新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

テレ朝の記者だった

2018-04-19 07:31:31 | コラム
悪い事態となった福田淳一財務省事務次官の辞任:

私は昨夜「財政研究会(財務省の記者クラブのこと)とやらの記者は何故自社の記事にしないで週刊新潮に垂れ込んだのだろうか」と書いたが、今朝になって知ったことで、セクハラを受けたという記者はテレ朝の所属だった。テレ朝の上層部は二次被害とやらを怖れてこの記者にこの案件を自社で取り扱わないと告げたので、言わば義憤にでも燃えたのだろうか、この記者が週刊新潮に持ち込んだと発表していたし、テレ朝はこれを不適切と認めた。

私はこれで事態は、英語にすれば the situation turned from bad to worse. となったように思える。マスメディアも野党も当然のように安倍総理の管理能力を云々し批判し、総理の帰国後にはまたあらためて攻勢を仕掛けるだろう。要するに、安倍内閣打倒の絶好の材料がまた一つ増えたのだから。小泉純一郎元総理は「これで安部三選の芽が薄れた」とまで公言していた。

私は非常に憂慮すべき状況だと思う。国の内外の情勢の変化への迅速な対応が絶対に必要な時期だということは何度も指摘してきた。総理はそれに対応すべく目下トランプ大統領との首脳会談にアメリカ出張中だし、会談は我が国にとって良い方向に進んでいるとも報じられている。だが、その総理の帰国を待ち受けているだろう事態は容易ではない。だが、総理は何としてもこの危機的とも言える状況を切り抜けていくしかないのだ。だが、野党とマスメディア連合はあの手この手で攻めてくるだろう。

もしも、安倍内閣が退陣とでもいう事態に立ち至れば、後継の総理大臣に誰がなろうと安倍総理が今日まで築き上げられてきた世界の多くの国の首脳との良好な外交関係、就中トランプ大統領との素晴らしい関係が一旦ご破算になってしまうのではないか。アメリカとの関係を再構築する必要に迫られるのではないか。国内の乱れたかのような情勢の立て直しも焦眉の急務だが、外交関係はある程度の年月か費やして相互の信頼を確立せねばならない。事務的な引き継ぎで達成できるとは思えないことだ。

私は極めて不快であり遺憾千万だと思うことは「マスメディアと野党連合はこのような安倍内閣が国益に直結する国の内外で確立されてきた事柄と、世界情勢が益々不安になる最中に、憲法改正を阻止しようとする行動のみに専念し、国益を全く軽んじている不当な倒閣運動ばかりに専念している態度」なのである。その時にあって、福田淳一財務省事務次官の言動がマスコミに採り上げられたことはマイナスに作用したのであり、不注意と不謹慎の誹りは免れないと思う。残念である。



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