新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月12日 その2 兎角この世は

2017-08-12 08:05:18 | コラム
天候我に味方せず

何を隠そう、去る7月31日に軽井沢のプリンスショッピングプラザ(アウトレットのことだが)で偶然に発見した、「なるほど、こうやれば簡単にサングラスのレンズに度を付けられるのか」と感心した経済的な価格のサングラスを購入した。しかも、度を付ける加工(なのだろう)に要する時間が90分にも満たなかった。

そこまでは良かったが、今回の静養期間中にサングラスを必要とするような眩しいような快晴の日は約半日しかなかった。それだけではなくて、都内に戻ってからも一日中快晴でサングラスを必要とする日はなく、自分の記録を見ても「晴れと曇り」の日は8月3日以降2日しかなく、折角のサングラスの出番は実質的に半日の日がその2度しかなかったのだ。

私はそういう星の下に生まれたのか、何か希望を託した物を買うとそれを使用できる日が中々巡ってこないという目に遭ってきた。例えば、アメリカ出張には現地で為替差益を活かしてアメリカ製かヨーロッパ製の良質の靴を買っていたものだった。だが、アメリカに滞在していようと帰国した後でも、その新品の靴を履く天候に恵まれなかったことが多かった。天候を恨んだものだった。

シアトルはそもそも雨が多い地域にあるが、それにしても天候は意地悪だった。アメリカで靴を買っていた理由の一つは、私の職務の必要上動き回るので、テレビドラマの警察官のように靴が早く駄目になるし、それ以外ではアメリカの革製品の高い品質に依存すべきだと承知していたからだ。専門家に聞くところでは「皮を鞣す技術が違う」のだそうだし、アメリカ製の靴の出来は誠に堅牢なのである。

但し、車社会の国アメリカ(ヨーロッパも同様だと思うが)では、人は外を歩かないので雨に濡れる危険性が極めて低い。その為に、アメリカ製の靴は我々製紙業界で言う撥水性、耐水性、防水性に欠けているのだ。一方の我が国では、雨というか水に濡れても大丈夫なような加工が施されているという特徴はある。だが、革製品の国内価格は色々な規制もあって、アメリカよりも遙かに高いという不利があるのだ。こういう話は、機会があれば、後刻触れてみたいとは思う。

話が本筋から逸れてしまったが、本日も早朝には雨降りだったし、天気予報では晴れることはない模様で、サングラスの出番がまたもや遠のいた。残念だ。


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