結婚25周年!「Restaurant花の木」で銀婚祝 | すみれのキモノ笑う日々

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週末着物ではありますが、着付けに悩みコーディネートに失敗するちょっと笑える着物のお話、日々のアレコレをつづります。

2月11日(土)は結婚して25年、銀婚のお祝いの日。

とはいえ、週末の出だしはいつもと変わらず。
一週間分の食糧買い出し、掃除、洗濯、お弁当のおかず作り置き・・・
などという事をやっているうちにすでに夕方。

頭の中である程度コーデしていたものの、実際に平置きすると今度は小物をあれやこれやと悩み、ますます時間が押し迫ります。
そうなると半衿まで吟味する時間がなく、
「とにかく衿がついている長襦袢着とこう」
「上に羽織るモノ?もうこないだのアレでいいや」みたいなことになりました。


そこへ支度を終えた夫がフラリ。見ると、チェック柄のウールシャツにコーデュロイのパンツ。
それいつものカッコやないか!

夫の服装にうるさく言わない主義の私もさすがに
「ドレスコードは確かに無いけど、せっかくのフレンチだからジャケット着たら?」
すると、
「これが一番ラクであったかいんだよ。今日は寒いし」

もうええわ。そもそもおシャレに全く関心のないオトコと連れ添ったのは他ならぬ自分。
それから25年。今更の教育はムダというものでございます。
うむ。我ながら悟ったことよ。
着物コーデも夫婦のファッションバランスも、こだわりはかなぐり捨ててとにかく出発です。


この日のコーデは、無地の結城紬にアールヌーボー柄のグリーンの帯。


「くるり」さんの羽織にファーの衿。故・カストロ議長のあごヒゲみたいになってますけど、一応ファーですことよ。



予約したのは大濠公園の湖畔を臨む「Restaurant花の木」。
マリリン・モンローとジョー・ディマジオ夫妻が訪れたことでも有名な福岡の老舗です。





お料理はオーソドックスながら、きちんと丁寧に作られていてとても美味♪
「これがグランメゾンの力というものか・・・」
日頃、牡蠣焼きやらギョーザやらでキャッキャ盛り上がる夫婦も神妙な面持ち。
家の中のドタバタから一転、ようやくエレガントな気分になってきましたよ~








中の島のライトアップが美しく、いい雰囲気。



57歳の夫、53歳の私。
色々ありましたねえ。ケンカもしました。不妊治療も深刻な病気も経験しました。目まぐるしく忙しい25年でした。
私たちのことだから、きっとこれからも気ぜわしく落ち着きのない日々を送るのでしょう。
若い頃、銀婚のお祝いをする大人の夫婦は憧れでした。でもなんだか今の我々、正直めちゃくちゃ程遠いです。

たぶん、金婚式の日も「何着たらいいんだ」「あの帯揚げはどこ」とドタバタ家の中を走る気がしてます。




いつまでも笑いの多い毎日でありますよう。