②わが子への“いじめ”(悪口、無視、暴力等)を学校に訴えた後で子供が不登校になるのはなぜか? | 不登校・登校拒否・登校しぶり、別室登校・保健室登校、通信制高校、ひきこもり、カウンセリング

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(前回①の続きです。)


前後関係が繋がっていますので、必ず前回の記事をご覧になってから下記をご覧下さいね。

前回の記事はこちら → クリック





時には確かにこのような“謝罪の解会”“生徒たちの反省会と握手”でも功を奏するようなことはありますが、それは幼稚園や小学校低学年の子供たちが素直な年齢あたりまでです。


ですが、現在の中学校や高校は、以前にもこのブログで書きましたが、いわば“弱肉強食のジャングル。強い者が生き残るジャングル”みたいなところなんです



この記事(
河北新報 8月25日(火)9時12分配信の「<仙台中1自殺>別な男子もいじめ被害」)には書いていませんが、簡単に言いますと、



“イジメをやったとされた生徒”

“イジメをされたと訴えた生徒”に

“リベンジ”
、すなわち“復讐”をやっている



のです。



学校での意地悪やイジメを母親に訴え、母親が担任に連絡し、担任が意地悪やイジメをしていると言われている子どもに注意した場合、言われた子どもは、多くの場合、次の様に考えたり、言ったりするのです。



「テメエ、よくも親や先生にチクりやがったな!!ふざけんなよ!!ただで済むと思うなよ!!」


「オマエな、ウザイテメエのことは棚にあげておいて、人が悪いなどと言いやがって。こっちがどんな思いをしているのか、わかってんのかよ!?」


「オイ、アイツだよ。アイツが“ママー、助けてえ~~”とテメエのママに泣きついて、バカな母親がセンコウにチクりやがったんだよ。腰抜けめ。ナッ?アイツは男のくせにだらしないだろ?ハハハ~~」



「いや、そんなことはない!ちゃんと反省していた!」と仰る担任もいらっしゃるかもしれません。


ですが、ちょっと考えてみればお分かりになると思いますが、


担任に言われたぐらいで素直に謝り、意地悪やイジメを止めるような生徒が、そもそも担任から咎められるような意地悪やイジメをするでしょうか?


上記致しましたように、幼稚園児や小学校低学年の子供たちならともかく、小学校高学年や、特に中学生や高校生が担任のそのような言葉を素直に聴くと思いますか?


よほど熟練した教師ならともかく、ほとんどの場合は、担任の前では子供たちは素直に「ハイ」としおらしく頭をさげて、「ゴメンね」と謝りますが、内心は

「このヤロウ…後で見てろよ。先生にチクったことを後悔させてやるからな!!」

とこっそりと爪を研いでいるのです。


そして、実際にリベンジし、復讐をすることが非常に多いのです。


実際にリベンジされ、復讐をされる子供は、親に言う前の何倍もの酷い目に遭い、さらに

「テメエ、今度また親にチクってみろ。今度こそテメエの腕をへし折ってやるからな!!」

と、ヤクザ顔負けの恐喝を受けます。実際に、先生が見ていない廊下や部活でどつかれたり、胸ぐらを捕まれたり、わざとぶつかられたりします。


しかも、そのような事をやる子供たちは臆病で卑怯なので、一人では絶体にやりません。必ず何人かの取り巻きをつくり、集団で子供をいたぶるのです。



そのような背景があるため、そして、担任も親もまったく気づかないため、再び以前よりも深刻なイジメや嫌がらせに遭っても、子供はリベンジや復讐がもう恐くて恐くて、親にも担任にも何も言えなくなるのです。


そして、今度は「学校に行くのがイヤになる」のではなく、本当に「学校に行くのが恐くなる」のです。


“学校に行くのがイヤ”と感じている段階では、子供はまだ何とか学校に行けます。


ですが、“学校に行くのが恐い”と感じ始めますと、登校渋りとなり、学校に行けなくなってしまうのです。


“学校に行くのが恐いトラウマ”が子供の心の奥にできてしまい、子供が「学校に行こう」と思っても、「学校に行かなくちゃいけない」と思っても、子供の潜在意識の自衛本能が作動し、子供を学校に行かせないような心身の不調(頭痛、腹痛、吐き気、めまい…)を起こすためです。


子供たちが学校でイヤなことやイジメがあり、親が学校に訴えて解決したと思った後に、子供たちが学校に行けなくなることが多いのは、このような“子供たちの独特の事情”があるからなのです。


そのような、きわめて当然な現代の子供たちの心理に気づかないような教師や有識者ぶった教育者は、もっともっと子供の気持ちを理解した上で、大人の目線や世間の常識ではなく、“子供の目”物事に適切に対処していただきたいと思う次第です。



それでは、大切なお子さんが

「学校でイヤな目に遭った」

「クラスメートや部活の仲間にイジメられている」


と言った場合、あるいはそのような気配があった場合、母親どうしたらいいのでしょうか。




ケース・バイ・ケースで対応するしかないので一概に言えませんが、先ず一番大切な事は、お子さんからとことん話しを聴いてあげることです。


子供は父親にはなかなか学校であったイヤな出来事などを話そうとしませんが、母親には話したいという本能を持っています。


それは、母親は自らのうちに子供を宿し、守り、育ててきていますので、正に子供と母親は“一心同体”なのです。


大きくなっても、子供は「お母さんはきっと自分を守ってくれる!」と無意識に考えていますので、いつも「今日は学校ではどうだったの?」と子供の話しを聴いてあげる雰囲気をつくってあげることが大切ですね。


“常に子供の話を聴いてあげる雰囲気”をお母様がつくってあげることにより、イジメなどのトラブルから子供を守る事ができるのです。



担任や学校に相談するのは、最後の手段です。色々な学校での事件や出来事が示しているように、イジメなどに対してはほとんどの学校は無力同然です。(もちろん、一部例外の素晴らしい対応をされる学校もあります。)


子供を守る事ができるのは、実際には親しかいないことを私たちは肝に銘じる必要があります。


また、暴力や恐喝などがある場合は、学校のみでは対処できませんので、そのような場合は警察や弁護士に相談(暴力や恐喝をしている子供の親に対して弁護士から書面を送る)などの対処法も時には必要となります。


ただ、警察や弁護士に相談をする場合でも、子供がちゃんと母親に話しをしてくれることが大前提となります。


従いまして、やはり
“常に子供の話を聴いてあげる雰囲気”をお母様がつくってあげることが、結果的にはイジメ被害防止の最も有効な手段となります。


(了)

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