本日は、河合範安様の寄稿コラムです！
月曜日よる掲載予定だったのですが、今週は水曜日が空きますのでこちら枠に掲載させていただきます。
山本太郎議員が最近、財政出動について語っておられるようで、これをどのように考えるのか？みなさまでもご議論くださいませ！
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山本太郎の主張する経済政策を支持する～河合範安様
「山本太郎は売国奴か？」
ネトウヨに代表される右派からは、山本太郎は売国奴と言われている。
彼らは、山本が芸人時代に、竹島を韓国に上げればいいという発言をしたから売国奴だというような主張をしている。
また、中核派や脱原発派から支持を受けているから売国奴だとも言われている。
右派の多くは脱原発には反対だから、そうなるのも無理は無い。
更には、招待された園遊会で天皇陛下に勝手に手紙を渡す奇行も見られた。
確かに上記のような行動を見れば、右派が山本太郎に拒否感を持つのも分かる。
しかし、これらの行動のみで最近の山本の議員活動を全否定することは得策なのであろうか？
というのは、山本の主張する経済政策は、他の議員や政党が主張する経済政策よりも優れているからである。
「山本太郎の主張する経済政策」
河合は山本の主張する経済政策を支持している。
以下が、山本太郎の経済政策に関する発言だ。
『安倍政権を倒す事は難しくない。野党がまともな経済政策を打ち出す事。「消費税廃止・大胆な財政出動」
財源は公債と金融資産課税の強化、そして景気が良くなった際の所得税・法人税の累進性強化。有権者が1番大事だと思う部分を最大にアピールしなきゃ勝てない。奨学金返済者全てチャラ、くらい言え』
『消費を増やすためにはまず消費税を5%に下げる、戻すという事が大切だと。その先に消費税を廃止する議論をすべきだと。
日本経済が傾いた大きな理由の一つが消費税なんですよね。日頃から組織票や企業献金で"お世話"になっている大企業に対してご恩返しの大減税を行う 』
『国が壊れてしまいます。アベノミクスは"破綻"とみるのが正しい思う。勿論良い所もあった。それは金融緩和。
でもその先に繋がる財政出動というのがされていない。金利を下げるためにしか使われていなかった、と。中山(恭子)先生が言われたような公共事業にも多少は必要 』
『でもその財政出動という部分を例えばJRがリニアをやりますと言うのに対して30兆円5年間突っ込むというこのお金の回し方はあり得ない訳です。
一民間事業がやる事業に対してそこまでの突っ込み方はあり得ない。30兆円がこの5年で出るならば国の貧困は全て解決できる 』
『GDPの6割は個人消費。
この個人が潤わないと意味がない。
しかし今は大企業が優先して潤う政策。
ということで個人消費が潤う政策をします
個人消費が減るような政策はやめます！』
『消費税率の引き下げ
法人税の増税
住宅手当
無利子の奨学金
子育て支援
医療支援
将来性があり現在圧倒的低賃金の介護・福祉分野に積極的に投資』
つまり、山本は進撃の庶民のような積極財政を支持している数少ない議員である。
経済政策に関しては、売国奴どころか愛国者である。
「緊縮左派に警戒」
ただ、河合は山本の経済政策を基本的に支持しているが、少し心配している。
というのは、山本は左派だから、どうしても緊縮左派に流されやすい。
左派はどうしても公共事業や軍事を嫌う。
だから河合は、山本が公共事業費や軍事費の拡大を嫌い、緊縮左派勢力によって、それらの予算を大削減する方向に誤導されないように注意する必要があると思う。
左派は、社会保障費や教育費の拡大を主張する部分は支持できるが、公共事業費や軍事費の削減を主張する点は支持できない。
しかし、社会保障費や教育費の予算を増やすから、その分公共事業費や軍事費を減らすなんて愚行をしたら、結局予算を拡大出来ずにデフレは脱却できない。
だから、予算を削減されないようにしないといけない。
ただ、山本は社会保障費や教育費に関しては異次元の拡大を主張しているから、積極財政派にとってはこの部分は支持できる。
『山本太郎議員は言動に注意すべし』
それと山本太郎議員には、今後は言動を注意して頂きたい。
何故なら、緊縮財政派は山本議員を辞めさせようと虎視眈々と狙っている。
また、山本議員と積極財政派を貶めようとしているからだ。
積極財政派の三橋貴明が逮捕されるや否や、普段はロクに書き込みをしない緊縮財政派の連中が、まるで鬼の首を取ったかのように喜び勇んで、ネットであちこちに書きまくっていたことを思い出そう。
山本議員が、今後はトラブルを起こさずに無事に政治活動を継続していくことを願う。
(了)
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