新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月13日 その3 イワキFCは負けてしまった

2017-07-13 14:06:14 | コラム
J1の清水エスパルスには負けた:

12日に採り上げて褒めておいた「体格の良いラグビーの選手がサッカーをやっているような」イワキFCが、12日夜にJ1の清水エスパルスに2対0で負けてしまった。このイワキスポーツクラブは今や大人気ブランドのスポーツウエア-、”Under Armour”で有名になった株式会社ドームが運営する組織である。これでは何のことがお解りでない方には、読売巨人軍のユニフォームは昨年までドイツの有名ブランドである”Adidas”のロゴマークがついていたが、今年からUとAを組み合わせたUnder Armourのあのロゴマークに変わったと言えばお解りだろうか。

そもそもは、アメリカで大学生たちがフットボール用に開発したウエアーが大人気ブランドに成長し、慧眼にもその日本国内での販売権を獲得したのが、法政大学のフットボール部で主将を務めた安田秀一氏だった。同氏は同じ法政二高出身の盟友の今出義明氏と組んで株式会社ドームを創立したのである。安田氏が社長兼CEOで今出氏が専務取締役である。また、安田氏は母校法政大学のフットボール部の監督でもある。

安田氏はフットボール式の世界で最も近代的且つ進歩的なアメリカ式トレーニング方式を導入してイワキFCを強化しようと企画したと報じられている。私には何も法政大学のフットボール部やイワキFCの提灯を持つ義理などないが、そういう方式を導入してサッカーの強化を図っておられる点には、古き良き時代にサッカーを少しかじった者としては敬意を表したいので、敢えて採り上げた次第だ。

なお、私がこのUnder Armourに興味を惹かれたことに「アーマー」の綴りがUK式の”Armour”となっている点がある。アメリカでフットボール用に開発されたのであれば”Armor”であるべきだったのに、アメリカでは「気取っている。キザだ」と毛嫌いされるUK式にした辺りが面白かったのだ。アマチュアのイワキFCは体格と筋力を強化したまでは良かったが、J1の古豪清水には勝てなかったのは残念だっただろう。


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