上野動物園(東京都台東区)のジャイアントパンダの雌「シンシン」(11歳)が12日正午前、赤ちゃん1頭を出産した。
シンシンの出産は2012年7月以来、約5年ぶり。
赤ちゃんパンダのパパ~~リーリー(力力)
2005年8月16日、臥龍保護センター生まれ
体重:およそ135kg
飼育係からのひとこと
リーリーは、気の優しい大らかな性格のオス。初めて目にする物や聞き慣れない音には、神経を集中させて確認する慎重派ですが、危険がないとわかるとすぐに落ち着きを取り戻します。走り回ったり、木に登ったり、ときに活発に動き、たくましさも見せるパンダです。
赤ちゃんパンダのママ~~シンシン(真真)
2005年7月3日、臥龍保護センター生まれ
体重:およそ120kg
飼育係からのひとこと
シンシンは、怖いもの知らずの性格で、はじめての物や人でもためらわずに近づいていきます。また、リーリーとちがって、シンシンは甘いものがきらい。ただし、竹に関してはかなりの「グルメ」で、種類や質によって食べる部分をこまめに変えるこだわりの持ち主です。
今日のパンダ(休園日) - 本日上野動物園は休園日です。
— 毎日パンダ (@mainichipanda) 2017年6月12日
リーリー・シンシンの間に5年ぶりに赤ちゃんが誕生しました!
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パンダの赤ちゃん誕生 経済効果は267億円余り
東京・上野動物園のメスのジャイアントパンダ、「シンシン」が赤ちゃんを出産したことによる経済効果が、東京都内で年間267億円余りに上るという試算がまとまりました。
関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算によりますと、「シンシン」が赤ちゃんを出産したことで、上野動物園を訪れる人が増え、入園料や飲食費、それに土産物の購入などが増える「直接効果」が、東京都内で年間およそ147億円見込めるということです。
これに加えて、訪れた人たちが食事やグッズの購入などにお金を使うことで、原材料を販売したり製造したりしている企業も売り上げが増加し、こうした「一次波及効果」がおよそ75億円見込めるとしています。
さらに、上野動物園などで働く従業員やアルバイトなどの収入が増え、消費が活発化する「二次波及効果」も45億円余り見込め、全体の経済効果は267億4736万円に上ると試算しています。
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