北朝鮮のミサイルと日本の遺憾の意【ヤンの地雷】 | 進撃の庶民 ~反新自由主義・反グローバリズム

本日はヤン様の寄稿コラムの日です!

 

当の安倍ちゃんは、「敵基地攻撃能力」の保有について、「現時点で具体的な検討を行う予定はない」」と、相変わらずの自立防衛放棄&アメリカ様頼りを表明している中、衆院解散報道を受け、安倍信者達は「日本の国防の為に安倍ちゃんが必要」とアホさ満開なハチャメチャ論がネット上に蔓延っているようですが、ヤン様が冷静な分析を展開されております。

 

なお、本日のヤン様ブログにて、解散総選挙についての分析エントリーも更新されておりますので、こちらにも注目です。

 

 

それではヤン様コラムをどうぞ!

 

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『北朝鮮のミサイルと日本の遺憾の意【ヤンの地雷】』

 

 

 

北朝鮮のミサイルがまた発射

 先日、北朝鮮のミサイルがまたもや北海道上空を通過したようで、おおよそ3700キロ飛行したとのことです。北朝鮮からグアムが3400キロなので、アメリカに「ちゃんと届くぞ、この野郎!」と証明してみせたという見方が有力なようです。

 

 ちなみに私、北朝鮮関連のニュースはもうほとんど追っておりません。北朝鮮のやりたいことというのは明白で、そして日本においてすぐに国防の議論がすすまないことも明白で、一喜一憂するのが面倒くさいから”確認”程度のニュースの追い方にしているわけです。

 このような不真面目な態度に私がなるのにも理由があります。

 

 たとえば世界を見渡してみますと欧州の各国、もしくはアメリカ、もしくは中国やロシア、はては韓国までも主体的に判断して「どうするか?」とやっております。韓国については中国の反対を押し切ってまで、北朝鮮への距離と同じ海の方にミサイル発射をしたのだそうです。

 たとえばこういう光景を想像してみてください。

 

 北朝鮮くんが日本くんの胸ぐらを掴んで、殴るかもしれないぞ!殴るかもしれないぞ!と脅しています。それに対してアメリカくんは国連で”一応”北朝鮮くんへの経済制裁決議などで動いております。

 また各国も「北朝鮮やめとけや」とか「いやいや、話し合いしろや」とかいってまして、お隣の韓国は「ああん?やんのかこの野郎!」と対抗するかまえです。

 日本は胸ぐらをつかまれているにも関わらず、大声で「遺憾の意!万全の体制!」とお経のごとく、何の行動も取らないでただ唱えている。

 シュールでしょ?(笑)バカバカしくもなるってなもんですよ。

マッカーサー曰く「日本人の精神年齢は12歳」らしい

 マッカーサーがアメリカに帰ってから、とあるインタビューだったかに応えたときに「日本人の精神年齢は12歳」と発言して、神のごとく崇め奉ったマッカーサー元帥を猛烈に当時の日本国民は批判をしたようです。

 しかし他国におんぶ抱っこされている時点で、そしてそれに左右ともに依存している時点で、マッカーサーの言は正しかったのではなかろうか?と思えてなりません。

 

 よい大人がトラブルや危機にの際に、解決のために主体的に行動できないわけがない。または猛省して今後そのような事態が起こらないように、対策を講じないはずがない。

 ところが日本政府の対応とはこの危機的状況に対して「万全を尽くす」「断固として抗議する」「しかし敵基地攻撃能力は検討しないし、核シェルターの議論もでない」と、いっこうに問題に対して向き合うことすらしないのですから、嫌なことから逃げ回る12才児、と評されても文句はいえないでしょう。

 

 とするならば(!!)このような12才児に日本刀をもたせるようなバカはいないわけで、このような児戯に等しいふるまいに対して国際社会はなんと認識するか?

 「日本という国は子供だから、やっぱりあいつらが軍事を確立するのは危険だわ」

 と思う部分がとうぜんあるでしょう。

すべての事象は緊縮財政へと通ず

 「すべての道はローマに通ず」とはあのローマの有名なことわざ的な何かですが、現在の日本は「すべての政治は緊縮財政に通ず」とでも表現したくなる事態に直面しております。

 全国的に核シェルターを整備しよう!短期間で整備しよう!とするならば、おそらく”まだ”可能でしょう。10年程度で公共施設の3割程度くらいはできるはずです。

 またミサイル防衛システムであるイージス・アショアの導入は決定されましたが、これだってなにも来年度の予算まで待つ必要はなく、補正予算をくんでとっとと取り組んだらよいではないですか。

 

 一般的にはあまり知られておりませんが、イージス艦もミサイル防衛の要ですので、これだって今後北朝鮮がICBMと核兵器を保有するのはほと既定路線なのですから、すぐにでも予算をつけて人員の拡充と兵器の拡充をすればよいではないですか。

 核兵器の保有も検討、議論くらいはあってしかるべきでしょう。

 もっとも12才児に核兵器をもたせることを、国際社会が、もっといえばアメリカが認めるかどうか?は別の話ですが。

 

 しかし三橋貴明氏によるとどうも、すぐに出来ない、やれないのは「増やした分をどこから削るか」という緊縮議論に政府が浸りきっているからだそうです。

 近年の消費税増税、社会保障費の抑制、公共事業の抑制などを見ておりましても、これは正当な解釈でしょう。

 

 とするならば(!!)政府は国民の安全よりも、じつは「政府が印刷する日本円での負債額」のほうを重要視している!という話になります。ようするにどーでもいい数字にこだわって、日本国民の安全などどうでもよいと思っている、というように捉えられます。

 

 なにせ万全の体制とは、ミサイルが飛んできたときの避難マニュアルのことらしいですからね。少なくとも最近の、北朝鮮リスクが高まってきたときに政府が出したのはこれだけです。

 しかも私はネット上でしか存じないので、「いかにお金をかけたくないか?」と疑われてもしょうがないでしょう。

財政出動は安全保障上の解決策である

 ということで、またもやいつもながらの結論に落ち着くわけですが、財政出動をして、安全保障にお金をもっとぶち込みましょうと思うわけです。

 万が一にも日本に北朝鮮のミサイルが着弾した場合の経済的損失、そして人的損失、政治的損失をかんがえるのならば、財政出動なんぞお安いものでございます。

※これは国土強靭化計画と南海トラフ地震にもいえることです。

 

 ところがどうもニュースを見ても社説を見ても、もしくはネットをうろついても「財政出動で安全保障を強化しろ!」という声は殆ど聞こえてきません。

 無理心中はしたくないので、今日も「財政出動しろ!安全保障を重視しろ!」と書き続ける私でしたとさ(笑)

 

 

 

(了)

 

 

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