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日本橋髙島屋S.C. 「C街区」の進捗状況 2018年1月23日

2018年02月04日 06時00分00秒 | 再開発・中央区


高島屋 東京店再開発計画「C街区」:工事進捗率95% 2018年1月23日
日本橋交差点前で建設工事中の高さ180メートルの高層オフィスビルと、高島屋東京店(日本橋店)の建物間に広がっている区画の再開発工事です。高島屋日本橋店を中心にA~Dの4街区にわたって展開する「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」として、現在の高島屋東京店の建物の北側の「C街区」、東側の「A街区」では現在、既存の建物群の取り壊し工事が実施されています。

※今回の記事で取り上げるのは「C街区」です。



東京都の報道発表資料から拝借した図で説明していきます。「B街区」と書かれているのが既存の高島屋東京店の建物で、この高島屋の百貨店の建物はこのまま存続されることになります。百貨店北側の「C街区」と、東側の「A街区」の再開発のための取り壊し工事が現在行われています。

~規模~
A街区:延べ面積約5,7523平方メートル、地下5階/地上26階、高さ約139メートル
B街区:延べ面積約80,600平方メートル、地下3階/地上8階、高さ約43メートル (高島屋東京店)
C街区:延べ面積約140,085平方メートル、地下5階/地上32階、高さ約175メートル
D街区:延べ面積約288平方メートル、地下1階/地上1階、高さ約4メートル

~主な用途~
A街区:事務所、エネルギーセンター、駐車場等
B街区:店舗等
C街区:店舗、事務所、駐車場等
D街区:倉庫

高島屋の建物の敷地東側の「A街区」には、高島屋新館や太陽生命ビルが建っていたのですが、現在は全て取り壊されて更地状態となっています。地上26階・地下5階建て、高さ約139メートルの高層オフィスビルが建設されます。A街区は2014年11月7日に着工しています。

「C街区」には、富士ビルや高島屋北別館、高島屋の立体駐車場などの建物が密集していたのですが、古い建物群の取り壊し工事が始まっています。国の重要文化財に指定されている高島屋東京店の敷地の北側、日本橋二丁目地区に、35階建ての複合高層ビルが建設されます。新店舗となる「新新館」と既存店舗は空中通路でつながり、既存店舗と合わせた売り場面積は約62000平方メートル(25パーセント増)となります。計画では、本館部分の空中権を利用し、新新館部分に高層ビルを建設します。 開発には、三井不動産も参加し、オフィス賃貸部分を三井不動産、商業施設部分を高島屋が運営する体制となります。B街区は2014年12月22日に着工予定となっています。

「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」の主な特徴
優れた立地特性を活かした大規模で最先端の施設計画
1.「日本橋」駅直結、「東京駅」徒歩5分の国内外からの交通利便性に優れた立地
2.区域面積:約2.6ヘクタール、延床面積計:約282,000平方メートルの大規模開発
3.世界的に著名なSkidmore, Owings & Merrill LLP (SOM)による洗練された外装デザイン
4.安心で快適な高規格オフィス空間(BCP対応、商業施設等へのスムーズなアクセス等)
  
重要文化財高島屋日本橋店を核とした賑わいの空間計画
1.高島屋日本橋店を核とした、周辺エリアと一体となった新たな賑わいの創出(商業施設、オープンテラス、展示施設、観光案内所等)
2.高島屋日本橋店の屋上を中心とした緑に囲まれたオープンテラスの整備(約6,000平方メートル)
3.周辺地区や駅をつなぐ快適な歩行者回遊空間の整備(歩行者専用道路、地下通路、駅前広場等)

防災機能の強化と環境負荷の低減
1.災害時の電力確保(72時間対応の非常用発電機等)
2.震度7クラスの地震(建築基準法で求められている地震波の1.5倍レベル)に対して構造耐力上の安全性を確認するなどの高い耐震性能
3.帰宅困難者受け入れ機能の整備
4.環境負荷低減への取組み(CASBEE「Sランク」、PAL・ERR「段階3」)













「計画断面図」
事業名称 日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業
施行者 日本橋二丁目地区市街地再開発組合
参加組合員 三井不動産株式会社、太陽生命保険株式会社、帝国繊維株式会社
所在地 東京都中央区日本橋二丁目地内
交通 東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅、都営浅草線「日本橋」駅 直結 JR線「東京」駅 徒歩5分
区域面積  約2.6ha、延床面積:約282,000㎡
設計 日本設計・プランテック設計共同企業体
外装デザイン Skidmore, Owings & Merrill LLP (SOM)
施工 A街区:株式会社大林組
    B街区:株式会社竹中工務店
    C・D街区:鹿島建設株式会社

「事業経緯および今後の予定」
2005年3月  勉強会スタート
2005年11月 「日本橋二丁目5番、6番地地区まちづくり協議会」設立
2008年4月  日本橋二丁目地区市街地再開発準備組合設立
2011年12月 都市計画決定
2013年4月  日本橋二丁目地区市街地再開発組合設立認可
2014年2月  権利変換計画認可
2014年4月  解体工事着手
2014年11月 A街区着工
2014年12月 C街区着工
2018年度   全体竣工(予定)

(追記)2017年10月10日、高島屋本館を合わせた全複合施設の名称が「日本橋髙島屋S.C.」となったと発表されました。「本館(日本橋髙島屋)」を残しながら、中央通り側の開発地区(C街区)の低層部「新館(地下1階~7階)」、2018年春に先行開業する昭和通り側の開発街区(A街区)の低層部「東館(4、5階)」に2015年に開業した「ウオッチメゾン」を加えた4館で構成されます。新館の開業時期は2018年9月が予定されています。

プレスリリース:東京都発表の報道資料 2013年4月11日
日本橋二丁目地区市街地再開発組合の設立認可について
プレスリリース:三井不動産株式会社発表の報道資料 2014年11月13日
「日本橋再生計画」第2ステージ進行 -重要文化財島屋日本橋店を核とした新たなビジネス・商業・文化拠点誕生-
「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」着工

プレスリリース:株式会社高島屋の報道資料 2017年10月10日
2018年秋 「日本橋髙島屋S.C.」誕生



国道15号線(中央通り)の「日本橋二丁目交差点」前にやってきました。南西側から「日本橋髙島屋S.C.・C街区(新館棟)」の高層オフィスビルの全景を撮影しました。




南西側から「C街区(新館棟)」の高層オフィス階部分を見上げて撮影しました。




国道15号線(中央通り)の歩道を北側へ向かって歩いていきます。「日本橋二丁目第二交差点」前から「C街区(新館棟)」の高層オフィス階部分を見上げて撮影しました。




前方に「C街区(新館棟)」の低層階部分の商業施設が見えて来ました。




南西側から「C街区(新館棟)」の低層階部分の全景を撮影しました。1~7階には高島屋日本橋店の新館が入居することになり、2018年秋に開業することになります。




日本橋二丁目第二交差点の横断歩道を渡り、「C街区(新館棟)」の再開発工事区画の敷地南側を通っている中央区道284号線前にやってきました。現在の中央区堂284号線は通行止めとなっていて、「日本橋ガレリア(仮称)」の整備工事が行われています。




中央区道284号線に整備予定の「日本橋ガレリア(仮称)」ですが、道路空には地域の象徴にもなる「大屋根」が設置され、ガレリア空間が誕生します。区道沿線は路面店舗化されて界隈性を高まることになります。




「日本橋ガレリア(仮称)」の西端部前から、「C街区(新館棟)」の敷地西側を通っている国道15号線(中央通り)の歩道部分を撮影しました。再開発工事の完成の前に、歩道部分も新しく整備され直されることになります。




場所を移動して昭和通りの歩道前にやってきました。東側から、「日本生命日本橋ビル」の建て替え工事現場前から「C街区(新館棟)」の高層オフィスビルの全景を撮影しました。




北東側から「C街区(新館棟)」の高層オフィスビルの全景を撮影しました。




「江戸橋一丁目交差点」の横断歩道を渡って、同じく日本橋高島屋S.C.の「A街区棟(東館棟)」の敷地北側の道路前にやってきました。




上記の道路を西側へ向かって歩いていくと、前方に「C街区(新館棟)」の低層階部分が見えて来ました。




南東側から「街角広場」の整備工事現場の全景を撮影しました。




南東側から「C街区(新館棟)」の高層オフィスビルの低層階部分の全景を撮影しました。地上1階部分を除いて、工事用シートがすべて取り外されていました。



東側から、「C街区(新館棟)」の敷地南側に整備されることになる「日本橋ガレリア(仮称)」の全景を撮影しました。歩行者通路の真上には巨大な屋根が設置されていますね。




南東側から「C街区(新館棟)」の高層オフィス階部分を見上げて撮影しました。




「C街区(新館棟)」の再開発工事区画の敷地の南東角の交差点前にやってきました。交差点前から「C街区(新館棟)」の敷地東側を通っている道路を撮影しました。




「日本橋ガレリア(仮称)」の整備工事現場の東端部前にやってきました。現在は、ここから国道15号線(中央通り)側へ通り抜けることは不可能となっています。




南西側から「街角広場」の整備工事現場の全景を撮影しました。




「C街区(新館棟)」の敷地東側を通っている道路を、北側へ向かって歩いていきます。




北西側から「街角広場」の整備工事現場の全景を撮影しました。




東側から、「C街区(新館棟)」の敷地北側を通っている道路の全景を撮影しました。道路北側の「住友不動産東京日本橋タワー」の敷地内にも、新たに工事用フェンスが展開していました。




北東側から「C街区(新館棟)」の低層階部分を撮影してみようと思いましたが、周囲は狭いので難しかったですね。




「C街区(新館棟)」の低層階部分(1~7階)の専門店街フロアが開業すれば、高島屋日本橋店は約17,000平方メートル余り増床されることになります。東館棟の約2,000平方メートルも合わせて、大幅な増床となりますね。




北東側から「C街区(新館棟)」の高層オフィス階部分を見上げて撮影しました。




今年の2018年秋には、日本橋エリア最大の百貨店が誕生することになります。JR東京駅から約300メートルほどの立地でもあるので、東京駅から歩いてやってくるお客さんも多くなりそうですね。




場所を少し移動して、「住友不動産東京日本橋タワー」の敷地西側に整備されている広場前にやってきました。




北西側から「C街区(新館棟)」の高層オフィス階部分を見上げて撮影しました。




国道15号線(中央通り)の歩道前から、「C街区(新館棟)」の敷地北側を通っている道路を撮影しました。




北側から、「C街区(新館棟)」の敷地西側を通っている国道15号線(中央通り)の歩道部分を撮影しました。




国道15号線(中央通り)と永代通りが交差している「日本橋交差点」前にやってきました。日本橋交差点前から「C街区(新館棟)」の高層オフィス階部分を見上げて撮影しました。




今東京で最も熱い街になりつつあるのが、ここ日本橋地区ではないでしょうか。ちょうど今から20年前の1999年(平成11年)に東急日本橋店が閉店したのが日本橋エリアのどん底だったのですが、あれから20年の歳月を経てようやく立ち直りつつあるわけですね。




「日本橋交差点」前から「C街区(新館棟)」の低層階部分の全景を撮影しました。




高島屋日本橋店の本館北側が「C街区」となっています。

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