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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その90:準1以下):紬 厨 厨子(ズシ・チュウシ) 龕(ガン・ずし)

2017年07月08日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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<紬:チュウ、つむぎ、つむ(ぐ)>
(漢検2)
意味 :①つむぎ。つむぎ織り。絹織物の一つ。「絹紬」 ②つむぐ。繭や綿から糸を引き出す。「紬績
下つき:絹紬(ケンチュウ)・繭紬(ケンチュウ)

絹紬=繭紬    *絹織物の一。
絹紬<絹緞    *絹緞(ケンドン):(広辞苑)柞蚕糸を使って、地合いを絹紬より密に織った紋織物

紬績(チュウセキ):紬緝(チュウシュウ)に同じ。

紬緝(チュウシュウ):糸をつむぎ、布を織る。転じて、暦を組み立てる。紬績
 
 -参考-
  :シュウ、つむ(ぐ)、あつ(める)、とら(える)、やわ(らげる)、ひかりかがや(く)

  (漢検2:シュウ つむぐ・あつめる・とらえる・やわらげる *「ひかりかがや(く)」訓の掲載ナシ)

  (漢検2:「緝」意味①つむぐ、つなぐ  ・・・対応熟語の掲載ナシ)
  (漢検2)
   意味:①つむぐ。つなぐ。
      ②あつめる。あつまる。「緝綴(シュウテイ)」 類)集・輯(シュウ)
      ③とらえる。とりおさえる。「緝捕」
      ④やわらげる。「緝穆(シュウボク)」
      ⑤ひかる。ひかりかがやく。
  以下、「熟語の読み・一字訓読(その318)」にて掲載済み。
  <緝:シュウ、つむ(ぐ)、あつ(める)、とら(える)、やわ(らげる)、ひかりかがや(く)> 
  ・つむ(ぐ) :緝績=糸をつむぐ、
  ・あつ(める):緝綴(シュウテイ)=あつめつづる、文をつくる。
          綴緝=つづりあつめる
          編緝(=編輯、編集)=材料を集めて書物・新聞・記録などにまとめる=編纂。
          補緝(=補輯)=書物などで足りない部分を補い集める
  ・とら(える):緝捕=罪人をとらえる、また、その役人。
  ・やわ(らげる):緝穆=やわらげる、平穏に暮らさせる。他に、緝和、緝綏、撫緝、諧緝・・・
  ・ひかりかがや(く):緝煕=徳がひかりかがやく
  ・その他:緝緝=おしゃべりの声、多言のさま 「緝緝翩翩、謀、人を譖ることを欲す」(詩経・小雅・巷伯)

紬繹(チュウエキ):糸口を引き出して尋ねる。ひきだす。 *「紬」に“ひく、ひきだす、いとぐち”等の意味あり。
紬次(チュウジ):つづり合わせて秩序立てる。
紬段・紬緞(チュウダン):つむぎと緞子(ドンス)

<厨:ズ、チュウ、くりや、はこ>
(漢検2)*漢検2には“はこ”訓ナシ。
意味 :①くりや。台所。料理場。「厨房」 ②ひつ。はこ。たんす。「厨子」   
下つき:行厨(コウチュウ)・書厨(ショチュウ)・庖厨(ホウチュウ)
大見出し:厨(くりや) 厨子(ズシ) 厨芥(チュウカイ) 厨房(チュウボウ) 御厨(みくりや) 行厨(コウチュウ) 書厨(ショチュウ)

(大字源) 
 チュウ(慣用音)ズ(慣用音) ・・・チュ(漢音)ジュ(呉音)らしいが、チュ・ジュ音ともに、熟語の掲載ナシ。

 ・ほとんど、チュウ音の熟語。
 ・ズ音の熟語は、
  厨子(ズシ)だけだった・・・ただし、(やはり)「厨子(チュウシ)」というのもあった。

  厨子:🈩チュウシ:料理人。厨人。厨夫。 
     🈔ズシ:(国語)①書画・調度などを入れる二枚扉の櫃(ひつ)。②神仏の像を安置する二枚扉の堂の形をした箱。龕(ガン)。

  *料理人という意味では、他に「厨宰(チュウサイ)」もあり・・・。

  *「調度品をズシに入れる」という書き問題の場合、「厨子(ズシ)」でも「龕(ずし)」でも良いのかどうか、ちょっと調べた・・・

  (漢検2)
   厨子(ズシ):①仏像または経巻などを安置する観音開きの仏具。 ②調度品や書籍などを入れる、観音開きの扉がついた戸棚
   「龕」:意味 ①仏像などをおさめるずし(厨子)。仏壇。また、寺の塔。塔の下の部屋。
  (大字源)
   「龕(ガン)」:意味「・・・③厨子。神仏の像を安置する容器、または石室。④仏塔。また、塔の下の部屋。・・・」

  となっており、大字源の「書画・調度などを入れる二枚扉の櫃(ひつ)」という意味では、「厨子」と書くのが適当のようだ
  ・・・「龕(ずし)」と書いても〇かどうか・・・よくわからない。

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