ニューヨークには様々なミュージアムがありますが、その中でも、服飾雑貨、カバン、靴、アクセサリー、家具など美術工芸品を専門としているミュージアムが、コロンバスサークルにあるミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザイン (Museum of Arts and Design (MAD)) です。MADでは、現在、カウンターカルチャーが隆盛だった60、70年代のファッションの特別展が行われています。ヒッピー風などユニークなファッションがとても個性的に展示されており、幅広い世代の人々が訪れ、美しい作品に魅入っていました。
タイムワーナーセンターなどショップが立ち並ぶショッピングエリアとなっているコロンバスサークルに、このミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザイン (Museum of Arts and Design) はあります。ショッピングついでに立ち寄ってみても面白いミュージアムです。
現在、MADで行われている特別展が、”Counter-Couture Handmade Fashion in an American Counterculture” と題されたファッション展で、60、70年代に流行したユニークな手作りの服が並んでいます。
60、70年代と言うと、カウンターカルチャー的な活動が盛んだった時代で、反戦運動、市民権運動、自由、ヒッピー、ロック、ポップアート、ドラッグなど統一的でない、自由で多様な価値観がもてはやされた時代でもあり、そんな時代背景を感じさせる個性的な服がいっぱいです。
黒人らしいファッションや、
ヒッピー風、ネイティブアメリカンファッションなどそれぞれの文化、趣味に根付いたファッションが展示されています。
個性的な服だけではなく、展示スペースもとても美しく演出されています。
衣服だけでなく、アクセサリーなどの様々な小物や、当時の雰囲気の伝わってくる写真やポスターなども展示されています。野外音楽祭は当時大流行だったようで、その代表的な存在として語られることの多いニューヨークのウッドストックフェスティバルの写真なども展示されていました。
こんな面白キュートな厚底サンダルも。
フォトジェニックな部屋があったりと、なかなか楽しめる展示になっています。この特別展は、8月20日までの開催となっています。
階段の途中には、いつも目に止まるこちらの美しいステンドグラスもあります。
こちらは終わってしまいましたが、2階部分では、ニューヨークで活躍したハンドバッグデザイナー Judith Leiber さんの多種多様なバッグが展示されていました。
おしゃれで可愛いバッグがいっぱいです。
様々な素材を試していたようで、日本の着物の帯を利用した作品もありました。
デザインミュージアムというだけあり、ギフトショップもおしゃれなものが勢ぞろいです。
インテリアグッズもとてもおしゃれで洗練されたデザインのものが多くおすすめです。
前回、訪れた時の様子はこちらです。
ミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザイン Museum of Arts and Design
2 Columbus Circle, New York, NY 10019 MAP