新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

1月6日 その2 緊急地震速報だった

2018-01-06 12:31:39 | コラム
エッつ、何の音:

昨5日の午前中は掛かりつけのSクリニックに年始のご挨拶ではなかった、昨年から悩まされ続けた気象病が年を越して如何なる具合であるかを診て頂きに行っていた。S先生が血圧等を測って下さった後で「どうやら無事に年末・年始(休診期間中)を切り抜けていた」と診断して下さったので一安心だった。

その一寸前に、未だ順番が来るのを待っていた11時頃のことだった。突然5~6人はいた待合室中に妙な音が響き渡ったのだった。皆が「何事か」と顔を見合わせていたところ、1人の高齢と思える女性がやおらスマートフォンを取り出して「地震の速報よ」と何事でもなかったように宣告されて、何故か皆が安心してしまった様子だった。

待っていた中で男は当方だけだった所為もあってか、皆が安心した後でスマートフォンを取り出したのも印象的だった。何を隠そう私は未だに「らくらくホン」という古き良き時代の携帯電話なので、あの場で取り出さなくて良かったのかとすら考えている次第。

不思議だと思ったことは「緊急地震速報」に誰一人として反応せず、慌てず騒がずに、悠々と順番を待っていた無関心さである。私は電話を取りだして見ることすら思いつかなかった。これでは折角の速報も何の役にも立たないと証明されたのではなかったか。S医師も診察室には携帯電話の類いを置いておられないので、気が付いておられなかったのは当然かも知れない。

実は、帰宅してあらためて「緊急地震速報」と知って携帯電話を取り出せば、矢張りメールは来ていた。その電話機も脱いでいたダウンジャケットのポケットの中に入れてあったので、受信音が鳴っても気が付かなかったのも止むを得なかったのだと勝手に解釈している。だが、あれが言わば誤りの速報で本当に良かったとは思うが、速報が当てにならないと思われたことは決して良いことではないのだ考えている。



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