エイリアン・フライトスチューデント・プログラム | 『空に焦がれて』
アメリカで訓練をするにあたって必要な手続きが1つあります。それがエイリアンフライトスチューデントプログラム(Alien Flight Student Program)。略してAFSP。

これはアメリカ合衆国運輸保安庁(TSA)に訓練を行おうとする者がその身元を登録するシステム。おそらく同時多発テロ以降に外国人による飛行訓練の規制管理を行うために導入されたシステムのようです。

飛行訓練を開始しようと思う人間は、TSAに対しパスポート情報・ビザ情報・指紋・その他諸々の個人情報登録する必要があります。

そしてそれらをチェックされ問題がなければようやく飛行訓練の開始ができます。

この手続きが何気に時間を要するので、日本から短時間でアメリカに渡った人で訓練の開始までに無駄な時間を過ごしてしまう場合があるようです。

この手続きに時間がかかってどれだけかかるかがその後に大影響してくると思うので、訓練期間だけは長かった私の場合の手続きの時間について今日はお話をしたいと思います。

私の場合2013年から2016年までトータルで考えると3年半もの訓練期間を費やしてしまいました。言い換えるとその間にAFSPを3回も更新する羽目になっているわけです。これはこれで今後アメリカでのライセンス取得を目指す方に対して、非常に有益な資料になるんじゃないかなと勝手に自負しておりますwww



上の表がそれぞれの年の申請から承認に至るまでの期間を示した表です。

初年度は指紋取ったり郵送したりがあるので長め。その後は毎年同じデータをオンラインで送るだけです。特段滞在ステータスが変わるわけでも無く、毎年上納金納めさせられてる気分です。

面白いことに2014年は2015年に比べ、少し時間がかかっています。これは申請の際に入力したビザの番号が間違っていたために、やり直しの期間が含まれています。

2014年の申請は2013年の申請データをそのまま提出したのですが、2013年では指摘されなかったビザの番号が、2014年に指摘されると言うなんともアメリカらしい、ざっくりとした手続きな気がします。

ビザの表面にはいろんな番号が書かれており私は間違った部分上番号入力しまっていたのでした。

そうは言いつつも2014年、2015年はオリジナルの申請を使い回しで出しているからか、承認までの時間も非常に短く済んでいます。

2016年も同様に使いまわしのデータで申請したのですが、何故か2週間近くかかってしまっています。周りにも聞いてみましたが2016年は承認までの期間が少し時間かかっていたようです。

こういう場面もあるのでAFSPの申請には多少時間がかかる覚悟が必要かもしれません。

これらの手続きの期間は、当時の私の経験があり今後も同様と言う保証はありませんが、今後アメリカでライセンスを取得される方の参考になれば幸いです。