んにちは。
しげです。


あなたは週に何日お休みがありますか?


大半の人は週休2日、
もっと忙しい人だと、週休1日
という人もいるかと思います。



「週休2日制」


これは、世界中で導入されている
働き方です。



実は、週休2日制は
ベストな働き方ではないのです。


学生時代から今まで
ほぼ週休2日制だったかと思います。


とてもショッキングな話ですね…



先日のGigazineに週休2日制に関する記事が
ありましたのでご紹介します。


~~~


週休2日制は非効率だという証拠


◆週5日労働制の起源


世界中で
「1週間に5日間働いて2日休む」
という週休2日制度が導入されており、


週末が近づくと
「もうすぐ休日!」
と1週間の終わりを感じるわけですが、


そもそも「1週間」という周期が
自然な周期ではないということが
The Atlanticで指摘されています。


そこで

「週4日労働制の方が効率が良くなる」

ということが、

実際に導入した企業の事例と共に
CityLabでまとめられています。


世界中で「7日間」は1つの周期として
捉えられていますが、

1991年8月に
Witold Rybczynski氏がThe Atlanticで


「自然現象は7日間ごとに生じないため、
7日周期は不自然である」


と説明しています。


1年が365日間なのは地球が太陽の周りを
1周する時間であるため、
自然な周期と捉えられていますが、


1週間が7日間であることは
人工の周期であるとのこと。


4000年前のバビロニア人は、
太陽系に7つの惑星があると信じており、
惑星の数がそのまま「7日週」の
起源となっています。


それがエジプト・ギリシャからローマ、
そして最終的にユダヤ人にまで伝わり、
各国独自の7日週が作られていきました。


また、
イエス・キリストが誕生する250年前に、
西欧でも7日週を採用したカレンダーが
発見されているとのこと。


1879年に初めて


「週末(week-end)」


という言葉がアメリカの
Notes and Queriesと呼ばれる雑誌で
使われました。


19世紀イギリスの労働者は日曜日に
飲酒・ギャンブルをして過ごしており、
労働者たちは日曜日の暴飲を癒やすため、


「聖月曜日(Saint Monday)」


を設けて仕事を休む習慣を生みだしました。


月曜日に仕事を休まれては困る工場主は、
労働者に対して月曜日の代わりに
土曜日に半休を与える、
という協定を取り決めました。


数十年後には土曜日が丸1日の休日となり、
週休2日制が誕生したとのことです。


そして1908年に
アメリカのニューイングランドで、
初めて正式に週5日労働を制定した
工場が登場し、


さまざまな曲折を経て、
週5日労働と週休2日制が誕生した、
というわけです。


◆週休2日制は非効率だという証拠


American Journal of Epidemiologyの
研究によると、


週に55時間働いた人は、
週40時間しか働かなかった人に比べて
知的作業の効率が下がってしまうことが
わかっています。


また、「Be Excellent at Anything」の
著者トニー・シュワルツ氏は、


人は休憩の後に90分間の爆発的な集中を
得ることができる、


とHarvard Business Reviewに語りました。


総合すると、


労働時間を減らして休憩を多く挟むことで
長時間働くよりも効率的に仕事ができる、

ということになります。


Googleのラリー・ペイジCEOは、
自社で実行していないものの
「週4日労働制」を推奨しており、


プロジェクト管理ツール「Basecamp」の
ジェーソン・フライドCEOは、
従業員に対して1年間の半分は


「週4日労働、週32時間」


という勤務体系を採用しています。

フライド氏は


「圧縮された労働時間の中では、
少ない時間を大切にするため、
重要なことに注目する傾向があります」


とニューヨークタイムズに話しています。


さらにUK Faculty of Public Healthが
週4日労働制は従業員の血圧を低下させ、
メンタルヘルスを改善させる効果がある、
と主張しています。


◆週4日労働制が効果的である実例


Facebookの写真共有アプリ「Slingshot」は、

週に3日間の連休制度を導入したところ、
従業員在籍率が急増した

とジェイ・ラブCEOは話しています。


これに続いてウェブデザイン&ウェブ開発
学習プラットフォームの「Treehouse」が
週4日労働制を取り入れたところ、
会社が急成長する一因となったとのこと。


◆週4日労働制度を導入するためには


世界的に週休2日制が認められているため、
ほとんどの会社は取引上の都合などから
平日を休みにすることは難しいのが実情。


そこでヒューストンのコンサルタント
であるデイビット・ステファン氏が
LinkeInで週4日労働制を取り入れるための
解決策を提案しています。


その方法とは会社を2つのチームに分割して
分業制にすること。


Aチームは月曜日~木曜日までを割り当てて、
Bチームには火曜日~金曜日を割り当てます。


この勤務シフトは毎週切り替わるため、
週末は実質的に4連休になります。


営業時間は8時~17時から7時~18時までに
変更され、1日の労働時間は10時間に
増えていますが、


勤務日の病気欠勤も取得しやすい
環境であり、全体の士気は急上昇。


従業員は


「8時間で週に5日働くより、
10時間を4日働く方が良い」


と、新しい勤務体系を
好んでいるとのことです。


~~~
(引用元:

http://gigazine.net/news/20140825-four-day-workweek/



世界のトップ企業や
クリエイティブな企業は、


週休2日制の有効性に疑問を持ち、
働き方についても試行錯誤しているのです。



世界の常識についても
思考停止せずに疑問を持ち、
改善していく。



この姿勢は私たちも見習って行くべきです。



あなたが今以上に活躍できる働き方が、
きっとあります。


働き方を変えた時のことを
想像してみてください。



もし、水曜日の午後は休みという
働き方ができたら…


・まずは水曜日までがんばろう!
 と思って仕事に取り組める
・水曜日の午後に、通院や
 リラクゼーションといった
 体のメンテナンスができる
・水曜午後は気の知れた友人と
 のんびりランチができる



もし、休みが1日増やし
週休3日制という働き方ができたら…


・短時間でより中身の濃い仕事ができそう
・週の初めから次の休みまでが短くなるので
 モチベーションを維持しやすそう
・今よりも家族や恋人と過ごせる時間が
 増えそう



仕事もプライベートも
新しい可能性が出てきますね。



生きるために働くことは必要です。


ですが、辛い思いをしながら何十年も
定年まで働くことはありません。


「昨日は23時まで仕事したよ」


とか、


「今週は土日出勤だよ」


とか、忙しい自慢をし、
心と体をすり減らしながら
働くことはありません。



今の働き方が絶対ではないのです。


ノマドワーカーやマイクロ起業など、
新しい働き方の概念が出てきています。



あなたは働き方を選ぶことができる



ということを覚えておいてください。