函館の老舗ベーカリー「キングベーク」のイートインで焼きたてパンを食べてきた。

2018年2月15日

キングベークの店内。

函館には昭和4年創業のベーカリーがあります。その名は「キングベーク」。昭和4年って1929年ですから、あともう少しで創業100年を迎える老舗のパン屋さんです。JR五稜郭駅の近くにあり、小さな頃、お店の前を通るたびにおかんが「キングベーク」と言うので伝染してしまい、わたしも脳内で「キングベークだ」と思ってしまうのです。昔は玄関フードに三角屋根で一般のお家っぽかったと思うんだけど、久しぶりに見かけたら随分と立派な店舗になっててビックリ。時代の流れを感じます。

函館の亀田本町にある老舗ベーカリーの「キングベーク」外観。

店内に入ると、通路の両脇にズラリと並べられたパン棚と冷蔵ケース。どっちを見ようか、あっちも見たいぞと視線がアチコチ迷っちゃう。

キングベークの店内。

キングベークといえば昔からあんぱんの印象が強いのですが、やっぱりありました。その名も函館キングあんぱん。

キングベークといえば、あんぱん!

食パンもいろんな種類があります。抹茶とゆずのパンとか、シナモンレーズンとか、どっちもおいしそう。この日は函館滞在最終日だったので、食パンは買えないなぁと思い次回に望みをつなげます。

菓子パンやお惣菜パン、食パンなどいろいろな商品が販売されている。

パンの他にもプリンやエクレアなどもそろっています。函館土産としてチョコレートやラスク、サブレなども販売していて、中にはさきいかにチョコレートをコーティングしたものまであって驚いた!

焼き菓子やプリンなども。

いくつかのパンをトレイに乗せ、レジまで行って初めて気が付きました。レジ上にメニューが出ている!お店の奥にはカフェスペースがあり、どうやらイートインメニューもあるようです。

キングベークのレジ前。

レジにはベーカリーカフェメニューがありました。ドリンクやスープの単品オーダーも可能だし、セットメニューもあります。朝7〜11時までは、モーニングセットがあるんですね。朝からおいしい焼きたてパンが食べられるなんて、これは嬉しい!11〜13時にはランチもあるんですが、ランチタイム後に入店したので今回は食べられませんでした。パンケーキセットも気になったけれど、レギュラーメニューからいただくことにしました。

キングベークのベーカリーカフェメニュー。

注文の品が出来上がるまでカフェスペースで待機です。テーブル席がメインで、大きなカフェテーブルもあります。こちらは平日15時くらいのお店の様子ですが、混雑しすぎず、それでいてほどよく人もいて過ごしやすかったです。

キングベークのお店奥にあるカフェスペース。

カフェスペースにはフリーWi-Fiも飛んでいるし、更にホットコーヒーのおかわりができるようです。めっちゃいいノマドスペースだわ!お腹が減ったらパンを買えばいいし、ネットも使えるし、コーヒーも飲めちゃうなんて。今回はPCを持ち込んでないのでネットの繋がりを確認できなかったけれど、今度訪れる時は回線状況を確認して追記したいと思っています。

キングベークにはフリーWi-Fiもあるし、コーヒーのおかわりもできる。

店頭で販売しているパンは、トースターで温めて食べることができます。これも嬉しいサービスですよね。それと写真にはないのですが、こども用の絵本が何冊も用意があって、ここなら子連れで訪れても安心だなと思いました。

パンをトースターで温めてイートインできる。

さあ、注文したカツサンドセット(537円+税)がやってきました。店頭で売っていた食パンがおいしそうだったこと、そして時折ムショーに食べたくなるカツサンドのムーブメントが重なってのオーダーです。注文後にカツを揚げ始めるので時間がかかると事前に案内がありました。

キングベークのカフェで食べた、カツサンドセット(537円+税)

熱々のカツサンドは、豚肉を重ねたミルフィーユタイプ。頬張ると肉汁がじゅわ〜っと溢れ出します。お肉は5枚重ねでボリュームたっぷりです。豚の肉汁で結構コッテリですが、添えられた酸味強めのピクルスでリセットしつつ完食です。食パンは6枚切りかな、二枚使っているのでお腹にしっかり溜まります。ポテトフライ、ラスク、ピクルスが添えられていて、コーヒーもセットでこの価格、かなりお得だわ。

注文が入ってから揚げるミルフィーユカツは熱々&ボリューム満点!

こちらはこの日購入して帰ったパンとか揚げ物です。実家に戻ってから食べました。

キングベークのパンを購入して帰った。

まずは名物の函館キングあんぱん(100円+税)からレポート。パンをカットすると中から覗いたのは粒あん。粒あん派のわたし的にはとっても嬉しい!十勝産の小豆を使った自家製の粒あんは、甘さ控えめで食べ飽きません。

函館キングあんぱん(100円+税)

お次は5色の豆パン(160円+税)。ただの豆パンではありません。大納言小豆、大手亡豆、対象金時、青えんどう、小豆の5種類の豆を使っている特徴があります。甘さもほどよく、見た目もカラフルで、食べてて楽しくなるようなパンでした。

キングベークの5色の豆パン(160円+税)

こちらはナッツマフィン(160円+税)です。マフィンも大好きですが、ナッツも大好きというわたしにピッタリ。生地にはくるみが混ぜられ、トップにはカシューナッツが乗せられています。これはコーヒーとピッタリな1品です。

キングベークのナッツマフィン(160円+税)

こちらは自家製メンチカツ(180円+税)です。パン屋さんの揚げ色が濃いメンチカツは、かなり肉肉しかったです。でも、クドくないんですよね。これは揚げ油がオリーブオイルを使っているからなのかな。サイズ的にも小ぶりなので、ペロッといただけました。ソースもお醤油も合いますね。

キングベークの自家製メンチカツ(180円+税)

最後はデザート的にシュークリーム(90円+税)です。昔はもっと安かったと思うのですが、それでも頑張ってる価格です。お味も甘くて懐かしい味のカスタードが詰められています。ああー、昭和を感じる昔ながらのシュークリームだわ。1個90円ですが、10個買えば800円とお得になります。

キングのシュークリーム(90円+税)

ということで、函館の老舗ベーカリー「キングベーク」を訪れました。昔からあるパン屋さんですが、お店に入ったのは初めてだと思うんです。しかも建物が新しくなっていてどこか寂しいというか、なんというか... 自分で函館を離れておいてこんなこと言うのもおこがましいのですが、でも今回訪れて販売しているパンのラインアップや価格だとか、お土産向けの商品だとか、カフェスペースでの滞在しやすさだとかを総合的に考えて、地元民として立ち寄りやすいお店だなって思いました。そりゃあ還暦を超えたおかんが女子会(女子?)をするのにもピッタリのお店だわ。老舗という昔馴染みに加え、価格・味・サービス面で滞在しやすいってのはものすごい強みですよね。

あと10年ほどで創業100年を迎えるパン屋さんですから、これからも函館の顔として頑張っていただきたいです。今度はおかんとお子サマーと共にまったり過ごしに行きたいなと思います。
終わり。

住所:〒041-0813 北海道函館市亀田本町7-8

(*・ω・)つ 北海道食べ歩き情報もどうぞー♩

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ユッキー@毎日ビール

沖縄移住10年のブロガーによる、定番グルメからローカル店まで沖縄情報。国内外の旅グルメ・ビアバーめぐりの情報も。クラフトビール歴は16年、ブログ歴12年、カーチャン歴7年。

-カフェ・喫茶店, パン屋(ベーカリー・ブーランジェリー), フリーWi-Fi, ランチ, 五稜郭, 函館市, 北海道, 都道府県別, 食べ歩き
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