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「無名の人生」 その10 渡辺 京二

2018年02月16日 00時17分46秒 | 生活信条
 「無名の人生」 その10 渡辺 京二  文春新書 2014年

 2、人生は甘くない 

 男と女はちがう その2 P-63

 ただ、この世の中には料簡の狭い男がいることも間違いのない事実でしょう。
 ある女性医師から聞いたところでは、大学の附属病院の医局で女性がしゃしゃり出ると、それを嫌う男性の医師がけっこういるらしい。そういう男は女を愛していない。愛せないのです。私は女性が大好きだから、優秀な女性が立派な発言をし、大きな活躍をすると、嫌な気がするどころか、大いに嬉しくなるのです。

 女性に対して料簡の狭い男は、じつは同性に対しても料簡が狭い。男だから女だからではなく、そもそも人間に対して料簡が狭いのです。器が小さいのです。だから、これは人間の器量の問題であって、器の大きな男は「女のくせに」などとはけっして言わないでしょう。


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