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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その62:準1以下):初(ソ)

2017年04月10日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●初:小学…ショ、はつ、はじ(め)、はじ(めて) 中学…そ(める) 高校…うい 準1…ソ、うぶ

・表外音の“ソ”音の熟語を調べた。なお、大字源によれば、ショ(漢音)ソ(呉音)。
・いろいろと調べたが、以下の3熟語ぐらいしか発見できなかった・・・
 最初(サイショ・サイソ
 初位(ショイ・ソイ
 初夜(ショヤ・ソヤ
・いずれも「ショ」音読みもあるので、大した問題ではないと思うが、一応、調べたので、記録しておく。
・なお、漢検2は、
 「最初(サイショ)」 「初夜(ショヤ)」 ・・・“ショ”音読みのみ表記。  *「初位」は掲載ナシ。

<最初(サイショ・サイソ)> 
・大字源:掲載ナシ。
・広辞苑
 サイソ「➪解説:さいしょ」・・・(サイソの文例は枕草子)
・デジタル大辞泉
 サイショ(最初):いちばんはじめ。「物事は最初が大切だ」「最初だれかと思った」⇔最後/最終。
 サイソ (最初):(「ソ」は「ショ」の直音表記)「サイショ(最初)」に同じ。 ・・・(文例は古文・古典から2文あり。略。)
・その他国語辞書
 ネット上で調べると、ほぼ同様の内容が記載されていた。なお、“サイソ”読みの文例として、芥川龍之介や有島武夫や石川啄木の文を引用しているものもあったので、必ずしも古語(古文)というわけでもないようだ・・・。


<初位(ショイ・ソイ)>  
・大字源「ソイ」:熟語掲載あるも“ソイ”の読み表記のみ。意味説明ナシ。
・広辞苑:「ショイ」(ソイとも)律令制の最下級の位階。八位の下。大小上下の別があった。
・大辞林(第三版)
 ショイ〔「ソイ」とも〕律令制で、最下位の位階。さらに大初位上・大初位下・少初位上・少初位下の四階に分ける。
・デジタル大辞泉
 ショイ
  1 律令制で、最下位の位階。八位の下で、大初位・少初位があり、それぞれを上・下に分ける。そい。
  2 仏語。三乗の修行の最初の段階。
  (参考)デジタル大辞泉 【三乗】
   ・「乗」は乗り物の意。仏語。
     ア.衆生を悟りに導く3種の教法を乗り物にたとえたもの。すなわち、声聞乗・縁覚乗・菩薩乗。
     イ.小乗・大乗・一乗のこと。

<初夜(ショヤ・ソヤ)>
・大字源「ショヤ・ソヤ」:①第一夜 ②夕方から夜中までの時間 対)後夜 ③初更に同じ。 ④結婚の第一夜。
・広辞苑
 ショヤ:①古くは、前日の夜半からその日の朝までの称。後には夕方から夜半までの称。②六時の一。戌の刻。およそ今の午後7時から9時頃。また、その時刻に行う勤行。そや。 ⇔後夜 ③漏刻で、亥(い)の2刻から子(ね)の2刻までの称。 ④新婚夫婦が初めて寝床をともにする夜。
・大辞林(第三版)
 ショヤ:①最初の夜。特に、新婚の夫婦が迎える最初の夜。 「新婚-」 ②六時の一。夜を三分した最初の時間。ほぼ現在の午後6時から10時頃。また、その間に行う勤行。 → 中夜 ・ 後夜(ゴヤ) ③夕方から夜半まで。 ④漏刻で、亥(い)の二刻から子(ね)の二刻まで。
 ソヤ :「ショヤ(初夜)② ③ ④ 」に同じ。 「 -行ふとて法師そそけば/蜻蛉 中」
 (参考)漢検2「初夜(ショヤ)」
  ①最初の夜。特に、結婚してはじめての夜。 ②戌(いぬ)の刻。午後七時ころから九時ころ。 類)初更  対)中夜・後夜 
  ③(仏)②に行う勤行。
 (注)“ソヤ”で読める意味の範囲は、広辞苑が一番、せまそうな説明ではある・・・


*ちょっとややこしいが、
 “新婚初夜”・・・大字源は“シンコンソヤ”と読んでも良いようだ・・・多分✕になるだろう(笑) 広辞苑、大辞林、漢検も、新婚の第一夜は“ショヤ”読みだけのようだ。
 
*「後夜(ゴヤ)」かなんかの対義語で“そや”と出されたら書ける自信がなかったけど、今は大丈夫・・・って、こんなん、いくらなんでも出さないだろう(笑)
*同じく、「最後、最終、終末」なんかの対義語で“サイソ”なんて出されたら書けたかしら?「最祖」とか「最礎」とか「最楚」とか書いてしまいそう・・・ははははは・・・。

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