酒の陣2015ファイナル長陵壺中天地

2015-04-01 23:59:59 | 食べ物

新潟酒の陣から凱旋してきてから、飲みも飲んだり越後のお酒。
本日は第十五陣。オーラスにして大本命です。

長陵大吟醸壺中天地

一昨年のにいがた酒の陣2013で一升瓶の純吟生酒を買ってきて飲んで惚れ込み、長らく「長陵飲みたいなぁ」と言い続けながらも東京では全く手に入りませんで。
今年の酒の陣では長陵の生酒はなかったものの、焼き印の押してある非売品の木枡を貰うために思い切って購入しました。
スペックは度数16％、精米歩合40％の国産米を使用。お値段は4000円くらいでした。
「壺中天地」ってのはこんな意味だそうで。高橋酒造の先代が會津八一という新潟の高名な文化人に書いて頂いたんだという。俗世を忘れて壺の中でお酒を楽しもう。良いじゃないですか。
さ、ではいただきましょう！
口開けの香りは、淡い感じですね。吟醸香ッ！ってわけではないですが、確かに匂いが上がってきます。何かピアノかなにか、楽器のようなイメージが。ついに鼻で音を感じるようになったか。ホント口開けのターンは我ながらオカシイｗ
うまっ。
口当たりは淡麗。水のように入ってきて、嫌味がありません。醸造アルコール何処行ったんだろ。
そして舌の上で広がる豊かな香り。記憶の中の長陵純吟生酒はかなりスレンダーだった気がしますが、こちらはふくよかです。そして上品。華やかなんですけど、なんでかホッとするんですよね。
後味、って言葉を忘れてました。余韻はあるんですけど、引きずらないというかさばけが良いというか。このへんは秋田のお酒に良く感じた「名脇役な癖の無さ」に近い印象です。
なんでか思い出したのは、ワンピースの白ひげがシャンクスの酒を手にして「あまり上等じゃねえだろ」と言ったシーン。
上等な酒。
ひとことでまとめると実にそれです。
試しに、ビールみたいに喉で利いてみましたがムセませんでした。や、勿体ないんで二度としませんがｗ
もっと値段の高いお酒だったらいくらでもあると思うんですが、この香りのふくよかさは特徴的。磨きっぷりに笑いがこぼれる純大吟の、例えば獺祭とかとはまた違う魅力を持った吟醸香です。もしかすると純米じゃないからかもしれませんね。

あー。タケノコの春の苦味に、イクラの磯の甘味、さらに色んな貝の旨味と、楽しげな和音を奏でます。
今日はココぞと思ってオツマミ奮発して正解でした。
絵に描いたような、幸せな家飲みです。
・・・何の事はない、私にとっては「俺んち」こそが「壺中の天地」でしたｗ
そもそも故事に出てくる壺仙人も壺が自宅でしたし、ホントコレで合ってるんじゃないでしょうか。雪国美酒越長陵。壺中天地、此処に在り。

※モバマスの4/1限定ダイスゲーム面白かったです。植木鉢から生えてる相葉ちゃんが可愛かった。

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◎4/1合計　2281.359kcal　摂取アルコール量90.4ml（体重63.2kg、体脂肪率18.1％）
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○朝＊ローソン