こんにちは　あっこ先生です

 

あなたのワンコさん　動物病院は好きですか？

 

「はい♪　大好きです～～」という方は

この先読まなくても　

 

でも　動物病院に行くたびに

　　１　あくびをする　　鼻をしきりと舐める

　　２　あなたから　顔をそむける

　　3　あなたに背を向ける　　しきりと匂いを嗅ぐ

なんてやっていたら　要注意

 

行動学では「攻撃ステージ」といわれているものがあります

階段のイメージです

行動が段々レベルアップして

最後は「攻撃・・・咬みつくようになる」

 

さっきの１～３は

この最初の階段の部分にあたります

 

そして・・・

しっぽを後ろ足に間に下げてしまう

震える

耳が後ろにたおす・・・

 

さらには・・・

うなる

歯をむき出す

咬みつく　　　　　最終段階です

 

友人の行動治療の専門家の獣医師が

最近ご相談で多いのは

「うちのコ　動物病院に連れて行くと

先生や看護師さんに咬みついて・・・

先生に治療はできないと言われてしまって

どうしたら良いでしょう　　　」

ということだと言ってました。

 

犬は頭がよいので

動物病院→　痛いことをする・嫌なことをする

ということをすぐに学びます

 

毎年のワクチン

健康診断の採血の注射

など犬にとって嫌なことばかり

 

さらに飼い主さんも

やっぱり病院に行くと少し緊張しますよね

 

毎年確実に攻撃のステージを上がっていって

でも飼い主さんは気づかずにいて

そしてある日最終ステップ　階段の一番上

　　「う～～　ガブ」

 

※誤解のないように言っておきますが

　犬は怖いんです　怖いから不安だから

　やむを得ず攻撃しちゃったんです

　一生懸命犬語で怖いと言っているんですが

　悲しいかな人は犬語がわからないから気づかない

 

　窮鼠　猫を噛む　のたとえの通り

　窮犬　獣医師を噛む　になっちゃうんですよね・・・

 

では　この攻撃のステップを上がらないためには

どうしたらよいでしょうか

 

それが

「なんでもない時に動物病院に行って

　　美味しいものをもらって食べるなど

　　　　楽しいことをする」　

という簡単なこと

 

散歩の途中にちょっと寄って　オヤツをあげる

フードを買いに行くときも連れて行って

スタッフさんに遊んでもらったり　オヤツをあげてもらう

 

なんていう一手間かけるだけ

 

昨年　新潟県の数件の動物病院で

「動物病院大好きキャンペーン」を実施ました

 

その一手間を飼い主さんにも楽しんでいただこうと

プレゼント付きにしたんです

 

 

その結果・・・

少なくとも4回以上続けてなんでもない時に病院に行って

美味しいもの食べるだけで

ワンちゃんが変わっていくことがアンケートに現れていました！

 

震えていたコが　震えなくなった

オヤツを食べられなかったコが　食べられるようになった

 

 

だから

ぜひ　動物病院を嫌いにさせないため

将来病気になった時に治療ができない　

なんてことが無いようにするため

ぜひぜひ　やってみてください

 

特に1歳未満の子犬さんにお勧めは

動物病院でのパピークラスや

しつけ方教室に通うこと

修了生の犬たちはほとんど　　動物病院が大好きです

 

開業29年　　犬たちをみてきた獣医師として

ぜひぜひ　やってみること　お勧めします

 

すでに病院嫌いになっちゃっているコは

行動学に詳しい専門家のアドバイスをうけながら

進めましょうね！

 

私も記事を載せている　こちらのサイトもご参考にどうぞ

http://dogtoclass.com/?page_id=27