映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「はじまりへの旅」

2017年05月02日 | 日記

  

    ビゴ・モーテンセンが大家族の父親役を演じ、森で暮らす風変わりな一家が旅に出
    たことから巻き起こる騒動を描いたロードムービーです。
    現代社会から切り離されたアメリカ北西部の森で、独自の教育方針に基づいて6人
    の子どもを育てる父親ベン・キャッシュ。厳格な父の指導のおかげで子どもたちは皆
    アスリート並みの体力を持ち、6カ国語を操ることができるし、18歳の長男は、受験
    した名門大学すべてに合格。ところがある日、入院中の母レスリーが亡くなり、一家
    は葬儀に出席するため、そして母のある願いをかなえようと、2400キロ離れたニュー
    メキシコを目指して旅に出ます。
    世間知らずな子どもたちは、生まれて初めて経験する現代社会とのギャップに戸惑
    いながらも、自分らしさを失わずに生きようとしますが……。
    監督は「アメリカン・サイコ」などの俳優で、「あるふたりの情事、28の部屋」で監督と
    しても高く評価されたマット・ロス。第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の監督
    賞をはじめ、世界各地で数々の映画賞を受賞しています。

    久しぶりに全く予備知識無しで見ました。最初の内は破天荒一家を呆れて見ていまし
    たが、段々温かいものを感じて中に引きずりこまれ、時には笑わせてくれるし楽しく見
    ました。
    それでももっと現社会への批判等もあっていいと思うし、あまりの破天荒ぶりに非現実
    を感じる部分もありますが、ラストが素晴らしいし後味がいいので全て良としましょう。
    俳優陣も子役を含めてとても好感が持てます。お薦めの一本です。




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