2018年6月19日火曜日

大阪北部地震

色々と教訓を得たので、記録として残す。
まずは簡単に時系列順に記載。

0800:被害状況を確認(緊急性と重要度を判断し、次のアクションを決め、交通手段を立案)
0930:大阪に帰ることを決定し、必要な資材を調達
1030:電車は動かないので、バイクで移動開始(高速は途中まで走行可能)
1330:現地到着
到着後、「家の補修」「修理依頼」「水の確保」「保険の確認」「周囲への連絡」といったアクションをできるところから着実にこなす。
(できないところに頭と労力を使う暇も体力もない)
一部始終の詳細

0800頃:単身赴任先で、地震による揺れを確認
インターネット等で状況を確認すると、実家がある高槻、茨木がまさに震源地とのこと。

 家人の状況を電話で確認しようにも、すでに電話回線はつながらず、LINEの無料通話でとりあえず、無事を確認(この時点で緊急性、重要度が一つ下がる)。
 その後、インターネットで周辺の被害状況が分かり、想定以上にダメージを受けていることがわかり、すぐにバイクで大阪に向かうことにした。

↓↓↓↓↓↓↓ご近所の様子↓↓↓↓↓↓↓

 一応、仕事もあるので、会社から貸与されているパソコン、WiFIルーターを持って行く。

 このブログの愛読者はご存じだろうが、我が家は、キャンプ好きなため、いくつか野外生活での備蓄、知識、経験がある。また、事前情報から電気、ガス、水道といったライフラインは生きているため、生活には大きな影響はなく、自宅の損壊状況が最大の懸念事項であった。

 赴任先を出る前に、必要最低限の物資(水、保存可能な食品、カセットガス、携帯用バッテリー)と家の補修材(接着剤とブルーシート)の他、クライミング用のロープとハーネスをカバンに詰め込み、移動開始(1030)

 高速道路は、京都南ICから先は通行止めになっており、その周辺は大渋滞であったが、大変申し訳なく思いながら、バイクですり抜け、大阪の家に到着(1330)

 普通なら、2時間で着くところが、バイクとはいえ、3時間かかる。もっと大きな災害の場合はそれ以上かかると思われる。この感覚を実体験できたのは大きい。

 到着後、家の様子を確認し、近くのホームセンターに買い出しに行くも、既に必要な部材は残り少なく、一部コンビニは営業不能、残ったコンビニも食品類は少ない


また、ガスは活きていると聞いていたが、止まっていた。
とりあえず、屋根の補修が必要なため、まず修理業者に依頼。おそらく周囲も同じ状況なので、連絡が遅くなればなるほど、処置も後回しになるため、これが最優先事項となる。案の定、数軒は連絡がつかず、少し離れた業者と連絡がついた。

さて、次は壁の補修。こちらは自分でできるため、息子と二人でコーキング剤で修理開始。
写真はまだマシな方だが、かなり深く、割れているところもあったが、コーキング剤で補修完了。

そうこうするうちに修理業者が到着。様子を見てもらう。
小屋根と下からみた様子では、数枚の瓦が落ちており、全体にズれただけだと思っていたら。。。

大屋根はこんな感じでほぼ全壊。。。ビニールシートによる応急処置もできない状況だ。

この時点で、屋根はあきらめ、二階の雨漏り被害に備える。濡れて困るものはすべてビニール袋にいれるか、一階に退避させる。
ほっとしたところで、一階部分にも大きなダメージを発見。

割れた部分、クリアファイルを敷きこんで、上からビニールシートをかぶせて、風でとばないようにガムテープ、重しを乗せて完成。


すべて終わったところで、水の確保。どうやら、貯留池にある水がなくなれば、断水になるらしい。
水道管が破裂しており、その修理のため断水地域が広がるとの噂も。。。


今まで使ったことがなかったコールマンの折り畳みバケツが大活躍。
これで、自分で処置できるところは、概ね終了。
やれやれ だぜ。