シシリアンルージュ 栽培振り返り | 背番号8番の農場風景

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農場の写真を写したり写さなかったり。

美肌成分「リコピン」、「プロリン」が豊富で、美味しさの基本である「グルタミン酸」が豊富な「シシリアンルージュ」の栽培記録。


前回の様子を書いたのが8月頭でしたが、ずいぶんと間が空いてしましました。初めて体験したトマト作りもほぼ今シーズンの収穫を終えようとしています。

この写真は9月中ごろのものです。

葉がずいぶん枯れてしまいました。ただ、日光の当たりにくい部分等の枯れが多かったので、老化によるものではなく、今になって思えば、施肥不足の影響だと思われます。


枯れている部分あり、伸びすぎている部分ありで管理が甘くバランスが悪かったことは間違いありません。




【今年の振り返り】

初期誘引が甘かったため、曲がってしまったものや、いったん誘引はしたが垂れて曲がったものがあり、全体として木の高さが揃わなかったことはあるかと思います。また、第二花房より下を芽かきするということだったが、勘違いをしてその上まで芽かきしたことも収穫が遅れた、減収に影響しているかと思います。


ソバージュ栽培が手がかからないといっても、マイカ線による引き上げと細かい誘引は常に行わないときれいな形にはならない。しかも、遅れた状態で無理やりやると花房を痛めたり茎が折れたりするので、もったいなかったと思う。


追肥が遅かったのは、正直木の状態を見てもタイミングがつかめなかったということが大きいのだが、木の生育が悪くなってきたところで騒いでも時すでに遅しということで、少し早いくらいで細かく動く必要を痛感した。


8月頭くらいからの長雨によりずいぶん裂果によるロスを体験しました。また、木の状態が弱っていたところということもあり、収量的にも、木の生育としても大きくダメージを受けました。


9月に入ってからは日照もあり追肥の効果も出てきてか、樹勢は若干盛り返した感はありますが、安定したころにはもう今シーズンも終わりということとなってしましました。烈果だけでなく、玉太りが安定していないのは、天候ではなく施肥管理に問題があるでしょうか? 


10月に入ってからは、枯れている株も増えもう終了といった感じです。ただ、実の色づきは遅くはなってきたものの、ぼちぼち収穫できる感じです。木の余力で取れるだけとって終わりにしようと思います。今は若干味が薄いかなとも思いますが、糖度としては6度程度、まれに8度ぐらいまで上がっているものもあるといった感じでしょうか。糖度を測るということを、もっと早くやっていればよかったと、シーズンが終わるところで気がつきましたが時既に遅しということで。