メタポリスにひときわ高くそびえるクリスタルタワー。
イベントホール斜塔の頂上からその根元にアイリアルで飛翔し、今スタート地点に立った。
頂上を目指しアタック開始だ。


じわじわと高度を上げていく。
上昇率は傾斜が垂直に近くなるほど遅くなる。
毎分1ドットのスピードで高度を稼いでいく。
左側に飛翔開始したイベントホール斜塔が見えている。


リボン状のオーバーハングが見えてきた。
ここまでは順調に来た。
しかし、どうやってもこれ以上登れない。
2時間ほど登り続けたが1ドットも上がれなくなった。
ここはいったん断念する。



後日、再アタックを試みたが、やはりどうしてもこのリボンオーバーハングのあたりから上には行けない。
見えないシールドが張られているようだ。
どうやらここが最高到達可能地点らしい。
このSSをもって、あの碧さんに最高点到達2番乗りを認定してもらった。
一番乗りはもちろん碧さんだった。

かくして、頂上征服は未完に終わった。
なお、東京タワーは頂点まで登ることができる(当時)。
東京タワー頂上一番乗りの栄誉はフレンドの舞妃ちゃんに与えられたのだった。

このように登攀ブーム真っ盛りのころ、わたしたちは魔女飛行隊として飛翔と登攀に勤しんでいたのだ。

志茂のなんじゃもんじゃの木の樹幹やメタポリス山・・・登れるところはどこでも上った。
メタポリスの空中庭園にも。