①　不登校・ひきこもりの子供のゲーム没頭・昼夜逆転はなぜ起きるのか？　適切な対処法とは？

(一部添削、再掲)

おはようございます。

今回はとてもお尋ねの多い、

登校渋り・不登校・登校拒否のお子さんの、

ゲーム没頭、昼夜逆転、スマホやタブレットをなぜすごく欲しがるのか…

などについて書かせていただきます。

次のタイトルとなります。

　 ①　子供はなぜタブレット、ゲーム機、ゲームソフトを欲しがるのか？

　 ②　ゲーム没頭、昼夜逆転を強制的に止めさせようとしても逆効果？

　 ③　ゲーム没頭、昼夜逆転の本当の理由を知って、効果的な対応をする！

　 ④　昼夜逆転するから学校にいけないのではなく、学校に行けない苦しみから昼夜逆転になる

　⑤ 子供たちのリストカット、自傷行為、摂食障害（過食症、拒食症）などの本当の理由は、親の無言の批判や非難を子供が感じている場合が多い

少しでもご参考になれば嬉しいです。

＊＊＊＊＊

①　子供はなぜタブレット、ゲーム機、ゲームソフトを欲しがるのか？

学校に行きづらくなっている

登校渋り・放課後登校・別室登校・支援教室登校のお子さん、

あるいは、

学校に行けなくなっている

登校拒否・不登校の・ひきこもり状態のお子さんが、

タブレットやスマホを買って欲しい、

と頼んできた場合、貴女ならどうされますか？

実は適切な対処法は、

当方のマニュアルに詳しく書いてありますが、

“経済的にどうしても無理がない限り、できる限り100%子供の要求を聞いてあげること”

なのです。

お子さんのご希望通り、

いえ、できればご希望以上に、

ソフトもおまけに買ってあげるなどしてあげるといいですね。

息子さんが「エッ？そんなにたくさんいいの？！」と思うほど、

何かしてあげる時は出し渋りをしないで、

徹底的に与えてあげるとより効果的です。

でも、タブレットやスマホなどを

お子さんに買い与えようとすると、

ほとんどの父親が懸念し、

猛反対をされる場合が多いですね。

もちろん、スマホやタブレット買い与えると

ゲーム漬けになるのではないか…と

すごく心配されるお母様も多いですね。

そのようなご心配やご懸念は、

実はほぼすべての母親や父親も感じていらっしゃるのです。

実際、子供たちは

タブレット・ゲーム機・新しいソフトなどを買ってもらうと、

それこそ夜を寝るのも惜しんでとことんゲームに打ち込みます。

お母様やお父様のご懸念通り、子供たちは

ゲーム没頭、ゲーム三昧、アニメ三昧になり、

さらに昼夜逆転がより徹底的になったります。

それをみて父親などは

「それ見ろ！オレが警告しただろうが！だから買うなと言っただろ！？」

と怒鳴ったり、お母様を批判することが多いですね。

それもそうでしょう。

父親も学校に行けなくなって

家に閉じこもっている子供の気持ちは

全くわかりませんので、仕方がありません。

ただ、そのようなお考えは心が深く傷ついている

子供の気持ちをまったく理解していない“素人判断”であり、

そのような批判はまったく根拠もなく、

間違ってもいますし、逆効果なのです。

なぜかと言いますと、

ゲーム機やソフトを買ってあげなくても、

新しくタブレットやスマホを買ってあげなくても、

子供たちは既存の携帯やパソコンに没頭します。

いくらお母様や父親が

「ゲーム没頭を止めて、ちゃんとした生活をしろ！」

と叱りつけても、ゲーム没頭も昼夜逆転も収まることはありません。

おやりになってみれば直ぐにわかることです。

お母様が

「本当にそうかしら…主人の言う通りじゃないんだろうか…」

と疑問を感じたり、ご心配でしたら、

先ずはご主人の仰る通りにやってご覧になれば

すぐに答えがでます。

お子さんからスマホやゲーム機を取り上げて、

「ゲームは時間を決めてやりなさい！」
「昼夜逆転だと身体に良くないから、夜はちゃんと寝て、朝はちゃんと起きなさい！」

と厳しく叱り、しつけるようトライして見てください。

恐らくそのようなお母様のご努力は3日も持たないでしょう。

そのような指示・命令・強制を無理になさると、

これまでおとなしく礼儀正しかったお子さんの暴言や

罵倒や暴力にさらされる可能性がとても高くなります。

子供たちはゲームで遊びたいからゲーム没頭するわけではなく、

夜を徹して遊びたいから昼夜逆転をするのではありません。

学校に行けないで家にひきこもっていることの

耐えがたい苦悩やつらさから心を紛らわすために

ゲームに没頭します。

夜は不安で不安で眠れず、

昼起きていると自分を責め続けてしまうから、

その結果として昼夜逆転してしまうのです。

いずれの場合も、子供の潜在意識が、

子供が自らを過剰に攻撃しないようにするために

そのようにさせているのです。

（難しい分析や理論的な説明は別の機会にします。）

＊＊＊＊＊

次回の記事は、

「ゲーム没頭、昼夜逆転を強制的に止めさせようとしても逆効果」

です。

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