http://www.autonews.com/article/20141215/OEM03/312159961/last-minute-prius-styling-rebuff-shows-toyotas-new-focus-on-design

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次期プリウスの開発が、最終役員承認の段階にあった昨年、4月の会議では承認をもらっていたデザインが、開発部門のボス 加藤光久副社長のOKが降りず、やり直しをプリウスのチーフエンジニア豊島浩二に申し渡された。豊田章男社長は、これまでどこにもないデザインを最優先としていた。デザインのやり直しは、加藤光久副社長が命じたが、社長もおなじことを言った。

この決定によって、次期プリウスの誕生は大幅に遅れることになった。デザイン以外にも、複雑な新規テクノロジーの採用や次世代ハイブリッドシステムなど多くの技術的課題もあった。大幅に見直されたプリウスのデザインは、現在完成のレベルに達したが、当初2015年春の生産開始予定が2015年の終わりまで遅れた。

トヨタは、開発コード「690Aの新型プリウス」と、「680Aの新型プリウスプラグイン」の詳細デザインについては堅くガードしてるが、内部のエンジニアから「トヨタのデザインスタジオは、環境にうるさい理性的な顧客が感動するようなデザインを、実用的なハッチバックに導入しようとしてる」と語った。

最終的なデザイン見直しは大きな変化をもたらし、新鮮なそよ風のようなそしてインパクトあるデザインになった。プリウスとプリウスプラグインは、明確に異なるデザインを採用した。プリウスのほうが、スポーティでより若い人にターゲットしてる。プラグインは落ち着いたデザインで幅広い年齢層にアピールする。

次期プリウスは、ことしのパリモータショーで展示されたC-HRコンセプトにもっとも近いデザインだ。コンパクトクロスオーバのC-HRコンセプトは、力強いホイールアーチやアグレッシブなグリル、テーパ状のグラスなどを特徴としてるが、これらは次期プリウスハッチバックにおおきく影響してる。