安倍ちゃんを猛烈に叩く君の名は三橋貴明

森友学園の国有地買収問題で近畿財務局と森友学園による協議内容が判明しました。

NHKの記事によると、去年３月２４日に森友学園の籠池前理事長から委任された当時の弁護士が財務局に対して土地の買い取りを初めて打診し、この日の内に財務局からも具体的な金額が提示されたとのことです。

学園の弁護士は約１億６０００万円を提案し、務局の担当者は土壌改良工事で国がおよそ１億３２００万円を負担する予定であると言及した上で、１億３２００万円以上での売却を要望しました。

そして、これから６日後の３月３０日に財務局はゴミの撤去費用の見積もりを大阪航空局に依頼したことから、値引き額がおよそ８億２０００万円に決定となります。
当初の鑑定価格ではおよそ９億５５００万円でしたが、この値引きによって森友学園側が要望した価格の範囲内に収まってしまったということです。

仮に報告通りのゴミがあったとしても、土地のサイズから値引き額が８億円を超えるのは異例中の異例だと言えるでしょう。財務省は「承知していない。事前に具体的な数字をもって金額の交渉をすることは考えられない」などとNHKの取材にコメントしています。

森友学園問題に取り組んできた作家の菅野完氏は「論理的に考えて財務省側の証言がとれたってこと。つまり、財務省からも政権に不利な情報のリークが始まったってこと」とコメントし、財務省側のリークである可能性が高いと言及しました。

この記事元のNHKから、もう少し引用します。

・近畿財務局と森友学園売却価格めぐる協議内容判明～NHK

（前略）

財務省のこれまでの説明

国有地の売却をめぐる森友学園との協議について、財務省は、売却価格を決める前に具体的な金額を出しての交渉はしていないと強調してきました。

国有財産の売却手続きでは、相手の意向や経済的な事情に沿って価格が設定されたという疑念を持たれないよう、価格が決まる前に国有財産の購入希望者との間で金額交渉が行われることは通常ありません。

財務省の佐川前理財局長は、５月１８日の参議院財政金融委員会で、野党の議員から事前に金額交渉があったのではないかと質問された際、「先方に、あらかじめ価格について申し上げることはございませんとずっと答弁してきているところです」と答えるなど、国会では具体的な金額を出しての学園との協議を一貫して否定していました。

（後略）

森友問題での今までの財務省の答弁とは全く違う内容のものが、なんと財務省側から出てきたようです。予め聞いていた籠池氏の希望に添うような満額回答の売却金額を財務省が出したのは何故なんでしょうね？

籠池氏にそんな政治権力があるわけがないですし？

このお二方を国会の証人喚問に呼ばなあきまへんな^^

この動画のコメント欄でフンガフンガ状態の安倍信者達が湧いていることからもわかるように、冒頭の「（天災が起きようとも）公共投資を増やさないから、国民に死ねって言っているようなもんですよ、今の安倍政権は」から始まって、加計問題でも安倍ちゃんをケチョンケチョンの三橋氏。

私がここで安倍ちゃんのことを嘲笑しているのと同等か、それ以上に、三橋氏が安倍ちゃんに呆れかえっていることがわかります。

三橋さん、最高^^

このおは寺を聴いていただければわかりますが、「法的に問題ない。私が主導でやりましたが、それが何か？と安倍総理は言えばいいんですよ」と言う三橋氏の真意は、その後に「でも安倍総理はそんなこと言えないでしょ？だから、そんな依怙贔屓の国家戦略特区は問題なんですよ」という皮肉の意味のようです。

文章にすると、その真意が読み取りにくいことが誰にでも多々ありますが、このように口から聴くと誤解はずいぶんと減るように思います。

ただ、このエントリーでのコメント欄でも私は書いたのですが、加計問題に関する国民からの批判は「ルサンチマン」だとは思えないんですよね。

第一、それがルサンチマンだとすると、このラジオでの加計問題に関する安倍ちゃんへの三橋氏の批判もルサンチマンになってしまいますし。

恐らく三橋氏は、「グローバル化を善とする日本国民」という前提があって、「そんな国民が国家戦略特区を問題視せずに、加計問題だけを批判するのはルサンチマンしかない」という思い込みがあるのではないでしょうか？

まずもって、私達日本国民（大多数の庶民）の多くが「グローバル化を善」と本当に思っているのかということに、私は疑問を持っています。

日経新聞を始めとした新聞社群が「グローバル化は善」と打ち出しているだけで、日本国民の心の奥底にまではそれが浸透していないのではないでしょうか。

例えば、「君の名は」という映画が日本で大ヒットしましたが、この映画では、外国や外国人が一切描かれておらず、日本のある地方での伝統や文化が描かれ、そこに住む少女と、一極集中が進む東京に暮らす少年とが、東日本大震災での津波を連想させる、ある自然災害に直面する中での交流が描かれています。

そして数多くの日本人がこの映画に共鳴した。

これはまさしく、日本国民の中に反グローバル思想が元から根付いていることの証の一つであるように私は感じます。

「君の名は」の大ヒットは、日本国民をつつけばつつくほど、反グローバル思想への共感を表面化させることができる可能性を示唆させるものではないでしょうか？

まあ、一から百まで同じことを考える人間同士というのはあり得ませんので、三橋氏といくつかの意見が違っても当たり前ですが（笑

それにしましても笑えるのが、この動画でのコメント欄での安倍信者達。

例えば、「こいつ加戸さんの話し聞いてないんかい。」などと言って安倍擁護をしていますが、当の安倍ちゃんが、1/20の件のような嘘の答弁をしたり、加計理事長を証人喚問に呼ばないなど逃げ回っているんですよ？

そんなに安倍ちゃんのことを信じているのであれば、なおさら、安倍信者達が安倍ちゃんに向かって、「さっさと加計理事長を証人喚問に呼んで、この問題を解決させろ」と言えばいいだけでしょうに。

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