「ふるさとを守りたい、子供達の未来を守りたい」様の水曜日のコラムです！
本日は、 「地方から経世済⺠を実現しよう その7」というコラムを頂いております！！

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「今治市の獣医学部新設につきましては、慢性的に不足している本県公務員獣医師の確保や、若者の地
元定着による地域活性化等の観点から国家戦略特区制度を活用して今治市とともに提案し、国におい
て、申請のあった学校法人加計学園による設置を認めたもので、今後、国による学部の設置認可を経
て、今治市から正式な要請があれば、財政支援に関する検討を開始することとしておりますので、御理
解いただきますようお願いいたします。」

 

上記のご回答を以前送った下記の提言に対していただきましたが、知事には趣旨を十分に御理解いただ
けなかったようで非常に残念です。

 

私は、県の財政が厳しいなかで25億円も捻出する余裕があるなら獣医学部の新設より、南海トラフ巨大
地震をはじめとした将来の大規模災害から県⺠の生命と財産を守るための対策に使うべきではないかという意見を知事にぶつけたかったのです。

 

知事が厳しい財政事情のなかで、県⺠の生命と財産を守る防災対策よりも獣医学部新設を優先する判断をした旨を県⺠に説明し、それに大多数の県⺠が納得するか、財政に関する間違った認識を改め、「日
本国債は全て自国通貨建てで発行されており日本政府が財政破綻するリスクはゼロで、デフレ下の今は
国や自治体が支出を増やすことは県⺠にとって有益なので、県が緊縮財政を行う必要は無い」という正
しい認識に基づいて、国に交付金などの財政支出拡大を要求し、獣医学部新設への補助額と同等以上の防災関連の予算増額が実現されない限り、私は獣医学部新設への多額の県⺠の血税投入には絶対に賛成できません。

 

知事への提言御利用に当たってに「同一提案者からの同一趣旨の御意見等については、原則として再度の回答はしないこととしておりますので、御了承ください」とありますが、今回は知事が趣旨を十分に
理解せず御回答されたのですから、再度納得のいく御回答をする義務があると思います。知事は誠実な
お人柄ですので再度真摯な御回答をいただけると信じていますが、万が一そうしていただけない場合、
県⺠からの信頼を失うことになるでしょう。

 

「 以前、送った南予沿岸における代替道路整備や津波避難シェルター設置等の提言に対して、「多額の
費用や⻑期間を要し困難である」とのご回答をいただきました。

 

知事は財政健全化を重視していると推察しておりますが、日本国債は全て自国通貨建てで発行されてお
り日本政府が財政破綻するリスクはゼロで、県に財源がないなら国に積極財政を求めればよく、しか
も、デフレ下の今は国や自治体が支出を増やすことは県⺠にとって有益なので、県が緊縮財政を行う必
要は無いと私は考えております。

 

百歩譲って私の認識が間違っているとしたら県の財政健全化は必要かも知れませんが、しかしその場
合、防災対策の予算さえも削らなければならない中で、今治市への加計学園の獣医学部新設に県が多額の財政支援を行うのは財政健全化の方針と矛盾しないでしょうか。

 

私は矛盾を感じます。そもそも、獣医師の偏在は畜産関連の業務等の獣医師の賃金や労働時間など待遇の問題が大きな原因であり、獣医学部新設が有効な解決策になるとは思えないからです。
また、百歩譲って獣医学部が四国に必要だとしても、県外の私学の加計学園ではなく、地域に根ざした
国立大学で農学部や医学部もある愛媛大学に獣医学部を新設する方が高いレベルの研究や人材育成が可能で、県の財政負担や学生の経済的負担も軽減できるのではないでしょうか。

 

こんなことに使う財源が捻出できるなら、県⺠の命を守る防災対策にまわすべきだと私は思います。
知事にとっては県⺠の命を守るより、安倍総理に気に入られる方が大事なのですか。」

 

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