まいと、さらにその深遠なる理解しがたい無垢の魂に潜む人間らしさが顔を出す後半、人間として目覚めていく無門の表情が素晴らし過ぎる・・・
笑って、楽しんで、見惚れて、泣いて、泣いて、泣いて、あっという間の2時間5分。
早くまた観たい。
明日から、ちゃんと仕事が出来るかな~、私
自信がないけど、映画見たさに仕事でミスしないように注意したいと思います
後で読みなおしたい、ネットの『忍びの国』記事付けときます。
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