新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

18日は野球とサッカー観戦で

2017-10-19 11:23:46 | コラム
ACLのチャンピオンのサッカーが終わった後では脇の下に汗が:

東浜は不出来だった:
先ずはクライマックスシリーズの野球から。如何なる仕組みになっているのか知らないが、NHKのBSはパリーグのみの中継だった。楽天対ソフトバンクの試合はそれなりに面白かったが、楽天が1回、2回と4回にホームランで3点取っただけでは逃げ切れるのかなと不安だっただけに、裏番組の日テレのサッカーの試合と交互に見るのはかなり難しい仕事だった。

正直なことを言えば「野球はどちらも贔屓でも何でもないので、試合内容と技術の評価が出来れば十分」なのだが、サッカーは相手が中国の「上海上港」とあっては、勝ってくれと真剣に応援する感情で見ていた。しかも、浦和はJリーグでは今季不振であり、その為に監督を電撃解任したばかりであれば、多少の不安があったのだ。

野球がだが、今シーズンに大飛躍を遂げて最多勝投手となったソフトバンクの東浜巨が一見好投風の不調で、ホームランを打たれてしまった3球とも「失投」の部類に入る甘い投球で、折角この3安打だけに抑えながら「俗に言う試合を作れなかった」結果に終わってしまった。これぞ勝負というもの怖さが非常によく見えた。

楽天は良く投げていた塩見を6回まで引っ張った時に、言い知れない不安を感じた。それは打順が一番の明石に始まり次が時々思い出したようにホームランを打つ今宮だったからだ。私の閃きは先ず明石が塁に出て今宮がホームランを打てば、たちまち1点差になってしまい、次に控えしは内川とキューバ人のデスパイネとなるからだ。幸いというか何というか、ホームランは走者無しでの今宮の一本で終わったので、3対1は維持できた。この辺りに私が前日取り上げた「ソフトバンクには柳田がいないのは弱い」が如実に表れたと思う。

後は楽天が投手を上手く繋ぎ、ソフトバンクも追加点を与えない継投をしたので、残すは9回裏に私は危なっかしいと未だに評価しない松井裕樹が何処までやれるかだと思っていた。と言う理由は「松井は未だに精密なコントロールで打者の欠陥を突くのではなく、言わばアメリカ式の『打つなら打って見ろ』投法の域から出ていないからだ。果たせるかな内川に打たれて1点差で、粗雑な打者のデスパイネを切り取って逃げ切れた。

言いたくないが、我が国のような枝葉末節までゆるがせにいない野球をやってくる国に来れば、南米やカリブの諸国から来る野球学の勉強が不十分な者どもは粗雑さが際立つのだ。その辺りを捉えて、南米人ばかりの雑な野球に堕したMLBを張本勲が貶すのも無理はない。

余談に近いが、楽天の中々良い中継ぎ投手の福山は、何と投手不足の感があるDeNAから移ってきて成長した選手だだった。阪神にも今シーズンに飛躍した中継ぎに桑原がいるが、彼もDeNAからの移籍組だ。他球団に売られて一念発起したのか、DeNAが彼らの素質を見抜けなかったのか知る由もないが、DeNAのコーチ陣は見る目がないのかと思わせてくれた。

汚さも戦術の内か:
サッカーは開始12分で浦和がCKから綺麗な点を取ったので、ここから先が大変だろうと思った。それは、相手が我が国に対しては対抗心をむき出しにするだろう中国人のクラブに、ブラジルの元W杯代表選手を2~3名も金に糸目を付け右図に加えていれば、かなり手強くても当然だと思ったからだ。だが、結局は浦和の主将阿部以下槙野、遠藤等が良く守り切ってピンチらしいピンチもなく1点を守り切ってくれた。

上海は確かJリーグにもいたことがあるフッキ(FULK)というブラジルの往年の大選手がいたが、中国人たちが彼を活かす切れずと言うか、周囲が彼の意図を読んだサッカーが出来ずに、徒に日本の選手に対して小汚い反則を繰り返すだけで、アナウンサーが騒ぎ立てたほどの速攻も出てこなかった。

彼らの小汚さで呆れたことがあった。それは中国人選手が倒れて身動きもしなかったのでフェアープレーを重んじる浦和が敢えて外に蹴り出して試合を止めた時のことだった。サッカー界の常識的な儀礼ではフリースロウを得た中国側がボールを浦和に返すのだが、フッキ奴はそのままボールを自軍に回して攻めてきたのだった。かかる悪知恵も時には戦略上あるのかも知れないが、反則ではないのかだから困る。

浦和がこういう手合いを相手にして上手く1対0で逃げ切ってくれれば良いと真剣に願ってみていたのだ。だが、後半の45分が過ぎたところでまさかのエキストラタイムが4分と表示されたのはビックリ。だが、粗雑なサッカーしか出来ないフッキ頼みの上海は無為に終わった。アー良かったと思った時に、脇の下の汗に気が付いた。それほど心配で熱心の応援していたのだった。



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