明日の風に吹かれて

日々の感じることを感じるままを綴っていきます。 明日が佳き日になりますように。

土用の丑って? 養殖事業者の戦略?

2016年07月30日 13時52分15秒 | つれづれ
土用の丑って?

「土用の丑」は平賀源内が打ち出したと聞いたことがあるが、先日、板前さんに聞いた話

絶滅危惧種であるニホンウナギ。
日本の河川で成魚として育ち、遥か太平洋深海で産卵し、やがて日本の河川に戻ってくる。近くだと和歌山県の日高川など。

この天然のニホンウナギは、とても水温には敏感らしくて、水温の上がる土用とかの夏場は水温の低い川底近くに生息する。

なので、土用の時期は本来天然もののウナギは最も獲れない時期だったらしく、品薄の時期だったらしい。

そこで、当時( 江戸時代?)始まっていたウナギの養殖事業者、すなわち太平洋から戻ってきた稚魚(天然シラス)を河口で捕獲し、池で成魚に育てていた事業者が、自分達の養殖ウナギを食べてもらおうと打ち出したキャンペーンが「土用の丑」だったらしい。

まあ今では食されるウナギの99%は、中国、台湾などからの輸入を含めた養殖ものだが..





絶滅が心配されるニホンウナギはその生態すら良く分かっておらず、天然親ウナギの禁漁が求められているし、天然シラスの品不足、価格高騰も続いているらしい。

完全養殖の実用化も進んでいるが、まだまだらしい。


とある店先では うな重 6200円


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