もみさんの一日一冊遊書録( 2011年9月1日 スタート!: メメント・モリ ) ~たゆたえど沈まず~

年とともに人生はクロノロジー(年代記)からパースペクティブ(遠近法)になり、最後は一枚のピクチュア(絵)になる

5 002 半藤一利・磯田道史「勝ち上がりの条件 軍師・参謀の作法」(ポプラ新書:2014)感想5

2015年09月03日 02時16分54秒 | 一日一冊読書開始
9月2日(水): 

265ページ   所要時間 6:25    ブックオフ108円

半藤一利 84歳(1930生まれ)。半藤さん、元気過ぎ!有難いことです。
磯田道史 44歳(1970生まれ)。磯田先生もいよいよベテランの年回り。

日本史に関する知識がベースに多少必要だが、文句なしに面白い読み物になっている。博覧強記な歴史の達人同士が軽いタッチで語り合っているが、内容は幅広く、かつ深い。難を言えば、誤植が目立つ。

買ったばかりの五月の雛人形の兜の頂点に丸い穴があるのが気になっていたが、実は「八幡座」という有職故実に則った正しいデザインだと知れたのは、少しお得感を覚えた。

【目次】 第1章 軍師・参謀の役割とは何か/第2章 治世の時代に生き残る秘訣は何か/第3章 天才軍師・名参謀は動乱期にあり/第4章 一気にわかる、軍師制度の変遷/第5章 近代日本に名参謀をさがして/第6章 名参謀の資質

背表紙:乱世を生き抜いた豊臣秀吉も東郷平八郎も、黒田官兵衛と秋山真之という軍師・参謀がいなければ勝ち残れなかったであろう。天災、経済危機、圧倒的なリーダーの不在。現代という困難な時代にあってこそ、組織を生き抜いた軍師・参謀から、組織で生きざるを得ない私たちが学ぶべきことは多い。二人の歴史家が確かな目で綴った、軍師・参謀の系譜と時代を生き抜く普遍の極意。
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