「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ゴリさんとスニーカーの対立が悲劇を・・・/犯人確定も、なお事件の背景に挑む長さん

2014-08-02 07:08:40 | ファミ劇日誌
本日のファミ劇・スニーカー登場編は、

第367話 54.08.10 跳べ!スニーカー (スニーカー・ゴリさん)

ゲスト:今福正雄
 江角英明 新海百合子
 椎谷建治 三浦伸 中瀬博文
 石崎洋光 古川隆 星野晃 鹿島研 北斗太郎 柿木恵至

脚本:小川英 尾西兼一
監督:櫻井一孝

東洋銀行に強盗が入り、捕まった犯人が持っていた拳銃は東南アジアの密造拳銃で、暴力団戸川組から流れたものだった。
以前ゴリさんが情報屋の源治から戸川組が大量に密造拳銃を扱っていることを聞いており、今回の事件は源治の証言を裏付けることになった。しかしゴリさんはそれだけの情報をくれた源治になぜか冷たい。さらにゴリさんは源治に好意を抱いているスニーカーに、源治と付き合うなと釘を刺した。スニーカーはどうしてもゴリさんの姿勢が理解できず、ゴリさんに反発し、忠告を無視して源治と酒を酌み交わす。翌日、源治からスニーカーにディスコ「駅馬車」で戸川組の菊池が拳銃の取引をするというタレコミがあった。
一係は現場に急行したが、菊池達がそのことに気付き、菊池を追ったスニーカーは戸川組の角田に背後から拳銃で殴られ失神してしまう。
翌日、源治が菊池に撃たれて死んでしまう・・・。

本来であればこの作品がスニーカー登場次回として放送していてもおかしくない話なのですが、番組的にもボン殉職のトラウマを継続してそれを今後に繋げようとする「意図」もあったようなので、実質的には今回がスニーカー編始動ということになるかと思います。新人VSゴリさんの図式回答がちょっと遅れてしまった感じがありました。新人教育は2年ぶりのゴリさんですが、今回はちょっとに俄かには理解できない「姿勢」を示してスニーカーの反発を貰い、源治は死んでしまい、ゴリさんも重傷を負うという、負のスパイラルが回ってしまいます。その点今回は珍しいゴリさんの失敗というのを表面化している作品ではあれども、ゴリさん自体はスニーカーの行動は理解できるため、やはり全ては自分の責任であると、このことを一生背負うことになるのですが・・・。スニーカーにしても、しばらくは先輩メンバーをあだ名では呼ばないし、ボンつながりですんなりメンバーに溶け込んだ感じがあっても、変なところで意地を張ったり、自己主張が強かったりする「スニーカーらしさ」が結構出ていて、ほほえましいです<謎
その自己主張のおかげで、ロッキーにぶん殴られるわけですが(^_^;)
太陽らしさ全開、スニーカーアクション全開でもあり、見逃せない作品です。

しかし、今福さんのこういう役は天下一品ですね。


第368話 54.08.17 事件の背景 (長さん)

ゲスト:米倉斉加年
 南風洋子 竹田かほり
 酒井昭 福岡正剛 井上三千男
 多田幸男 広田正光 皆川明男 水橋和夫 新山真弓

脚本:小川英 柏倉敏之
監督:櫻井一孝

深夜、一係に女の声で人殺しがあったと通報があり、当直の長さんが現場に駆け付けてみると、電話の女がいて、その近くの植え込みの中でサラリーマン風の男が赤い柄の果物ナイフで胸を刺されて死んでいた。
被害者・ルポライター古賀は胸の致命傷のほか16か所「めった」刺しにされており、その殺し方の異常さが一係の目を引いた。
さらに通報者である女がの長さんにデタラメの住所氏名を名乗っていたことが判り、事件が単純な殺しではないことを暗示していた。
古賀は生前、女優の水上夕子、売り出し中の作家・相馬、女性に人気のある女子大の心理学教授の松平、この3人を脅し多額の金を強請っていたことが判った。
早速3人の事件当時のアリバイを探ったが、完全にアリバイが成立した。しかし長さんはただ一人古賀との関係を認めない松平に疑惑を抱く。そんな時古賀にスナックで働いている里見リエという女がいることが判り、その女こそが第一通報者だった。リエにはもう一人、吾朗という自動車整備工の恋人がいて、同僚の話から、最近吾朗が理絵を古賀にとられて悩んでいたことも明らかになった。
そして、凶器の赤い柄の果物ナイフから吾朗の指紋が発見され、古賀殺しは吾朗の犯行と断定された。
しかし長さんは、この事件のどこかに松平が絡んでいるとみなり、捜査続行を進言した・・・・。

ボン殉職からやっと離れた感じの本作ですが、心理学を応用した「殺人」に長さんが粘りで挑みます。
米倉氏の教授役はそのものズバリな役なので、果たしていかに「殺人」を実行したのかが本作の見どころになると思います。
本来であれば、完全に犯人が判っているので、そこで捜査が終わる事件なのですが、長さんは見逃しません。

ゲストには常連さんが混じるなか、竹田かほりさんが太陽初登場。
また南風氏は#88で西山署長の妻として登場済みなのですが、この時期、西山署長役の平田昭彦さんが裏番組の『七人の刑事(新)』で警視庁捜査一課長を演じておられた為、一旦太陽を降板してリセットされた可能性があります。
(こういう、セミレギュラー的な方が、関係キャラクターが太陽では継続出演中にもかかわらず、別役で出演する例は、ゴリさんの母・まきを演じた野村昭子さんとこの南風氏のみとなります。※警察幹部などは別)
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