最近すっかり化粧直しがされ、以前の様な厳かさに欠けてまるで塗り絵の様な浅ぺらな本殿になってしまいちょっとウンザリ・・・
そこでで古い写真を探し出してUPしておきます。
一の鳥居の少し先でJR奈良線の踏切があり、参道を断ち切って通勤電車が走り抜けていくチグハグサさあ否めない。
旧久世村の産土神とされ、かつて若王社(にゃくおうしゃ)、白鳥の宮(しらとりのみや)とも呼ばれたようで祭神には日本武尊(やまとたけるのみこと)を祭祀する。
創建伝承として、祭神の日本武尊はその死後、一羽の白鳥としてこの地に飛来、この地に祀られたのが当社の始まりという。
日本武尊妃の山代之玖玖麻毛理比売(やましろくくまもりひめ)は、この地の古代豪族、栗隈県主(くりくまあかだぬし)の出自とされ、栗隈氏が当社を勧請したともいう。
『万葉集』巻7-1286にある飛鳥時代の柿本人麻呂(660?-720?)は「山背の久世の社の 草な手折りそ わが時と 立ち栄ゆとも 草な手折りそ」と詠み、その創建は神代に始まる。
尚、室町時代中期に建てられた本殿は国の重要文化財にも指定されています。
撮影2006:2015