「Tora5rouのブログ」総集編(長野・岐阜) | Tora5rouのブログ

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Tora5rouの備忘録として日々の出来事をまとめ、地域・旅・園芸・料理… の情報を発信いたします。 記事中の太字の部分は関連情報をリンクしてますのでクリックしてご覧下さい。

総集編の続きです。 詳しい記事はリンクサイトをクリックしてご覧下さい。 諸事情により売りを検討していたトラ五郎小屋のある土地はイトーピア湖畔別荘地と関係深い(株)白橋工務店さんに売却依頼しました。

 

 

ぶらり旅1002A(新穂高温泉)L

2010/2/23 実施日10日前に申し込んだクラブツーリズムの信州・飛騨のバスツアーに参加しました。7:50 最寄りの集合場所を出発。バスはスリー・ポインテッド・スターのベンツ製でトイレ付きでしたが、乗車してみるとクッションが固い感じがしました。129・412号線で北上、相模湖ICから中央自動車道に入り、談合坂SAで休憩、10:41 諏訪湖SAに到着、岡谷JCTより長野自動車道に入りました。松本ICから158号線(野麦街道)に入り松本電鉄と平行して走行、SAで積み込んだ弁当を車中でいただきながら車窓より稲核ダム、水殿ダム、奈川渡ダムを眺めました。いくつかの小トンネルを抜け上高地に向かう中ノ湯ICを通過しました。そして安房トンネル(4,370m)で飛騨山脈の焼岳南方を潜りました。飛騨と信州を結ぶ交通は、永らく難渋を極め標高1,700mの安房峠は、国道158号の最大の難所でした。豪雪地帯の為11月中旬から5月上旬まで通行止めになる上、非常に険しい地形で火山地帯の為、地質がもろく、降雨によりしばしば通行止めになることもありました。安房トンネルはこれらの問題を解決するため、平成元年に松本~福井を結ぶ高規格幹線道路で中部縦貫自動車道の一部として、建設が進められ、1997年(平成9年)12月に完成しました。焼岳火山群中のアカンダナ山南側の高温帯を通過しており建設は困難を極めたそうですが、この道路開通のお蔭で、かつて安房峠越えに車で1時間以上(酷い時には6時間以上)はかかったところを、このトンネルのお蔭で中ノ湯~平湯間が僅か5分程度で交通可能となりました。12:31 雪景色の平湯ドライブインで休憩。13:10 新穂高温泉の宿泊ホテルに到着、手荷物をホテルに預け、早速運行しているロープウェイの駅へ行くことにしました。13:30 新穂高温泉駅(標高1117m)より第一ロープウェイに乗り込み、13:35 鍋平高原駅(標高1305m)に到着しました。 そして2階建てゴンドラの第二ロープウェイに乗るためのしらかば平駅(標高1308m)まで少し歩きました。ゴンドラから眼下の素晴らしい景色を眺めていると7分で西穂高口駅(標高2156m)に到着しました。展望台に上がると、ロープウェイ側に笠ヶ岳(2898m)が視界を変えると、西穂高岳(2909m)、中岳(3084m)…の山々がそして槍ヶ岳(3180m)を眺めることができました。これだけの眺望はめったに見られないそうで、本当にラッキーでした。帰りはしらかば平駅にある観光案内所に寄り、板で作った虫の模型やこの地区の地形模型を見学。新穂高高原駅に戻ると宿泊する「ホテル穂高」は目の前でした。ホテル到着後入浴、鍋物付きの夕食を美味しくいただきました。部屋のテレビで熟練・上級者向けといわれる槍穂高縦走ルートを撮った「天空漫歩」というビデオを繰り返し鑑賞しました。翌朝は1時間入浴後7時から朝食をいただきました。最近のホテルの朝食はバイキング形式が多い中大きなお盆に数多くの小鉢が並んだものが運ばれ朝食としては大変豪華で素晴らしい料理をいただき、大満足でした。

 

 

ぶらり旅1002B(高山・白川郷)L

信州・飛騨の旅2日目は7:50 バスに乗り込みホテルを出発、平湯ICまで南下、158号線を西に向かい高山市内に入りました。バスの中で観光マップが渡され、主な見学場所の説明を受け、9:12 飛騨の匠の伝統工芸である春慶塗の博物館横駐車場に到着。宮川に架かる弥生橋からは下流側の次の橋の袂に大きな鳥居が見えました。 宮川は他の支流と一緒になり神通川として富山市から日本海に注ぎます。河岸には雪が残っていましたが晴天に恵まれ、寒さは感じませんでした。橋を渡ると上流に向かい川沿いに宮川朝市のお店が並んでいて布を使った手工芸品、木工品、味噌や漬け物…を見ながら散策しました。やがて朱塗りの橋で映画やドラマのロケにも度々登場するという中橋に到着春の高山祭ではこの橋を豪華絢爛な屋台が巡行すると言うことでした。橋と反対方向に少し行くと、明治28(1895)年から昭和43(1968)年まで町役場・市庁舎として使用したという高山市政記念館あり、外から見学、橋を渡って少し行くと高山陣屋に到着。こちらは中に入り見学しました。高山陣屋は全国に唯一現存する江戸時代の代官所(のち郡代役所)。表門や御役所をはじめとした歴史的建造物で国史跡指定となっています。身分が高い人が乗る籠や重要書物を入れる手箱等も展示されていました。陣屋を出た後、再び中橋を渡り、川筋から一つ奥に入った「飛騨の小京都」と呼も呼ばれる古い町並を散策、お酒を試飲させていただき、その中の一本を購入しました。

 

1時間半の高山市内見学を終えた後、バスはさらに西に向かい飛騨清見ICから東海北陸自動車道に入りました。この道路は2008年7月5日に全線開通、東海と北陸の経済圏が直結、名古屋~富山間は北陸自動車道経由約310kmが約250kmと短縮、この中には道路トンネルとして日本で2番目に長い飛騨トンネル(10,710m)も含まれていました。(1位:関越トンネル:11,055m、 3位:東京湾アクアトンネル:9,223m)飛騨トンネルは想定外の「不良地山帯」に突き当たり、高圧大量の湧水による「水圧」と土かぶりの「土圧」により、土木史上稀に見る難工事でしたが同様に難工事であった青函トンネルや安房トンネルに対して死亡事故がありませんでした。東海北陸自動車道に入りトンネルを5つ抜け最後に飛騨トンネルを抜けると、そこは白川郷IC、11:48 白川郷荻町合掌集落の駐車場に到着しました。ここから専用のマイクロバスで町内を一望できる荻町展望台に向かい城山から晴れ渡った雪景色の中の合掌造り集落を一望しました。帰りは城山を下りたところでマイクロバスを下車し駐車場まで散策、江戸時代から残る家屋や田畑、あぜ道、小川に泳ぐニジマスを眺め築後約400年が経つ「和田家」では囲炉裏端でお茶をいただき、藁で作った雪靴や生活用品、農作業用の器具を見学しました。13:10 白川郷を後にし、来た道を通り帰路につきました。16:50 諏訪湖SAで休憩、湖面が輝く諏訪湖を遠望しSA内では前にテレビで見たハイウェイ温泉の看板が目にとまりました。そして中央自動車道を甲府に向け走る車窓から眺める南アルプスの山々の頂は夕日に輝き美しく雄大でした。天候に恵まれた旅の記憶とともに、このブログを書きながら「安房トンネル」と「飛騨トンネル」のことを知りました。「飛騨トンネル」の建設に関わる記事を読んでいると2003年8月27日、小泉総理が現場視察に訪れ、ヘルメット姿の写真と彼が書いた「道」の文字の色紙が目に留まりました。「感動したよ!」と言う彼の笑顔が、なぜか思い浮かびました。

 

 

ブログの廃止とトラ五郎小屋の売却について

現在投稿している「Tora5rouのブログ」は私をとりまく諸般の事情により、現在投稿中の総集編終了をもちまして、幕を閉じたいと思います。 そしてテレビドラマ「北の国から」に登場する五郎さんの石小屋に魅了され、情熱を傾けて建設した、トラ五郎小屋のある伊豆の土地も手放すことを決意しこの度(株)白橋工務店さんのHPに売却記事をUPしました。 その他詳細は「toragorou88の生活 」をご覧下さい。