「百円の恋」の監督・武正晴と脚本・足立紳が再タッグを組み、NHK連続テレビ小説な
どを手がける脚本家・今井雅子がタッグを組んだ作品です。
中井貴一と佐々木蔵之介がダブル主演を務め、「幻の利休の茶器」をめぐって繰り広
げられる鑑定士と詐欺師による丁々発止の騙し合いを軽妙に描いた一攫千金骨董コ
メディドラマでもあります。
舞台は千利休を生んだ茶の湯の聖地、大阪・堺。空振り続きの古物商・小池則夫は、
腕は良いのに落ちぶれた陶芸家・野田佐輔と出会います。大御所鑑定士に一杯食わ
された2人は、仕返しのため「幻の利休の茶器」を仕立て上げて一攫千金を狙うのです
が・・・。共演にお笑い芸人の友近をはじめ、森川葵、塚地武雅、桂雀々、芦屋小雁、近
藤正臣らが出演しています。
「百円の恋」のスタッフ作品なので、当り外れはいだろうと思って見ましたが、まるでアマ
チュア作品並みの出来であり、それでも辛抱して最後まで見ました。どこでどう間違った
のか、ちゃんと入場料を取って見せる作品には程遠いと思います。少しでもいい所を探
そうとして見終わりましたが、印象に残った場面は全然ありませんでした。
テレビの「なんでも鑑定団」の番組を
ときどき見るのですが
拾ったり、貰ったりしたのが大化けしたり
逆に、何百万円で買ったのが
数千円だった場合は気の毒になってしまいます。
あの面白さ、意外性を狙ったのでしょうが、消化不良で
なんともいけません。