造影剤のアレルギー反応を見る。
少し腫れていて、看護師さんは自分では判断できず、別のベテラン看護師さんを連れてきた。
「あー、なるほど。うん、まあこれくらいなら大丈夫大丈夫」
「そうですか?」
「うん、大丈夫大丈夫」
二人の会話に不安になる佐藤。
本当に大丈夫なんでしょうね?
「佐藤さんのご家族が来ました。待合室で待っています」
来てくれたか、妹よ。本当にすまんな……。きっと今頃説明を受けていることだろう。
「じゃ、佐藤さん、移動しますね、さっき撮影した部屋がありますよね、そこに移動してください」
注射が痛くて歩きたくないんですが! 動きたくないんですがあああ!!
いい歳した大人なので、そんなこと言えずに部屋異動。
じっと耐えてへっぴり腰で、点滴したまま移動。痛い。寝てても痛いし歩いても痛い。
今度は本当に造影剤を入れられる。てか、また注射されるのか? と思ったら、点滴を通して液を入れるらしい。
ほっ。
先生がやってきて、部屋を暗くされ、撮影が始まった。
こんな感じで
http://www.kareiouhan.com/inspect/content1/inspect_4.html
写真をバシバシ、バシバシ、バシバシ、バシバシ、バシバシ、バシバシ、バシバシ、バシバシ、バシバシ、バシバシ、バシバシ、バシバシ、バシバシ、バシバシバシバシ、バシバシ、バシバシ
目を閉じられないように瞼を押さえられ、フラッシュで撮影。これもちょっとつらい。しかもいつまで続くの、と思うくらい長かった。
「はい、お疲れ様でした、終了です。気分は悪く無いですか?」
電気を付けられ、佐藤驚愕。
世界の何もかもが、すべてショッキングピンクだった。色彩がない。
「……気分は悪く無いですが、世界がピンク色です……」
こんな感じ
「ああ、光をたくさん当てたからね」
そうなの? フラッシュ浴びすぎるとこんなにもショッキングピンクになるの? 色彩が一切ないんだけど。全部ピンクなんだけど。
「造影剤の影響で、顔や体が黄色くなるし、尿もありえない黄色になるけど、びっくりしないでね。水分をたくさんとって尿として排出してください」
待合室に戻ると、妹がいた。
「ごめんね(´・ω・`) 看護師さんから説明受けた?」
妹
「いや全然」
(; ̄▽ ̄)
妹に説明している間に、右腕がどんどん黄色くなる。
首も黄色くなってる、と妹に言われた。
そして診察室に呼ばれる。「ご家族も一緒に」
……病院で検査結果を「ご家族もご一緒に」とか、ものすごく嫌な予感がするんですが。
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