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中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「タクシー運転手 約束は海を越えて」

2018年05月10日 | 日記


    1980年5月に韓国で勃発、多数の死傷者を出した光州事件は韓国が外国に報道さ
    れないように遮断したのですが、それを世界に伝えたドイツ人記者と、彼を事件の現場
    まで送り届けたタクシー運転手の実話をベースに描いたヒューマンドラマです。
    1980年5月、民主化を求める大規模な学生・民衆デモが起こり、光州では市民を暴徒
    とみなした軍が厳戒態勢を敷きます。「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払
    う」というドイツ人記者ピーターを乗せ、光州を目指すことになったソウルのタクシー運転
    手マンソプは、金儲けをしたいばっかりに引き受けます。
    そして機転を利かせて検問を切り抜け、時間ギリギリにピーターを光州まで送り届けるこ
    とに成功しますが、留守番をしている11歳の娘が気になるため、危険な光州から早く立
    ち去りたいマンソプでした。記者ピーターはデモに参加している大学生や、現地のタクシ
    ー運転手らの助けを借り、取材を続けますが・・・。
    監督は「義兄弟」「高地戦」のチャン・フン。主人公となるタクシー運転手役をソン・ガンホ、
    ドイツ人記者役を「戦場のピアニスト」のトーマス・クレッチマンが演じています。

    今の韓国は外交上からのことからしても、決して好きな国とは思っていないのですが、最
    近の韓国映画は、特に出来のいい作品のみが日本に入ってきているにしても、この作品
    は映画の色々な持ち味が投入されていて、これには参ったと思いました。最初は陽気な
    場面からはじまり、どんどん変化して行く過程も上手く描かれているし、はらはらドキドキも
    あり、最後は感動の嵐です。絶対お薦めの一本です、是非ご覧ください。




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2 コメント

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名もなき人たちの勇気 (天羽鈴)
2018-05-14 20:46:45
こんばんは。わたしも今年のベストテン間違いなしの作品でした。カーチェイスなどはフィクションとわかっていても、面白く、泣いてしまいました。民主化への嵐のなか、名もない市民の勇気と優しさに感動しました。
Unknown (中島けん)
2018-05-15 13:16:38
天羽鈴さん

本当にいい作品ですね。アラ探しをすればカーチェイスも然りかも
知れませんが、そのくらいは目をつぶってもいいと考えます。
それにしても邦画の低調ぶりに落胆の毎日です。(笑)

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