親がボケたら読むブログ ~前頭側頭型認知症の母と短期記憶障害の父と一人娘のブログ~

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社会問題となっている認知症患者の増加。私も、両親が若年性認知症(母は前頭側頭型認知症FTD、父は軽度認知症)を一年前に発症。私の経験が誰かの役にたつなら…とブログを始めることにしました。突然発症した両親の病状とその後の経過をお伝えします。

軽度認知症の父を介護していた母がFTD(前頭側頭型認知症)を発症したのが2013年4月。若年性認知症って?どうしてなるの?家族はどう対応したらいいの?悩んだ人に読んでほしい、私の体験を全て綴ります。
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母も父もお世話になった。

何回、ここで泣いただろう。

何回、ここで笑っただろう。

何回、ここで支えられただらう。

この扉をくぐるのは最後。


この扉を、はじめて開いた日の事は忘れない。

若い母は利用者の中で完全に浮いた存在だった。

誰よりも若かった。

でも誰よりも進行が早かった。


そして次に父がお世話になった。

父もかなり若い方だ。

自分の親世代くらいの人たちとの生活。

いろいろ、あっただろうな。


退所の日を迎えた。


母は容態悪化して入院のために、

父は再婚のために、

二回の退居手続きを経験した私。

どちらも、こちらのグループホームへの感謝の気持ちは変わらない。

ありがたい、本当にありがたくて、頭が自然と下がる。

介護施設での事件をニュースで知る度に胸が痛くなる。

ニュースの事件は稀なケースではないと思う。氷山の一角に過ぎない。

母と父がお世話になった施設が素晴らしかったのだ、と痛感する。

私もいらいろ下見や見学に行ったし、驚く光景も目にした。

だからニュースの内容にはさほど驚かない。

ただ、ただ、施設スタッフの方々へ「感謝の気持ち」が込み上げてくる。

スタッフの方は全員が本当にすばらしかった。言葉に尽くせないほどの感謝。

若年性認知症になった母は旅立った。

その母より先にボケていた父は、新生活を幸せに過ごしている。

そして驚くことに父はもうボケていない。

人生、何が起こるか分からない。



父の退居の日。

私はこのグループホームの扉の前で感慨にふけっている。





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娘がまだ小さく、母も健在だった頃。

幼い子供に叱りつける私に母はよく言ったもんです。

「あんた、子供の叱りかたも知らないの?
そんなにガミガミ言っても逆効果でしょ!?
ママはあんたを育てる時は感情的にならず女優になったもんよっ!!」

とガミガミ言われました。

そして、ボケた母と接する時は、自分に女優だと言い聞かせた日々。

目をそらしたくても、そらさない。
泣きたくても、泣かない。
母の前では、私は女優。

そして、母は逝き、

娘は小学生となり、

塾の先生は言う、

「お母さまは家では女優になってくださいね~」と。

…なれるかっ!!!

女優業も大変です。



今日もお読みくださり、ありがとうございましたハート





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知らんかったー

ほんまに知らんかったー

ケアマネ協会があるってグループホームの職員さんに教えてもらうまで、思いもつかなかった。

父がお世話になったケアマネさん。

母の異変にいちはやく気付いてくれたケアマネさん。

私が地獄の淵にいたとき、親身になって助けてくれたケアマネさん。

彼女が以前の事業所を辞めてしまい、もう連絡がつかないと諦めていた。

世間話で、「お世話になったケアマネさんと連絡がつかなくって、残念やわー」と職員さんと話していると、

「ケアマネ協会に聞いてみたら」って。


そんな手あったんやーーーーーeh!!ビックリマジで!?

聞いてみるもんやー

ゆーてみるもんやー

世間話してみるもんやー

ありがたいなぁーーー

知ってる人には何てことない情報かも知れんけど、

私には思いもつかなかった。

あれだけ探したケアマネさんと、嘘のように簡単に連絡がついて、

無事にまた父のことでお世話になることとなりました。

あーーー良かったハート

本当に私は幸せだーーーラブ




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